あらすじ
SNSの意見が「自分の考え」になっていませんか。考える力を身につけたら、情報に振り回されず、「自分の考え」を持つことができます。そして、無駄に悩むことなく、ポジティブに生きられます。でも、これまで学校や家庭で「考え方」を学ぶ機会はあまりなかったのではないでしょうか。本書では、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長が、これからの社会で役立つ「考え方」を、具体例を交えながら、わかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
若者向けということで、非常にわかりやすく出口さんの各著書共通の考え方を学べる。
あまり考えないまま、年齢だけ重ねているが、改めて考えるとはどうすれば?
ということを学べる。
以下メモ
考えるとは全てを自分なりに定義するところからはじまる。そこから縦横算数で思考を巡らせること。
Posted by ブクログ
大変読みやすく分かりやすい本です。若い人に出口さんの本をたくさん読んでほしい。そのきっかけに、なるといいな。
コロナで不安が蔓延する中、出口さんの新聞記事を読んで、どれほど、希望や勇気をもらったことか。コロナて得たものを、未来に活かしていってやろうと。
大病をされたことを知り、心配していたら、学長として復帰していて、車椅子姿の新書本の中身に、またまた驚かされた。
まだ、自分はがんばれると勇気をもらった。
若い人には、是非手にとってもらいたい本です。
Posted by ブクログ
著者名で手に取った。出口さんの本好き。
自分の頭で考えて、思い込みから自由になりたい。
そのためには、やはり「人、本、旅」の出会いを大切に。
世の中を変えるために忍耐強く、重たい歯車を回し続ける。選挙は必ずいく。
あと、出口さんが上司に左遷させられたときに、歴史をみればこういうことはよくあることだと思い悔しくなかったというのに勇気付けられた。わたしも勉強を続けて楽に生きられる見方を手に入れたい。
Posted by ブクログ
大好きな出口さんの新刊。私はもうだいぶ出口ismがわかってきたので、これを子供達に伝えたいな。
親の思い通りの人になって欲しいなんてそんなこと全く思わないけど、"考える"ことをめんどくさがる人にはなって欲しくないな。
私自身なんでなんでマンなので、組織の中では結構煙たがられるタイプ。
そんな私でもどこかには輝ける場所があるはず。…と思って日々生きてる。
正解がない時代に生きる子供達に、"常に問いをたてて自分なりの正解を持つ"力をつけて欲しいなって思う。
本、人、旅。大切さを子供達に伝えていきたいな。
Posted by ブクログ
【備忘メモ】
正しく知ってこそ、正しく考えることができる
「自分とは違う人」とコミュニケーションを取るためのコツ
①数字、
②ファクト(事実)
③ロジック(論理)、
④図
豊かな語彙、正しい言葉こそが人間の思考につながる
「考えない人は、存在しないも同然だ」
「考える」とは、まず問いを持つことから始まる
例:「本当にそうだろうか?」と疑うこと
1目の前にある違和感を見逃さない
2疑ったルールや事象に対して、「なぜ」「どうすればいいか」を考える
3おかしいと思ったら声を上げ、説明をする
相手の声を無視しない
頭ごなしに否定しない
「とは」を考える
地政学は「与えられた前提をもとに、状況を正しく把握して考える力」→前提とデータ
知り、学ぶ。問い、考える→考える練習を重ねる
「どう考えるか」→「タテ・ヨコ・算数」
タテ= 歴史の時間軸
ヨコ=世界(他の国や地域を参考にする)
とある事象に対して、反射的に同調したり、反対してしまう時はひと呼吸置いて「本当に?」「データはどれだろう?」と立ち止まって調べてみる。→誠実に、手間をかける姿勢こそが、考える力を育てるための鍵
考えるスキルの身に付け方、
1「社会とは」「お金とは」など、考える対象の定義を問い直す。
2地政学など、特定の学問で考え方を学ぶ。
3「タテ・ヨコ・算数」、つまり「歴史、世界、数字」で考える
自分が反射的にあるイメージを抱いたら、「なぜそう考えたのか」を分解し、「本当にそうなのか」を考える癖をつける
「人間の意識は属している社会の産物である」=「構造主義」
「自分の意識は、社会の産物だ」、「自分の意思で物事を決めているなんて、勘違い」と謙虚になる
意識して「いつもと違う人」と会う必要がある
「自分と違うこと」を否定しないこと
自分達で社会を変える→民主主義の根幹
Posted by ブクログ
考える力をつけるために必要なこととして、定義を疑う=原典をあたる・情報源を調べる、地政学を学ぶ、歴史・他者・数字で考えるの3つが挙げられていて、特に1つ目は常日頃必要と感じていながらサボってしまっていた結果、思考力の足らない今の自分が出来上がっていると痛感。2つ目や3つ目も、コテンラジオで何度も言われていることと通じる。やっぱりちゃんと思考してる人のアプローチは共通する部分があるな。
古典をじっくり読むというのも、時間を理由に放棄していたので、やろう。
Posted by ブクログ
<本のタイトル>
働く君に伝えたい 「考える」の始め方
<本の紹介>
SNSの意見が「自分の考え」になっていませんか。
考える力を身につけたら、情報に振り回されず、「自分の考え」を持つことができます。
そして、無駄に悩むことなく、ポジティブに生きられます。
本書では、日本一グローバルな大学・立命館アジア太平洋大学(APU)の学長が、
これからの社会で役立つ「考え方」を、具体例を交えながら、わかりやすく解説します。
<何が書いてあったか(誰でも書ける)>
・言われたことをその通りに行う人ではなく、自分の頭で考えられる人が求められている。
・思考力を育むと楽観的に生きることができるようになる。
きちんと考えられる人は、問題を正面から受け止めて知恵を絞れば現状を変えられると知っている。
・考える力があれば物事の本質を見られるようになる。
困難な問題に直面しても、問題の構造を考え、シンプルに考えることができる。
・他者とコミュニケーションを取る際は「数字、ファクト(事実)、ロジック(論理)」がポイント。
・考えるとは「問い」を持つことから始まる。
-目の前にある違和感を見逃さない
ー疑ったルールや事象に対して、「なぜ」「どうすればいいか」を考える
-おかしいと思ったら声を挙げる
・〇〇について考えるときはまず初めに「〇〇とは?」で、考える対象の定義を疑い、問い直し、
原理原則に立ち返る。場合によっては再定義をしたり、自ら定義設定を行う。
そのうえで定義した問いに対して答えを探していく行為を進める。
・よりよく思考するための三種の神器
-タテ(歴史の時間軸)
-ヨコ(ほかの国や地域の事例)
-算数(数字やエビデンス)
・最大の敵は「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)
人間の脳は偏見を持つようにできており、誰もが多かれ少なかれ偏見を持っている。
大事なのは偏見を持っていることを理解し、偏見が考える行為を阻害していることを意識すること。
・「人・本・旅」を通して勉強して考える力をつけると、シンプルに楽しく生きられるようになる。
<そこから何を学んだか(自分自身のオリジナルの意見)>
・考えるとは「問い」を持つことから始まる。
-目の前にある違和感を見逃さない
ー疑ったルールや事象に対して、「なぜ」「どうすればいいか」を考える
-おかしいと思ったら声を挙げる
・よりよく思考するための三種の神器
-タテ(歴史の時間軸)
-ヨコ(ほかの国や地域の事例)
-算数(数字やエビデンス)
<それをどう活かすか(アウトプットによる実践経験の蓄積)>
・言われたことをそのままやるのではなくて、目的などを整理して自分で問いを設定する。
Posted by ブクログ
「考える」ために必要なプロセスは、対象の定義を疑い、問い直すことから始める。それぞれの原理原則を言語化し、その対象は原理原則から外れていないかを見極めることで判断を下す。
大事なのは、
1.目の前の違和感を見逃さない
2.疑ったルールや事象に対して「なぜ」「どうすればいいか」と問いかける
3.おかしいと思ったら声をあげて、説明する
考える能力を上げるには常にこの問いをもって考え続けること。筋トレと同じく、繰り返すことで鍛えられていく。
考えるためにアンコンシャスバイアスを外すには、人・本・旅が有用。
多くの人と出会い、考えや価値観に触れ、人から学び、影響を受ける。自分との違いを知ることで、自分の中の「普通」や「常識」を疑うことができる。
本を読み、新しい考えを知ることで、世界が広がり、自分がいかに無知かを知ることができる。
旅をし、目で見て経験をすることで、自分を揺るがし、成長できる。
Posted by ブクログ
良書でした。
考えない人は、存在しないも同然だ。
そういう通り、知り、学ぶ。問い、考える。
人、本、旅から勉強し学ぶ。
そして行動を起こして人生を豊かにする。
自分と違うことを否定しない。
安心とか安定で毎日を過ごすばかりじゃなくて、色々なことに興味や挑戦を続けていこうと思います。
Posted by ブクログ
「考えることの大切さ」「考えるための方法」など、著者からのメッセージが分かりやすい口調で語られています。
タイトルに「働く君に伝えたい」とはありますが、基本的には若い人、特に中学生から高校生向けだとは思います。シンプルである分言葉が凝縮されており、今まで著者の本に触れたことがない方にもお勧めできる内容です。
もう少し詳しく進めたい、というのであれば「今君に伝えたい知的生産の考え方」などを読んでみると良いでしょう。
Posted by ブクログ
考えてるからポジティブに生きられる、この一節に元気づけられる。たしかに、不安だなーって思ってる時って漠然と立ち止まってしまってる時が多くて、紙に落として考え始めたら自然と気持ちが落ち着いて、解決策が見えてきたりする。楽しく前向きに生きるために、考える作業が大事なんだなあ。
Posted by ブクログ
物事を俯瞰、客観的に見て、考え、行動していくために、歴史や地理、旅行、読書をやってみたいなと思いました。
メディアの報道をそのまま鵜呑みにするのではなく、広い視野で考える癖をつけたいです。
Posted by ブクログ
大学生の時、こんな本を読んでいれば人生変わったはず。今は後悔もあるけど、先ず本を読む事から始めてる。
アンコンシャス•バイアスを払拭するには、旅に出て人に会う事、確かに出張先の居酒屋で居合わせた人との思い出はあるな。