【感想・ネタバレ】知的生産術のレビュー

あらすじ

サービス産業が主力の現代に必要な働き方とは?

還暦でライフネット生命を創業し、現在は、スーパーグローバル大学である、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務める出口治明氏が語る、短時間でアイデアと高い成果を出す方法。

◎イノベーションは「サボりたい」という気持ちから生まれる
◎「枠」や「制約」の中で考える
◎時間の感覚を磨きたければ、腕時計は持たないほうがいい
◎「楽しい」という感情が生産性を上げる一番の起爆剤
◎組織の生産性は人材配置ですべてが決まる
◎部下を叱るときの3原則
◎無限大ではなく「無減代」で考える
◎アウトプットを続けると人の能力は格段に上がる

など、働くすべての人の知的生産性を高める具体的な方法が満載。

出口氏が言う「知的生産」とは、「自分の頭で考えて、成長すること」。
社会常識や他人の意見を鵜呑みにせず、自分の頭で考え抜くことで、イノベーションが起こり、成長・成果につながります。

長時間労働から解放され、短時間で成果を出すヒントとして、そして何より、楽しく仕事をするためのヒントとして、ぜひ、本書をお役立てください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【生産性の定義】
同じ仕事をより短時間でこなすこと
同じ時間で量をこなすこと
同じ時間で質を上げること
これらは人が成長することを意味する

【知的生産とは】
知的とは自分の頭で考えること
知的生産とは、自分の頭で考えて成長すること

【これから評価される労働】
労働時間ではなく労働生産性が評価される仕組みを構築すべき

【長時間労働の錯覚】
長時間働いた後の達成感は脳の自衛作用
疲労時に快感ホルモンが出るため、仕事をした気になるが生産性とは無関係

【学びの3原則】
人に会う・本を読む・旅をする
=人本旅のインプットがアウトプットを生む

【古典の価値】
古典はあらゆる分野の知の結晶
何百年も読まれてきたことが価値の証拠

【不要な仕事の削減】
その仕事は「何のためにやるか」を問い続けることで省略可能な作業が見えてくる
なくせないか、減らせないか、やり方を変えられないかを考える

【考えても意味がないことは考えない】
AとBで悩み続けても結論が出ないならどちらでも大差はない
コインで決めても良いレベル

【モチベーションが続かない理由】
自分の腹に落ちていないから
行動の源泉は責任感や義務感ではなく「腹落ち感」

【腹落ちさせる方法】
言語化することが重要
頭が整理できない時は書き出す・話す

【アイディアは降ってこない】
論理的に話せないのはインプット量不足が原因
仕事の不調も多くはインプット不足による

【ロールモデルの力】
なりたい人の真似が成長の起爆剤
最も刺激を受けやすいのは身近な模範

【取捨選択の原則】
いいとこ取りはありえない
何かを選ぶことは何かを捨てること
新しいものを得るには古いものを減らすことが前提

【生産性を高める最大の要素】
楽しい・面白いという感情が生産性を高める最強の起爆剤

【名言】
「いいとこ取りは、ありえない」
「何かを得るには、何かを捨てなければならない」

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2025年07月22日

ネタバレ 購入済み

老人が新しい!

いわゆる精神論、根性論を語るのが高齢な経営者というイメージを、たぶん私以外の方も持たれているんじゃないかと思います。飲みニケーション、パワハラ、女性蔑視。こういうのを我慢して成長していけ! 的な精神論をよく聞くんじゃないでしょうか?
でも本書は違います。
女性の幹部割合は増やされるべきで、飲みニケーションを強いる上司は辞表を提出すべき。上司の機嫌は常によくあれ。
そんなことを言うビジネス本ってあります?(いや、あるかもしんないけど)
人生の中で仕事はどうでもいいこと。そのどうでもいいことを、いかに短時間で効率よくアウトプットできるか。その方法論が本書には書いてあります。
一般的な企業体質に馴染めない方にこそ読んでいただきたい名書だと思います。読んでて楽しかったよ。

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2020年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

また本当に面白い本に出会ってしまった!
サクサクよめて、書いてあることは全て身に着けたいことばかりだった。

ハッとしたのは
・インプット量が足りないとアウトプットできない
・アウトプットで記憶に結びつける

新聞: 直近の情報を得る
インターネット: ≒辞書
情報の全体像が知りたいときは本

イノベーション =知識✖️考える力
人、本、旅で人生を豊かにする
など

目次をまとめて部屋に貼りたいくらい全てのページに共感した。

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ダラダラと作業するを行い無駄な残業を増やし生産性の低い仕事をしてしまうそんな人が多い世の中でどうしたら生産性をあげて行動できるようになるか詳しく書かれておりわかりやすかったです。

特に印象に残っているのが自分もそうなのですがダラダラと作業を行なってしまう人の特徴として「なぜその作業をやらなきゃいけないのか」自分の中で腹落ちしてないまま作業を行なっている点があると書かれてました。

仕事でも勉強でもモチベーションを高く維持するためには自分の中で心の底体納得した上でやることイゴール腹落ち感がとても重要なことを学ぶことができました。

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2021年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長時間労働は二次産業、工場モデルの働き方。
仕事は無減代。無くす、減らす、代用する。
上司の思いつき(数字に基づかない)は無視して良い。
ワーキングマザーは必ず指定時刻までに仕事を終わらせる。
腹落ちすれば徹底できる。
上司の感情は、部下に筒抜け。好き嫌いがあっても部下は気にしないが、不公平感は気にする。
先のことは誰にもわからない。そのときやりたいことを全力で。
仕事はどうでもいいもの。一生のうち、仕事をしている時間は2、3割。

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2020年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書では、「知的生産性」を自分の頭で考えて成長することと定義しています。

日本の経済成長期は工場モデルで労働時間が生産力に直結していましたが、今は違う。サービス産業モデルでは、アイディアが重要。

勤勉な人よりも、デスクにほとんどいなくても、成果を出せる人の方が評価される時代に。
けれどこの意味は、コツコツ努力することを否定しているのではないと受け取りました。

効率よく成果を出すことが必要な時代だけれど、様々な経験を重ねなければ、効率的な仕事はできません。経験を積んだり、腹落ちするまで調べたり、突き詰めて考えたりするには、相応の時間を費やすことでしょう。

「最小の労力で最大の成果を上げる」
一見、楽をしたい人の言葉のように聞こえますが、実は、とても根気がいるし、努力も必要なのではないかと思いました。

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2019年12月28日

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