出口治明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
お金に関する勉強がしたいと思い、その一冊目としてこの本を読んでみた。「本当だろうか?」と思うところもありつつも、お金に関する面白い話が聞けた(読めた)。
「お金に関する不安が尽きません!どうしよう!」という悩みに対する「稼ぎ続ければええんやで」という回答。シンプルゆえに強力。フローを止めないためにはいろいろな方法があるけど、自分としてはこれがしっくりくる。
「投資とは成長が見込めるものにお金を入れること」ということで、自分も一つの資産とみなして自己投資を勧めているのもいい。
ただ世代間格差などについては、もうちょっと突っ込んでも良かったんじゃないかなという気もしなくもない。まぁ突っ込んだとこ -
-
Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ 人生最大の逆境
第1章 「初めてのマイノリティ体験」が教えてくれたこと
第2章 やりたいことがあれば、立ち直れる
第3章 「大きな目」と「小さな目」で見る
第4章 生き残りに必要なのは「運」と「適応」
第5章 逆境を生き抜いたリーダーたち
<内容>
脳出血で倒れ、右半身の麻痺と失語症になった著者。しかし、ここまでの経験と知識(多くは世界史から学ぶ)から、「やりたいこと」のために「諦めず」、できることを取捨選択し(その際には、リハビリの専門家からファクトを得て)、歩くことは捨て、失語症のリハビリに特化し、APUの学長に1年で復帰した。その過程と考え方を紹介した -
Posted by ブクログ
島根にある世界的に有名な足立美術館。先日思い立って行きました。その美術館の中にあるショップで見かけて購入しました。出口先生の本は今まで数冊読んできましたがこの本は知りませんでした。はしがきに記載ありますが、出口先生が大学に学長になられて後に島根を訪問されて、神社訪問のあとふとこの足立美術館まで足を運んで、この美術館の創立者足立全康氏の事を知り、より多くの人にその足跡を知って欲しいという動機で、この本の最終章をお書きになったそうです。生き方そのものがMBAの教科書になるというご指摘もあり、併せて「庭園日本一足立美術館をつくった男」という自伝も読みました。
-
Posted by ブクログ
著者の出口さんには直接お会いしたことはありませんが、私が心の中で勝手にメンターとさせていただいている方の一人です。
著者が実際に復帰し、APUの入学式でご挨拶されている動画も拝見しましたが、その時は嬉しくなりました。
著者の本にはなるべく拝読するようにしていました。当初は「数字・ファクト・ロジック」といったテクニカルな思考術に共感したからですが、最近はもっと人間的な、著者の思想・生き方そのものに引かれているのではないかと感じています。
脳出血で半身麻痺という逆境に陥った際の心境として「目の前の現実を受け入れ、『ではどうすればいいか』と考え、やるべきことをやる。僕がやったのはそれだけです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ出口さんの思考法の本。
信念、思考法はとても学びになる
そして、歴史に紐解いており話がとてもおもしろい
メモ
・トレードオフとは自分が本当にやりたいことを見極めること
・一旦決めたら振り返らない。ベストを尽くす
・自分の器の中にある何かを捨てるには判断を人に任せること
・意思決定のポイントは3点
歴史に学ぶこと、専門家の意見を聞くこと、リーダーとして腹を括ること
・知識を得て恐怖感を捨てることができれば、チャレンジすることは容易になる
・世界を変えるのは冒険者だけ。クーデターを起こすか、起業するか、上の世代が無くなるのを待つか
・身につける何かを捨てれば、新しい何かを発見できる
・タテヨコ -
Posted by ブクログ
史実から吸収する大局観
ファクトに基づきつつ出口治明氏の洞察を加え、数千年の歴史から現代に活きる考え方を学べる。
■概要
戦争と外交というタイトルのとおり、戦争をどう終わらせたか、どの様な決着をみたか=「条約」の経緯を深掘りしていく。戦争の終わらせ方、交渉の妥結にも理念やグランドデザインがないと厳しいという。中世ヨーロッパのキリスト教の分裂や宗教改革と三十年戦争(ウェストファリア条約)という欧州でのキリスト教が中心だが、宋の話やモンゴルの話もありまさに世界史。
■感想
1番の学びはフランス革命〜ナポレオン登場〜ウィーン体制〜諸国民の春という「ネーションステート」誕生の流れ。王政を倒すフラ