【感想・ネタバレ】知的生産術のレビュー

あらすじ

サービス産業が主力の現代に必要な働き方とは?

還暦でライフネット生命を創業し、現在は、スーパーグローバル大学である、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務める出口治明氏が語る、短時間でアイデアと高い成果を出す方法。

◎イノベーションは「サボりたい」という気持ちから生まれる
◎「枠」や「制約」の中で考える
◎時間の感覚を磨きたければ、腕時計は持たないほうがいい
◎「楽しい」という感情が生産性を上げる一番の起爆剤
◎組織の生産性は人材配置ですべてが決まる
◎部下を叱るときの3原則
◎無限大ではなく「無減代」で考える
◎アウトプットを続けると人の能力は格段に上がる

など、働くすべての人の知的生産性を高める具体的な方法が満載。

出口氏が言う「知的生産」とは、「自分の頭で考えて、成長すること」。
社会常識や他人の意見を鵜呑みにせず、自分の頭で考え抜くことで、イノベーションが起こり、成長・成果につながります。

長時間労働から解放され、短時間で成果を出すヒントとして、そして何より、楽しく仕事をするためのヒントとして、ぜひ、本書をお役立てください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【生産性の定義】
同じ仕事をより短時間でこなすこと
同じ時間で量をこなすこと
同じ時間で質を上げること
これらは人が成長することを意味する

【知的生産とは】
知的とは自分の頭で考えること
知的生産とは、自分の頭で考えて成長すること

【これから評価される労働】
労働時間ではなく労働生産性が評価される仕組みを構築すべき

【長時間労働の錯覚】
長時間働いた後の達成感は脳の自衛作用
疲労時に快感ホルモンが出るため、仕事をした気になるが生産性とは無関係

【学びの3原則】
人に会う・本を読む・旅をする
=人本旅のインプットがアウトプットを生む

【古典の価値】
古典はあらゆる分野の知の結晶
何百年も読まれてきたことが価値の証拠

【不要な仕事の削減】
その仕事は「何のためにやるか」を問い続けることで省略可能な作業が見えてくる
なくせないか、減らせないか、やり方を変えられないかを考える

【考えても意味がないことは考えない】
AとBで悩み続けても結論が出ないならどちらでも大差はない
コインで決めても良いレベル

【モチベーションが続かない理由】
自分の腹に落ちていないから
行動の源泉は責任感や義務感ではなく「腹落ち感」

【腹落ちさせる方法】
言語化することが重要
頭が整理できない時は書き出す・話す

【アイディアは降ってこない】
論理的に話せないのはインプット量不足が原因
仕事の不調も多くはインプット不足による

【ロールモデルの力】
なりたい人の真似が成長の起爆剤
最も刺激を受けやすいのは身近な模範

【取捨選択の原則】
いいとこ取りはありえない
何かを選ぶことは何かを捨てること
新しいものを得るには古いものを減らすことが前提

【生産性を高める最大の要素】
楽しい・面白いという感情が生産性を高める最強の起爆剤

【名言】
「いいとこ取りは、ありえない」
「何かを得るには、何かを捨てなければならない」

0
2025年07月22日

Posted by ブクログ


非常に読みやすく
かつ説得力のある方。
読んで良かった本!

第1章 日本の生産性が低い理由



長時間労働は生産性が低い

→今までは長時間働けばOKだった。
(工場モデル)
しかし、
①冷戦(地理上、ロシアや中国に近い日本がアメリカのスネをかじることを許容した)
②キャッチアップモデル(アメリカに追いつこうとすること)
③人口の増加

と言う外的条件が揃っていたからこそ。

これからは、労働時間ではなく、労働生産性で評価

人・旅・本で学ぶ


おいしい生活(教養、リテラシー、イノベーション)=
いろいろな知識を身に付ける×自分の頭で考える

☆女性が活躍しなければ、生産性が上がらない
→サービス産業に起きる購買の主体は女性
女性の活躍を妨げるのは、長時間労働を容認する労働慣習
  残業上限規制とインターバル規制を導入すれば、生産性は上がる



第二章新しいアイディアを生み出す「考える技術」


① 無限大ではなく、無減代を考える

無→仕事をなくす
減→仕事を減らす
代→使い回したり、代用したりする

これを考えて知的生産性を高める




②「なぜ」を3回繰り返す
腹落ちするまで深く考える。

新しいアイデアが生み出しやすくなる。
原動力になることも。





③「枠」や「制約」の中で考える

上限枠や規制を設けた方が時間あたりの
知的生産性が高まる


④数字、ファクト、ロジックで考える

成功体験に頼らないこと
エピソードよりもエビデンスに基づいて考えることが大切


⑤考えても仕方ない事は考えない



マイルールを設けると
①判断の省力化ができる
②気づかない時に大きな成果を得ることができる
(習慣による日々の蓄積)





第3章最小の労力で最大の成果を上げる
「インプットとアウトプットの技術」


忘れないためには思い出す訓練をすること。
記憶力は、詰め込むの、覚えるもの、入力するものではなくて、出力しないと鍛えられない



頭の中を整理する2つの方法
①人に話す
②文章に書いた人に見せる


影響力=仕事量(アウトプット) ×スピード(時間)



意思決定は早く!


☆論文を書くことが一石三鳥である理由
①原稿料が出る
②論文を書くと賢くなる
③論文が賞をとれば業界で有名になれるし、社内の評価も高くなる


人生トレードオフ


人間として幸せな生活とは、

ご飯が食べられて
温かい寝床があって
子どもを安心して産めて、
どこへでも移住できて、
上司の悪口が自由にいえること

というのが面白いと思った


第4章チームの力を引き出す
「マネジメントの技術」


☆上司にできることは
部下に対して
「今持っている能力を最大に発揮できる仕事」を
上手に与えて、
見守ることだけ

適材適所


人材配置のポイント

①部下の適性や意欲を把握する

②短所は無視して長所を伸ばす

③全員を管理職に育てる必要はない

④サボる社員がいてもいい




生産性を上げる会議の進め方

①会議室を減らす

②会議の時間を区切る

③会議の資料をペーパーレスにする

④検証可能なデータ(数字、ファクト、ロジック)を出し合う

⑤資料には先に目を通しておく


多様な人材がいるからこそ
アイデアが生まれる



第5章明るく楽しい職場をつくる「コミュニケーションの技術」


部下を叱るときの3原則

①3回褒めて、1回叱る

②1対1で叱る

③具体的に叱る



仕事のイノベーションの真髄は
「楽しい」という感情が原点

リーダーの3つの鏡

①銅の鏡(本当の鏡)
②歴史の鏡
③人の鏡
他の人を手本とする



リーダーのもっとも重要な役目は
スタッフにとって、元気で明るく、
楽しい職場をつくること



4Ps
①project
どんな仕事でも目的はある

②passion
どんな仕事でもやる気は不可欠

③peer
あらゆる仕事はチームでpeer

④play
遊び心は必要


人生で1番大切なことは「正直」であること



人脈は「つくる」ものではなく、
結果的に「できる」もの




おわりに
「プライベートを削ってでも
仕事に集中しろ」はまちがっている

1年間
1日24時間×365日=8760h
仕事に費やしている時間の割合は
8760分の2000
わずかに2〜3割

仕事以外の7〜8割は
食、寝、子育て、遊びだから、仕事はどうでもいい

3割のワーク(仕事)に集中し、
7割のライフ(人生)を充実して過ごす社員が
多ければ多いほど企業は成長していく


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2022年07月07日

Posted by ブクログ

ライフネット生命を還暦で立ち上げてから、今度は立命館大学のAPU学長になられた出口さんの本。生きていく上でとても本質的な金言が散りばめられていて、自分の努力する方向性が見えた。

「サボりたいがイノベーションを産む」「人・本・旅が知的生産性を上げる」は自分にとってはとても納得できる内容で、背中を押してもらった気持ちになった。
また、モチベーションが上がらない理由として、①好きじゃない②腹落ちしていない
この2点を挙げられていたが、多くの人が仕事に対して腹落ちせずに嫌々やっている現状を考えるとよく理解できる。
仕事でも、なぜそれをやるんですか?と質問しても課長クラスが理由や意図をわかっていないケースが多い。
役職高くても、上からの指示通りにしか動かず自分の頭で考えていない人がいかに多いのか、そしてそういう人たちが生き生きと働いていない理由はここにあったのかと、納得だった。

そういう意味では、それぞれが納得できるまで、とことん質問して、理解することが大切なのだろう。
そのためには、基礎知識が必要で本を読んだりさまざまな経験を積むことも重要になってくる。

改めて、本を毎日読む大切さを自覚した。

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2021年11月17日

Posted by ブクログ

「前例や社会常識を疑う」、「自分で考えて行動する」というこの本の中の教えは、常によい仕事をするために心に留めておきたい。

事務系の仕事は作業がルーティン化しており、生産性を上げるためにやり方を変えるという考えになかなか至らない。しかし、自分が仕事を楽しむため、社会で通用する人間になるためには、決められた仕事を効率的に進め、空いた時間で新しいモノを生み出していけるような仕事のやり方を身につけていきたいと思った。

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2021年04月04日

Posted by ブクログ

たくさん考えさせられる本。

人・本・旅

今は自営業で1番実践しやすい環境。
これも自分なりに行動してきた結果。

もっと人を惹きつける人間になるために、
この3つの要素はふんだんに日常に取り入れる。

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2020年11月10日

ネタバレ 購入済み

老人が新しい!

いわゆる精神論、根性論を語るのが高齢な経営者というイメージを、たぶん私以外の方も持たれているんじゃないかと思います。飲みニケーション、パワハラ、女性蔑視。こういうのを我慢して成長していけ! 的な精神論をよく聞くんじゃないでしょうか?
でも本書は違います。
女性の幹部割合は増やされるべきで、飲みニケーションを強いる上司は辞表を提出すべき。上司の機嫌は常によくあれ。
そんなことを言うビジネス本ってあります?(いや、あるかもしんないけど)
人生の中で仕事はどうでもいいこと。そのどうでもいいことを、いかに短時間で効率よくアウトプットできるか。その方法論が本書には書いてあります。
一般的な企業体質に馴染めない方にこそ読んでいただきたい名書だと思います。読んでて楽しかったよ。

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2020年10月17日

Posted by ブクログ

レジュメ

生産性を上げるには同じ仕事を
より短い時間でこなすこと

同じ時間でたくさんの量をこなすこと

同じ時間で仕事の質を高めること

自分の頭で考えること

知的=自分の頭で考える

自分の頭で考えて成長すること

飯風呂寝るから人本旅に切り替える

 同じような人と会わずいろいろな
本を読み似通った場所には行かない

イノベーション=知識×考える力

おいしい生活=いろいろな知識を身に付ける×自分の頭で考える

サービス産業における購買の主体は女性

女性の活躍を妨げているのは長時間労働
を容認する労働慣習

知的生産性を高めるには社会常識を疑い
根底から考える以外に道はない

考える=腹落ちるする

ワーキングマザーは知的生産性が高い

仕事と子育てを一緒にした方が生産性が上がる

他人に宣言すると自己暗示につながる

紙に書いてあったりFacebookやTwitterに
投稿すると自分の思いが言語化される

生産性を上げるにはすぐにアウトプットする

サッカーで大事なのは瞬時の決断力

人に話す
文章に書いて人に見せる

影響力=仕事量(アウトプット) ×スピード(時間)

 歴史上衰退した国は決して改革を怠っていたわけではない改革のスピードが市場(世界)のスピードより劣っていたがゆえに衰退していった

人間が1番刺激を受けやすいのはロールモデル具体的な
行動や考え方の模範になる人物を真似ること

やれば手の届く身近なロールモデルを見つける
ことが大事

自分の観察できる範囲の中で学び取りたいことが
できる人をお手本にする方が具体的

世の中の全てはトレードオフ

すなわち何かを選ぶ事は何かをすてること

人生のすべてトレードオフ

すてた場所に新しいものが入る余地が生まれる

人生を無駄にするのは
済んだことに悪口を言う
人をうらやましいと思う
人に褒められたいと思う

素人こそが最善のアイデアを出し得る
素人がチームに加わると業界の慣習や常識に
縛られない素朴な疑問が出る

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

とても納得感のある内容。合理的だが、「そうあ」は言っても」という話もおおい中、著者のすごいところは、それをそのまま実践しているところ。
読者(すなわち、自分)も実践できる可否かで、この本の真価が問われる。。とりあえず、同著者の著作を引き続き読無ことにしよう。。

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2020年09月26日

Posted by ブクログ

◯気づき
自分の働き方・生き方を考えさせられた。人生は、仕事のためだけにあるのではなく、楽しむ・幸せに、豊かになるためにある。知的生産性を向上させ、この時代を、豊かに生きていく。

TO DO
・「この仕事は何のためにやるのか」を考え、無減代
・腹落ちするまで、「なぜ」を問う
・自分ルールを作る

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2020年07月08日

Posted by ブクログ

出口さんの本を今月は4冊購入して読んでいます。
60歳でライフネット生命を立ち上げ
70歳を過ぎて、あらたに立命館アジア太平洋大学の学長に就任された
60歳を過ぎてからもさらに活躍の場を広げている方です。

出口さんがすごいのは、本人が人生で一番大事なのは「本、人、旅」と言われているだけあって
まさに知の巨人です。
読書は1年で200冊を超える読書量。とてもマネできない量です。
1日1時間は必ず読書タイムを作る。その継続が今まで10,000冊以上を読破されている
ことに繋がっているんだな、と思います。

「アウトプットの精度はインプットの量で決まる」
という言葉も出口さんが言われると納得できます。

遅読ですが、自分もコロナ禍の中でインプットに励む日々。
出口さんの本はとっても読みやすく勉強になります。

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2020年05月27日

Posted by ブクログ

この本には、余り目新しい事は書いてませんね。
でも、作者である出口先生の経験が詰まった本であり、知的生産を上げる為の知見を知ることが出来る本です。冒頭では、知的生産をあげる必要があるファクトが書いてあり、後半でそのロジックが書かれています。このファクトとロジックは出口先生が大切にされている事であり、それを出版においても実践されていませ。
感想の冒頭に目新しい事はないと書きましたが、浦を返せばそれだけ普遍的な事が大事であると言うことです。
時代が変わる中で、新しい発想やツールが出てくる昨今ですが、基本は大事です。
私のような社会人になって時間がたつ人が読んでも、思い返しが出来るのでいいですし、何よりも若い人は人生の先輩の経験を知ることが出来るので、こんな時期なので読んで勉強する事をお勧めしたいですね。

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2020年04月18日

Posted by ブクログ

廣文館新幹線口

■業務効率化の視点
?その仕事は、なくせないか?
?なくせないのなら、減らせないか?
?ほかのやり方に変えれないか
この仕事は、何のためにやるのか、を突き詰めて考えたら、省略できる作業はいくらでもあるはず

■世の中を見るための要諦は、数字、ファクト、ロジック

■腹落ちするまで考えると、自己暗示がかかる

■スケジュール管理の原則
?スケジュールを一年単位で考える
?自分のポジションを明確にする
?一元管理する
?スケジュールを公開する

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2023年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

また本当に面白い本に出会ってしまった!
サクサクよめて、書いてあることは全て身に着けたいことばかりだった。

ハッとしたのは
・インプット量が足りないとアウトプットできない
・アウトプットで記憶に結びつける

新聞: 直近の情報を得る
インターネット: ≒辞書
情報の全体像が知りたいときは本

イノベーション =知識✖️考える力
人、本、旅で人生を豊かにする
など

目次をまとめて部屋に貼りたいくらい全てのページに共感した。

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

出口さん著書2冊目。前回読んだものと、内容的にはほぼ同じか。やはり、面白い。次は、すこし目線の違う出口さん著書を読んでみよう。

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2023年03月08日

Posted by ブクログ

軽く読めてやる気が出た。出口さんの本を読むと人・本・旅を実行しようと思うのだが日常にかまけてすぐ忘れてしまう。せめて読書は続けていきたいと思った。
指示待ち人間だらけの大企業の中でこの精神を保っているのに勤め続けられた出口さんはすごい。

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2022年06月29日

Posted by ブクログ

ライフワークバランスが叫ばれている昨今において大事な考え方と仕事の方法が記載されています。

仕事を楽にこなす→今の仕事をより効率よくこなす→生産性が上がる といったように動悸は楽をしたい、サボりたいといったものでOK

・よいアウトプトをするには人・本・旅が大切

▼知的生産性をあげるには
・無減
・なぜを3回繰り返す
・枠や制約の中で考える
・数字ファクトロジックで考える
・考えても仕方ないことは考えない

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2022年04月10日

Posted by ブクログ

やっぱり出口さんの考え方はとても波長が合う。
良い意味での割り切りというか、たくさん考えた結果ものすごくシンプルに世の中を抽象化し、分かりやすい指針を与えてくれる。
アウトプットと多様性がキーワードかな。

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2022年04月07日

Posted by ブクログ

・日本の3/4がサービス産業であり、サービス産業的労働への転換が必要
・製造業的労働からサービス産業的労働への転換
・色々な、人・本・旅によるインプットを行う
・数字、ファクト、ロジックを元にゼロペースで考える

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2022年04月03日

Posted by ブクログ

この方と一緒に仕事をしたいなと思わせてくれる本作品だった。総管理職化ではなく、それぞれが自分の出来る仕事をやるのはとても大切なことだと個人的にも思う。

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2022年03月24日

Posted by ブクログ

工場モデルからサービス産業モデルへの移行というたとえはわかりやすかった。
10x思考法にも通じる物もあった。
でもやっぱり、行動あるのみ。自分は、いっぺん自分の壁を壊す必要があるなと。

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

イノベーションはサボりたいと言う気持ちから生まれる
・椎名悦三郎(政治家)
省事(しょうじ)
→物事を処理するには、些細で煩雑なことは切り捨てて、本質的なものを簡単明快につかむのがよい。本質でない小さなものに心を奪われると目が眩んで大切なものを逃してしまう
→自分を怠け者だと言っていた
→→★この考えはビジネスで大事。一番簡単にやるには、と言う視点を常に持つ

■知的生産とは
自分の頭で考えて、成長すること
→自分の想像や自分の力量を超える仕事を任された時、今までと同じやり方考え方では今までと同じ結果しか出ない

■背景
超高齢化社会
→みんなで貧しくなるか
→一人一人の生産性を上げるか
どちらかしかない。

日本の労働生産性は低い
→ヨーロッパは一ヶ月バケーションがあり、日本より生産性が高い

日本の働き方はいまだに戦後の工場モデル
→製造業(工場)では365日24時間稼働が究極の生産性の高い働き方だった
→男性は、飯、風呂、寝る、で、女性は専業主婦

ただし、今はGDPの四分の三がサービス業
→労働時間ではなく、成果を評価すべき
→生産性を上げるべき

日本が戦後高い経済成長率だったのは3つの理由
1.冷戦
→日本は化石燃料、鉄鉱石、ゴムの資源をいずれも産出しないが、製造業を中心に成長した
→繊維、鉄鉱、自動車、半導体とアメリカというお父さんのすねをかじり尽くしたため
→でもアメリカは許した→冷戦で地政学上欠かせなかったため
2.キャッチアップモデル
3.人口の増加

■長時間労働を続けると、生産性は落ちる

脳をフル回転させる労働は、人間の脳のメカニズム上、「1日2時間」、休憩を挟んで、「1日3回」が限度
→ハリウッド映画も2時間

■学ぶための3つの方法
人に出会う
本を読む
旅をする(現場に出る)

島崎藤村
「人の世に三智がある。
・学んで得る智
・人と交わって得る智
・みづからの体験によって得る智力 がそれである」


→会いたいと思った人には、すぐ会いに行く
→食事やお酒に誘われたら、原則、断らない
→10人以上集めてもらったら、可能な限り、何処へでも話に行く

多様な脳が集まれば、集まるほど、アイデアが生まれやすくなる。
自分とは異質な脳を持つ人に出会うことが大切。
★Oさんはすごい、ああいう人がいるとブレイクスルーが起きる


→どんなジャンルの本も読む
→判断基準は面白いかどうかだけ


→身を以て体験すると、理解のレベルがぐんと上がります
仙巌園のベンチに座ったらお尻が真っ黒になった→→桜島の灰をじっかんした

■イノベーション
既存知間の距離が遠いほど劇的なイノベーションが生まれる
という法則がある
→ラーメンと聞いて、チャーシュー、卵、メンマは、ラーメンと距離が近い
→ニンジンやムール貝は距離が遠い
→→ベジソバというイノベーティブなラーメンが誕生

■知的生産性を高める

社会常識を疑い、根底から考える以外に道はない
→他人と同じことや、昨日までの自分と同じことを考えていたら、知的生産性は横ばいのまま

・ゼロベースで考える力
・一を聞いて十を生み出せる力

・無限大では無く無減代
→無 無くせないか
→減 減らせないか
→代 代用できないか
★仕事にも大事な考え

・なぜを三回繰り返す
→誰も疑わないことでも、腹落ちするまで深く考え直してみる

・枠や制約の中で考える
→たくさんの時間を費やすより、上限枠や規制を設けた方が、時間当たりの知的生産性が上がる

・数字、ファクト、ロジックで考える
→成功体験に頼らない
→エピソードよりもエビデンスに基づき考える
数字→相互に検証可能なデータ
ファクト→データに関連する事項や過去に起こった事実のこと
ロジック→数字とファクトに基づいて実証的に理論を組み立てること


・考えても仕方がないことは考えない
→悩んでも結論が出なければ、コインやあみだくじで決める

人間は、自分が見たいものしか見ない生き物
あるいは、見たいように変換する習性がある
→森の姿を素直にみることができなければ、一本の木すらきちんと植えることは不可能

将来何が起こるかは誰にもわからない。
人間にできることは、
運(適当な時に適当な場所にいること)
と適応だけ

■モチベーション
行動の源泉になるのは、責任感や義務感以上に、腹落ち感

ルール化する
→ルールを決めたら例外は認めない
→判断の省力化ができる
出口さんルール
・どんなに疲れていても就寝前に1時間は本を読む
・毎朝新聞を3紙読む
★これは真似しよう

義務感が強すぎると、遊び心が消えてしまう
責任感が強すぎると、もっと頑張らなければと、追い込まれてしまう
→それをしなければいけない理由に納得し、腹落ちしていれば、すき、嫌い以前に一生懸命やろう

言語のようなある程度発達し、考えるツールが欲しくなった。それが言語。
コミュニケーションから始まったのではない。

アイデアが天から降ってくることはない。
自分の脳に格納されていたもの(意識していなかったもの)が何かの拍子に顕在化したというだけのこと
→宇宙や異次元からの発信を脳柄キャッチしたわけではない

仕事が思うようにいかないのは、大抵の場合、インプットの絶対量が少ない

仕事とはアウトプットすること

忘れないためには思い出す訓練をする

記憶は詰め込むもの、覚えるもの、入力するものでは無くて、出力しないと鍛えられない

インプットした情報を、自分の言葉で置き換える(自分オリジナルの辞書を作る)ようにすると、思考の軸ができるようになる

スピードこそが、極めて重要な経営資源
→意思決定のスピードを上げると、単位時間内にできることが増えていくため、生産性が上がる
→一旦結論を出す、仮決めでいい

■人生を無駄にするもの
・すんだことに愚痴を言う
→もう元には戻らない
・人を羨ましいと思う
→変身はできない
・人に褒められたいと思う
→一番難しい
→誰にでも褒めてもらおうとすれば、八方美人になってしまう。
それでは発言が時や場所によって異なることになってしまうので、結局、誰からも信用されない。

「天知る、地知る、我知る、人知る」(中国の故事)
2人の間だけの秘密でも、天地の神々が知り、自分が知り、相手が知っているから、いずれは他の知るところとなる。
→自分が本心から正しいと思うことを実践していれば、人にどう思われて時にする必要はない

■マネジメント

上司にできるのは部下に対して今持っている能力を最大に発揮できる仕事を上手に与えて見守ることだけ

マネジメントとは、人を上手に使うこと
→適材適所で人材を配置する

人材配置のポイント
1.部下の適性や意欲を把握する
→何にチャレンジしたいと思っているのか、どんなことが得意なのかを見極める
2.短所は無視して長所を伸ばす
→尖った部分は削ってはいけない
→小さい丸より、大きい三角や四角
3.全員を管理職に育てる必要はない
→職場の役職は、決して偉さを表すものでは無くて、あくまでも「機能」による役割分担
→管理職は人の管理に適した人がやればいい
→社長も会長も1つの機能
4.サボる社員がいてもいい
→2.6.2の法則
サボる人をなくしても、また、この割合に戻る
→上位2割にどんどん仕事を任せる

部下の叱る三原則
1.三回褒めて一回叱る
2.一対一で叱る
3.具体的に叱る

リーダーは3つの鏡を持たなければいけない
(中国の古典 で述べられている 三鏡)
1.銅の鏡(鏡)
→じぶんをうつすもの
→元気で明るく楽しい表情をしているか

2.歴史の鏡
→過去の教訓から学ぶ

3.人の鏡
→人を手本として、自分の行いを正す
・あなたは間違っている、と直言してくれる人を側に置く必要があります
→直言してくれる人がいなければ、自分の本当の姿を見ることはできない

一番大事なのは正直さ

「世界に真の勇気はただ1つしかない。
世界をあるがままに見ることである。
そうしてそれを愛することである。」
(ロマンロラン)
"

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2021年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ダラダラと作業するを行い無駄な残業を増やし生産性の低い仕事をしてしまうそんな人が多い世の中でどうしたら生産性をあげて行動できるようになるか詳しく書かれておりわかりやすかったです。

特に印象に残っているのが自分もそうなのですがダラダラと作業を行なってしまう人の特徴として「なぜその作業をやらなきゃいけないのか」自分の中で腹落ちしてないまま作業を行なっている点があると書かれてました。

仕事でも勉強でもモチベーションを高く維持するためには自分の中で心の底体納得した上でやることイゴール腹落ち感がとても重要なことを学ぶことができました。

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2021年12月04日

Posted by ブクログ

昭和のサラリーマンを経験しながら、団塊の世代によくある古い考え方が全く無い合理的な方だと感服した。
ライフワークバランス、この言葉こそ、私が7年前ぐらいに悩み転職したきっかけだ。出口さんの言われるように仕事の時間は全体の3割にも満たないのだから、如何に全体のバランスを考えるかが重要だ。
そのためには、人、本、旅だといわれる。また自分で腹落ちするまで考え、エビデンスを確認し、ルール化する。ここまでロジカルに自分を統制するのは難しいとは思うが、まずは実践してみる。

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2021年05月22日

Posted by ブクログ

著者の出口さんの仕事を通じて得られた、生産術について考え方、インプット・アウトプット、マネジメント、コミュニケーション等についてを 分かりやすく書かれた本です。

特に印象的に残ってるのは、以下の2つです。

生活の基本を「メシ・風呂・寝る」から「人・本・旅」に切り替える。
これは今のサービス産業時代において、斬新なアイデアやサービスを生み出すことが求められていることにある。

知的生産を上げるためには無減代(むげんだい)…その仕事を無くせないか、減らせないか、他のやり方に代えられないか。

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2021年05月19日

Posted by ブクログ

成長=生産性の向上
同じ仕事をより短い時間で
同じ時間で沢山の仕事を
同じ時間で仕事の質を
人、本、旅
無減代で考える
数字、ファクト、ロジックで考える
行動の源泉は、腹落ち感
ルールを決めて例外を作らない

◼️する事
・毎日の読書をルールにする。
・モチベが低い相手には、腹落ち感と好きな仕事を意識する。
・リーダーになった時は、上位2割への関わりを意識する

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2021年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長時間労働は二次産業、工場モデルの働き方。
仕事は無減代。無くす、減らす、代用する。
上司の思いつき(数字に基づかない)は無視して良い。
ワーキングマザーは必ず指定時刻までに仕事を終わらせる。
腹落ちすれば徹底できる。
上司の感情は、部下に筒抜け。好き嫌いがあっても部下は気にしないが、不公平感は気にする。
先のことは誰にもわからない。そのときやりたいことを全力で。
仕事はどうでもいいもの。一生のうち、仕事をしている時間は2、3割。

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2020年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書では、「知的生産性」を自分の頭で考えて成長することと定義しています。

日本の経済成長期は工場モデルで労働時間が生産力に直結していましたが、今は違う。サービス産業モデルでは、アイディアが重要。

勤勉な人よりも、デスクにほとんどいなくても、成果を出せる人の方が評価される時代に。
けれどこの意味は、コツコツ努力することを否定しているのではないと受け取りました。

効率よく成果を出すことが必要な時代だけれど、様々な経験を重ねなければ、効率的な仕事はできません。経験を積んだり、腹落ちするまで調べたり、突き詰めて考えたりするには、相応の時間を費やすことでしょう。

「最小の労力で最大の成果を上げる」
一見、楽をしたい人の言葉のように聞こえますが、実は、とても根気がいるし、努力も必要なのではないかと思いました。

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2019年12月28日

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高度成長期時代の働き方の価値観が今もなお根付いているから(我が社の上の方)、定時までに仕上げる努力や生産性を上げることへの評価について違和感があるんだと腹落ち。出口さんの本は数冊読んだことがあったので、真新しいことはなかったが、楽しめました。とにもかくにもAPUは魅力的。プロモーションとしては大成功では。

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2023年02月06日

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知的生産性を高めること 日本の今まで良しとされた道徳観に反しても本気で意識してもいいかもしれない

無減代:無くす 減らす 代わりを見つける

人生はトレードオフ 何かを得るには何かを減らす 
質の高い(影響大きい)ものを得る 低い、、小さいものと入れ替える
効率的に成果得るには アウトプットを繰り返す 習慣に変える

運が回ってきた時に備え健康維持 よく寝る

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

人間にとって、もっとも貴重な資源は時間である。しかし、時間は有限な資源であると認識している人は少ない。
残業してでも100点の仕事をするのではなく、70点の仕事でいいから、定時で終わらせる。
インパクト=アウトプット×スピードであり、人間の能力に大差はないことから、スピードを上げるしかない。

マネジメントとは、人をうまく組み合わせること。人間の能力は劇的に伸びることはなく、懸命に努力を重ねてもできないことは山ほどある。
したがって、上司がやるべきなのは育成ではなく、部下に対して能力を最大に発揮できる仕事を与えることである。

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2021年06月18日

Posted by ブクログ

自分の生き方のルールを、腹落ちするまで考えて決める。決めたら必ず守る。例外は認めない。
腹落ちしたルールは自己暗示がかかる。

アイデアが天から降ってくることはない。インプットの絶対量が少ないからアイデアが出ない。インプットを増やすのは、質の高いアウトプットを行うため。

記憶は、入力するものではなく出力するもの。アウトプットすることで定着する。=人に話す。文章に書く。

人生はトレードオフ。新しいものを得ようと思ったら何かを捨てる必要がある。

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2019年12月19日

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