出口治明のレビュー一覧
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必ず一巻から読む主義、というわけではないので、今ハマりにハマっている大奥の舞台、江戸時代から読んでみた。
高校では世界史選択だったので、そんなに詳しいわけではない。
しかし一応社会科教員免許(更新済み)があるので、いつかのために勉強も兼ねて。
ライフネット生命の創業者(立命館アジア太平洋大学学長)はどんな書き方をするのかな、とおもっていたら、意外や意外?
教科書的だった。
つまり、信じたい世界を描くことなく、一定の距離感を持っている。
そのため、わかりやすく、納得できる通史になっていた。
信長の処刑数は秀吉と比べ実は少ない、とか、
田沼意次をマーケットの合理性をわかっていた、などはへえへえ -
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ネタバレ孟子は誰をもって性善としたかといえば、上人を中心とする人たちです。自分と同じインテリ、すなわち識字階級です。もともと賢いのだから自分で努力して学べば、それで十分だという意見です。
対して荀子は下人を対象として考えました。字の読めない人間に自助努力をせよと諭しても、やりようがないのだから半ば拘束して勉強させる仕組みをつくれ、と主張しました。したがって性善説と性悪説は、社会を構成する別々の階層の教育について言及しているのであって、2つの説の間には矛盾はない。むしろ2説を並立させたことが、儒家の思慮深いところであるという見解です。
この考えは、儒家の思想を中心に考えれば整合性はあるのかもしれま -
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「考える」ために必要なプロセスは、対象の定義を疑い、問い直すことから始める。それぞれの原理原則を言語化し、その対象は原理原則から外れていないかを見極めることで判断を下す。
大事なのは、
1.目の前の違和感を見逃さない
2.疑ったルールや事象に対して「なぜ」「どうすればいいか」と問いかける
3.おかしいと思ったら声をあげて、説明する
考える能力を上げるには常にこの問いをもって考え続けること。筋トレと同じく、繰り返すことで鍛えられていく。
考えるためにアンコンシャスバイアスを外すには、人・本・旅が有用。
多くの人と出会い、考えや価値観に触れ、人から学び、影響を受ける。自分との違いを知ることで、 -
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多読家の出口さんがセレクトした5つの古典が、読みやすく紹介されています。学生時代に歴史の授業でタイトルは習ったことがあるくらい有名な古典ばかりですが、どれも読んだことはないものでした。5つの古典と合わせて読むと理解が深まりそうな関連本も多数紹介されています。
(1)「種の起源」ダーウィン(渡辺政隆訳)(「進化とは何か ドーキンス博士の特別講義」他)
(2)「ソクラテスの弁明」プラトン(納富訳)
(3)「地底旅行」ヴェルヌ (高野優訳)
(4)「市民政府論」ロック(角田訳)
(5)「歎異抄」唯円
古典は難易度が高く、きっとその古典自体を読んでもなかなか理解できなかったと思うけれど、出口さんの解 -
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1章と4「殖やす力」と5「稼ぐ力」を読んだ。
ライフネット生命の社長のインタビュー形式な本。
話し方がめちゃくちゃわかりやすく、たまにぶっ刺すような言葉もあるから読みやすく、わかりやすく面白かった。
20代でこのまま貯めるだけなのも嫌で、もっと主体的に増やしたいと思ってたところ、土台となる考え方が書いてあり勇気もらった。
自己投資積極的にしようと思う。
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・数字とファクト。自分で取りに行く。マクロで見る。自分で納得するまで考える。
・高齢者からお金を取る→消費税
少子化のヨーロッパ...消費税25%、でも教育機関無料など手当が厚い。
負担の量は手当の量
→あれ、増税の考え方変わった