あらすじ
人類5000年の歴史を7時間で一気読み!
一気に読むから、流れがわかり、教養になる。
暗記不要。日本史、西洋史、文化史、経済史…
全部つなげてまるごと学ぶ、新しい教科書。
入門に、学び直しに、論述テスト対策にも。
人類5000年の歴史の大きな流れが一気につかめる画期的な入門書。『哲学と宗教全史』『人類5000年史』シリーズなどの著作で知られる出口治明氏の待望の最新刊。日本史、西洋史、東洋史から、政治史、文化史、経済史まで、歴史を「ひとつなぎ」で学べる新コンセプトの世界史です。1万冊の本を読破した「現代の知の巨人」ならではの大局的な歴史観が、この一冊にぎゅっと凝縮されています。7時間で読める分量でも、歴史の要諦と本質があますところなく学べます。中高生から社会人まで、歴史の大局的な流れをつかみたい人に最適の新しい歴史の教科書です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一つ一つ個別に見るのではなく、地域関係なく流れで見ることで理解つながりもわかりやすい。ただ、一気に読んだから一気に頭から抜ける。特に印象的だったのが、ヨーロッパや中東、中国では昔から支配者が頻繁に変わっている。〇〇人という概念が、日本人について考える時とは異なるんだろうな。現地ではそれがどう残っているのか見てみたい。
Posted by ブクログ
地域別というより、人類の歴史として読めるので、本当に歴史が「繋がる」という感じを味わえる。あと温暖化、寒冷化が歴史に大きく関わっていることを知れて良かった。
Posted by ブクログ
いつかやりたいと思っていた世界史一周がこの本でできました。中高の歴史や、三国志、世界史漫画、旅行などで学んだことが徐々に繋がりました。まだ、流し読みしかできない部分が結構あったので、それぞれの部分史について理解を深めた後、もう一度読み直したい、いや何度も読み直したい本です。
Posted by ブクログ
大学受験の現役生の頃、世界史ができなくて、浪人生時に他科目へ変更した。変更は上手く行って、志望校に合格できた。しかし、世界史に対してトラウマができた。
大人になってから、トラウマ解消のために、こうして世界史との再格闘が始まった。まず、高校教科書中心に勉強したら、早くも挫折!
山崎圭一本を読んでも、教科書よりはだいぶわかりやすかったが、記憶が断片的にしか入らない。その後、集英社の漫画「世界の歴史」全20巻を読破して、なんとか立て直して、次に漫画「もし世界が1つのクラスだったら」で開眼。
あとは色々な歴史書を読んで理解を深めたが、どちらかというと、近現代史に特化していたのがネックだった。
どうしても、世界史の通史を流れで押さえたい・・・。そんなときに、出会ったのが、本書だった。
本書は、まさにそんなボクが求めていた書だったのである。この本を2~3回はまた通して読みたい。最終的には、「茂木誠の世界史Bが面白いほどわかる本」レベル、すなわち今の受験生の共通テスト並みの知識をゲットするのが夢。
本書では、「もし世界が1つのクラスだったら」以来、再度の開眼を果たした。まさに渡りに船だった。ありがとう、出口先生。
Posted by ブクログ
人類の約5千年の歴史を同時期に世界各地で何が起きていたかを取り上げる独自の手法で、縦(歴史)と横(世界)を学べる良書。これを世界史の教科書にしても良いくらい。
Posted by ブクログ
とても面白い。
世界史の面白さをギュッと一気にまとめてくれている。
自分のような世界史オンチでも大変興味深く読めた。
登場人物のセリフが関西弁なのも、フッと緊張が解けて一気に読める工夫かなと思う。
世界史の楽しさを知ってる著者だからこそ、読んでいて、もっと深く知りたいと思える人物やトピックがいろいろ出てきて楽しみが増えた。
マリアテレジアや阿部正弘、第二次世界大戦のことなど、これから更に勉強したいなと興味が持てた。
それにしても、その国の中枢にいる人物が賢いか、そうでないかで、その後の国の運命が左右されるのだなぁというのが全編を通しての感想。
日本は大丈夫か…?
Posted by ブクログ
・明治維新のグランドデザインを描いた阿部正弘
・日本の敗因は、「開国」を捨てて、「富国・強兵」だけを推進したこと
・米ソ冷戦と米中冷戦の違いは「人的交流」
・中国とアメリカは仲直りして、日本は蚊帳の外
・冷戦終結でアメリカは日本を甘やかさなくなった
・20世紀末のGDPシェアは中国・アジアが躍進
・21世紀は、暗いように見えて明るい
Posted by ブクログ
世界史の勉強は、縦軸(時系列)と横軸(同時代の世界各国の状況)がなかなか一致せず、分かったような分からなかったような…今でもスッキリしません。
Posted by ブクログ
世界史を縦(時間)と横(地域)を意識しながら、本当に大きく掴むためにザザッとまとめられた書で、全体像をフワッと理解するのにはとても良い本だと思いました。
Posted by ブクログ
紀元前から直近まで、時間の進行(縦軸)に地域の出来事を横断的(横軸)に絡めながら駆け足で駆け抜けていく。次から次へと出てくる歴史的事実につまづかないよう、読み飛ばしていく、そんな読み方が求められている。初めて出会う人物名などを気にすることなく、そのまま受け入れて読み進める、読後には爽快感がある。7時間で読める、と謳い文句があるが、時間を気にせずに歴史を浴びる。1回の通読で流れた知識は再読で沈殿していく予感がする。書かれていることを自分で調べ直したくさせるものがある。世界は繋がっている。
Posted by ブクログ
世界史初心者の私にはとても読みやすく、全体の大きな流れを掴むにはちょうど良い書籍だと感じた。
世界史を一冊にまとめた分、次々といろんなことがいろんな国や地域で起こるので、しっかり理解するには何度か読み返す必要がある。
地図などが少ないので場所を調べながら読んだこともあり、7時間では読めなかった。
Posted by ブクログ
記録が残っている人類の歴史5000年分を、タイトル通り一気におさらいするための本です。文明の起こりであるメソポタミアから現代までの過程において詳らかに記述されており、それこそ読んでいて物凄いスピード感を感じます。
出口さんの歴史に関する本は今までも何冊か読んでいますが、読むたびに新しい発見をすることができ、非常に面白いです。
・旧約聖書の「創世記」は実はバビロンでの話がもとになっていた。
・天皇号の起こりは武則天で、持統天皇も武則天がロールモデルになっていた。
・海賊のイメージが強い「バイキング」は実は海の商人であった。
・クビライはむしろ近代的、合理的に東アジアを統治した賢君であった。
また、ダイバーシティを用いた統治のコツ、中世欧州の複雑な歴史の紐解き、誰もが納得する理屈を作り上げれば外交交渉を制することができることの例示、終わらせ方や戦後のビジョンをあらかじめ描いたうえで戦争を始める例など、歴史から学ぶことができるのも出口さんの綴る歴史書の魅力の一つでしょう。
もっと詳しく触れたい人は『哲学と宗教全史』『全世界史』などもお勧めです。特に前者はまた違った視点が得られるかと思います。
Posted by ブクログ
世界史は、一つの国のみでなく、それぞれの国が関連して起きていると言う考えは面白いのですが、年表と地図が無いので理解しにくいです。
それが残念。
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一気読みすることで最大の効果が得られるのかもしれないが、仕事と育児の傍らで読むにはハードすぎた。歴史を点ではなく線、流れでみる大切さはその通りだと思った。アウトプット出来るようになったかというと、難しい。
Posted by ブクログ
氏の著作には、世界史を大局的に捉えたものが多いと思っているけど、本書はその中でもよりコンパクトにまとめたもの、らしい。そういう点では、前に読んだ同系統本もそうだった気がするけど…。ってそれはさておき、こうやって一気に読み通せるのはやっぱ良いです。教科書だと、どうしても局所的に順次細かく掘り下げていく、って記載になってしまうから、地域が変わって時代が遡ってとなると、もう世界全体の概要が追えなくなってしまうんだけど、その点本書は、あくまで世界全体から見た意義、を最優先していて分かりやすい。当然、一読で頭に残ることなんか殆どないんだけど、同系統のものも近いうちに紐解き、理解を深めていきたい。
Posted by ブクログ
人類史5,000年を7時間で一気読みというフレーズの通り、小気味よく世界史の流れが繋がりとして理解できる構成となっている。定説とされていることがサラリと覆されていたりしてるけど、理屈が通っているから納得感も高い。世界史を学んだけどいまいち頭に入らなかったことが、「あれはこういうことだったのか」と振り返って理解できる感覚が心地よい。
Posted by ブクログ
ちょっと分厚いけど、とても良い本です。人類史を気候変動と人口流動で書かれている。歴史の教科書(山川とか)は、どうしても王朝の歴史になってしまうところを、人民の活動に着眼しているところがよい。
Posted by ブクログ
⚫︎歴史は一つ
世界史は好きだが、高校の授業等では頭に入らず、興味が伸びないままに過ごしていました。書店でふとタイトルを見て、まずは一気に気軽に世界史を把握できるのではないかと購入。
歴史は一つという言葉に感動しました。
気候変動、寒冷化、温暖化、人間の食欲などに人間の行動は影響され、それが歴史となっていると感じました。今までは、政治、政策、考えの正しさなどが歴史を作ってきたと思っていましたが、決して、いや全くそうではなく、時の権力者のやりたい事や、環境の変化に対応してきただけなのではないかと思いました。
世界の流れを知り、様々な要因により、価値観や世界が変わってきており、今の社会の常識も、東日本大震災やコロナ禍により、またまた世界の流れは変わっていくのだとわかりました。
一気に世界史を読み、社会の動きの特徴、人間の動きの特徴が少しわかってきたような気がします。歴史を学ぶとはこういう意味で大切なのですね。
Posted by ブクログ
気候変動と世界史の動きを意識したことがなかったので、一つの切り口として興味深かった。
関西弁の表記やカタカナの固有名詞の表記方法に癖があり、余計なところで違和感を覚える箇所多数。色々な地域の話が次々に展開されるので、ちょっと忙しいなと思った。
Posted by ブクログ
表紙にもある通り7時間で「読む」ことは可能かもしれないが、中高の世界史の教科書では取り上げられていない単語などが頻出し読み砕くのにかなりの苦労を要する。これまでの世界史通史では飽き足らない人にはオススメである
Posted by ブクログ
2023.2nd
山川の教科書よりは読みやすいかも知れませんが、高校の時に世界史を履修してないと、初めて聞く用語のオンパレードでほとんど記憶に残らないです(TT)
近現代史(第一次大戦あたり)になってくると、日本史選択だった人でもある程度知識があるので、スイスイ読めます!
現在の世界情勢を知るうえで、歴史的な背景も勉強してみたい!という目的で読むのには良かったかな?!と思います(^^)
あ、あと7時間では絶対読めません!
Posted by ブクログ
世界史をきちんと学んでこなかった自分が、そのエッセンスを知るにはかなり良い書物だった。
現在、自分が認識している常識は、つい最近に作られたもの、ということが多いと学べた。
日本が世界史の中で重きをなすのは戦後100年足らずでしかなく、欧米が世界の中心として展開されるのも産業革命後でしかない。
大まかな流れは掴めたので、今後はもう少し詳細が書かれた本を読んでいきたい。