出口治明のレビュー一覧
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日清戦争で戦争は儲かると国民に思わせてしまった。
日露戦争の日本はこれ以上戦争を続けられない状態でルーズベルトに仲介を頼んで、日本の国力を考えれば120点の講和条件を得た。
ただ日本政府はメディアや国民に正しい情報を知らせず、勝った勝ったと発表していたので、賠償金が取れないとわかった世論が激昂し政府が攻撃され、さらにその恨みが仲裁をしたアメリカに向き、反米感情が芽生えた。
国民に戦況を正しく伝えなかったのがことの発端だが、そこから海軍軍縮条約からの脱退、国際連盟脱退、ノモンハン事件と進み、太平洋戦争と続く。
このパターンは国家でも企業でも個人でも同じ。傷が浅いうちに引き返せば何とかなるのに、何度か誤った選択を行うと引き返せないところに行ってしまう。
日本は過去と同じ失敗をしないと言い切れるのか、考えさせられる。
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隆盛や没落を繰り返す歴史上の国、民族、君主、都市はとても覚え切れませんが、幾つかそうかと思った記述を挙げて見ます。
氷河時代にヨーロッパは全土が氷の下で貴重な動植物が死に絶え、東に辛うじてお茶の木や蚕などの貴重な動植物が生き残り、ヨーロッパの産業革命迄東が豊かで西が貧しかったこと。
東西交易の道は、運送量の順で言えば海の道、草原の道、シルクロードの順であり、シルクロードで主に運ばれたのは人間であること。
ヨーロッパは、東の民族に騎馬軍団により蹂躙されていたが、鉄砲の発明により遊牧民の進出を阻止したこと。
少しずつでも大きな歴史の動きとその背景を理解したいと思います。 -
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ネタバレ貞観政要(じょうかんせいよう)をライフネット創業者がまとめた。
貞観政要は太宗(たいそう)が平和を気付いたリーダー論である。
気づき&学び
⚫︎リーダーの役目
明るく、楽しく、元気よく
⚫︎リーダーは理想を演じる(今、そんな感じ?)
他の人はどうなのか?すなのか?
⚫︎リーダーは器は大きくならない。
器の中身を捨てる
⚫︎何もしないのことリーダーの理想
人材配置が全て
→人材がいないときは?
⚫︎部下に間違いを指摘してもらう
⚫︎3つの鏡
銅の鏡(いい顔をしているか)
歴史の鏡(過去をてらす
人の鏡(直言をしてくれる)指摘してくれる
⚫︎言いにくい指摘は三段構え
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30前半にしてニュースを見ても、メディアが言ってることを自分でジャッジできず、情報を鵜呑みにすることしかできない自分が嫌で読みはじめた。
読む前は選挙に行くべきと思っても、その政治家の公約の利点欠点がわからず、自分がどんなトピックを重要に感じるかもわからなかった。
読んで割とすぐ自分の考えを持つことができたお題(LGBTQや少子化など)と
なかなか頭に入らず、基礎知識の段階で何度か読み直したお題(財政赤字、民主主義など)があった。
それでも読む前と比べたら少し政治家の言ってること、ニュースを聞くときのそのお題のイメージがもてるようになった。
できれば再読したい。
他にもこんな本はないかな。 -
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世界史は学生の頃に習ったきりだったけれど、ぷちぷち途切れ途切れの習い方で点と点がつながらない感じでした。こうしてキレイにまとめて書いてあって一気見すると分かりやすい。欲を言うなら年表と地図がもっと付いててくれた方がスッとアタマに入りやすかった。
昔に習った歴史と変わっていて(モンゴルの評価など)つくづく歴史は勝者の作るもの自分の見たいように語るものだと思います。今起きている事柄ですら自分の都合の良いように解釈(善意でも悪意でも)して情報発信するくらいだから昔の出来事となったら言わんや…な感じです。
100%公平な見方はおそらく誰にも出来ないと思うので色々なものを見聞きして自分なりの判断を作っていくしかないのかなと思います。
こちらの本は世界史がいい感じにサラッとまとまっててよいと思いますが、日本も世界の一部なのでもう少しでててもいいかなと思いました。 -
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ネタバレ哲学の歴史を見てみたくて、チャットGPFに相談。こちらの本を紹介された。
分厚い。本を持ち上げて読むのはきつく、机に置いたり、足の上に置いたりしている。寝ながら読むのは不向き。スピンは1本。巻はじめ、最後に年表(長い紙を織り込んである)がある。読んでいて関係が分からなくなったときに重宝した。
区切りごとに、詳しく知りたいか方への推薦本が記載されており、読んでみたくなる。
最初の方で、P15うちゅうの解明、脳の解明が書かれており、はっとした。
「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのかで書いた感想を思い出した。所詮感情は・・・以下略 -
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腰を落ち着けて自分の考えを今一度整理してみようと思うテーマが22個取り上げられています。
出版されて直ぐに買ったのですが、毎日背表紙を眺めているだけで3年半も経ってしまいました。
・日本の新型コロナウイルス対応は適切だったか
出口さんは世界的に見て日本の死者数が低い値であるから「政府の対応は概ね適切であった」と言うが、私にはそうは思えない。
本書は2020年11月の発行であるが、科学的な分析に基づいて最善の判断をしたと感じたことはない。
我慢のゴールデンウィークや勝負の3週間など、どういう状態にすることが目標なのかわからないまま自粛のお願いをされるばかりだった。
国民に丁寧に説明することがなく、陰でこそこそと物事を進める政権であったので、何もかも信頼できなかった。
何故そうするのか、もう少し判断理由をきちんと説明してくれていれば、概ね適正であったと思えるのかもしれない。
現在はafterコロナだが、実施したことに対する検証もされないのだろう。
小中高の休校要請、小さい布マスクの配布、一人10万円の配布の効果はどうだったのか?
コロナ禍に陥って、日本の国力、政治力、科学技術力、の実力が分かった。
マスクなど中国依存の高い製品は不足する。
ワクチンも作れない。
検査も不十分。
データ管理のシステムも作れない。
ここまで成り下がっていたのかと現状把握できたことは収穫だった。
・気候危機(地球温暖化)は本当に進んでいるのか
トランプ前大統領が「温暖化なんて起きていない」と言っても誰も否定できない。
地球の気象は人類の関わる諸現象の中で最も複雑なものであり、現在の科学技術力では正解が導き出せないことが問題を厄介にしている。
温暖化は「人間の活動によるCO2の増加が原因」と多くの科学者が考えているが証明されたわけではない。
だが、手遅れになってしまうのを防ぐため、因果関係が証明されるのを待たずに措置を取る「予防原則」に基づいて各国が温暖化防止対策に取り組んでいる。
「50年に一度の大雨」や「かつて経験したことのない暴風」という表現を頻繁に聞くようになったが、日本は気候危機に対する意識レベルが低いと海外から指摘される。
3.11の大地震による原発事故以来、10年間も火力発電に頼らざるを得ないとの言い訳をし続けている。
日本では目先の利益のことしか考えない経営者や政治家が多く、(最近ようやく浸透してきた)SDGsの取り組みも世界からすでに5年遅れている。
・日米安保
現在、米中や米ロの関係はさほど悪くない。
そして、中国、ロシアが日本に攻撃を仕掛ける理由もない。
北朝鮮にしても同様だ。
アメリカは旧型兵器の余剰在庫を捌くため日本に武器を買わせ続けている。
北朝鮮のミサイル攻撃や中国の台湾有事や尖閣諸島問題で国民の不安を煽り防衛予算拡張の正当化をこじつけている。
・AI
多くの仕事がAIに取って代わられる。
宿題代行のような仕事もはや商売にならない。
人間にしかできない仕事はなにか?
小学校の先生や看護師が該当するようだ。
検索すれば見つかる知識は重要でなく、答えのない問題を考える力が重要になる。
検索結果のファクトチェック能力も必要になるかな。
・少子化は問題か
中東は人口構成で若い世代が膨れ上がっている。
多子化の国では仕事にあぶれる若者が多数発生し、社会が不安定になる。
日本の少子化は、経済成長を妨げる原因なので好ましくない。
日本の少子化対策は、働き手の外国人を受け入れることだという。
・経済成長は必要なのか
出口氏はライフネット生命の創業者でもあり、資本主義にどっぷり浸かった思考回路が出来上がっている。
経済成長し続けないと社会が維持できない。というのが考え方の基本。
資本主義に代わるシステムはまだないのだから、資本主義でやっていくしかないと言い切る。
出口さんは、お金がないと悲惨な生活になるよ、お金があると幸せになれるよ。という考えに固執しすぎ。
出口さんのような資本主義信者が経済成長をどのように捉えているのかを知ることができた。
・憲法改正
憲法で禁じていた戦力を持ってしまったから、憲法違反状態。ならば憲法を変えようと言う乱暴な考えは誤り。
安倍政権の憲法改正案、9条の2は独裁的な総理の権限を認める内容で、国家権力の乱用に歯止めをかける憲法の理念の真逆だ。
本当に困っているなら変える、そうでないなら変える必要はない。
憲法については内田樹さんと同じ考えだった。
本質的には憲法を守ろうとするのが保守で、変えようとするのが革新なのだが、日本は自民が革新で、野党が保守というイデオロギーの対立と化している。
・ネット言論
匿名の言論は、責任感が希薄になって攻撃的になりクオリティが低下する。
ネットで攻撃的な書き込みをする人は1%程度で、さらにその一部の人が大量に書き込みをしている。
・民主主義
民主主義は意思決定のプロセスを検証することの積み重ねで成熟してきた。
そのためには公文書の管理と公開のルールを徹底することが重要。
民主主義がうまく機能するためには、有権者が常に関心を持っていることが必要。
国民が関心を失ったとたん政府は腐敗する。
これは今の日本に当てはまっている。
国民が政治に無関心なので、公文書の扱いが杜撰でも許されている。
日本は民主主義が機能しない国になりつつある。 -
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宗教から哲学に続く思想の変遷がよく理解できる。
「世界はどのように出来たのか」、「人はなぜ生きるのか・どう生きるべきか」といった非常に抽象的な問いに対して、前近代では、「神」を使って説明し、近代からは人間の理性で説明しようとした。この説明手法の違いが宗教と哲学の違いで、どちらも向き合った問いは同じということなのかなと感じた。
また、この向き合った問いに対して、「神」「絶対精神」「唯物史観」といった、絶対的・本質的な答えを宗教や哲学が示してきたものの、最後は、「絶対的・本質的な答えなんてない」という構造主義の結論に至ったのは、その通りかもしれないと思いつつも、少し寂しい気がした。 -
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ネタバレ
最後は「とにかく若い世代は選挙に行くのが肝要」とのメッセージだった。
外国人留学生についての箇所が学びが多かった。 「留学生の受け入れには外貨を稼ぐ側面がある。アメリカでは、留学生がアメリカの大学、衣食住で1人につき年間1000万円使ってる。留学生がアメリカにもたらす経済効果はおよそ10兆円」という発想はなかった。
「外国人の優秀な移民はいいが、チープレイバーはよくない。10代のころに日本に来てもらって、日本を第二の故郷に思ってもらう」という発想もなるほどなと思った。私の住んでいる町も留学生(ベトナム、ミャンマー?)が非常に多く、正直外国人ばかりで嫌に思うこともあったのだが、日本に興味をもって来てくれていると思うので、元々住む日本人としても来てくれてる外国人には日本を好きになってもらって、お金を使うなりまた来てもらったりする方が、経済的にも国の発展にもメリットが大きいのだなと思った。
少子化の原因も色々かかれていたが、私は少子化における当事者(30代二児の母、3人目迷い中)であるので、出口さんの考える少子化の原因とは少し違う意見である。
①長時間労働
核家族で、夫が長時間労働で妻が(働いてても働かなくても)ワンオペ家事育児。夫婦ともに疲弊して、「これ以上子どもがいたらキャパオーバー」と思ってしまう。
②金銭的問題
学費(とくに塾と大学)に金かかりすぎてキャパオーバー。
夫婦別姓は関係ないのでは?と思う。
あと、第3号を廃止せよとのことだったが、廃止する前に、子育て中でも仕事ができるように制度をもっと整えないと、それこそ子供を産み控える人が増えると思う。
パート、アルバイトに厚生年金を、という意見は賛成です。 -
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「捨てる」思考になるにはある程度の時間と経験が必要かなと思う。
まずはインプットし、その中から取捨選択する過程で捨てるものがはっきりする人とそうでない人で後々差がつくのだろう。
それが生産性と尖った人となるのではないかな。
色々な著書で提唱されている「旅・人・本」から学び、気付きは改めて納得。
出張する時はその土地のローカル飯屋に行くよう心がけ、特に海外の時は言葉を練習しそのシーンをイメージして準備。ダメで元々なので笑顔で会話できればラッキーくらいな感覚。
いかに楽しみを見つけるか、そのためにインプットしそこから捨てるもの、残すものを判断し更にまたインプット。
これの繰り返しが人生を豊かにすることかなと実感している。