あらすじ
SNSの意見が「自分の考え」になっていませんか。考える力を身につけたら、情報に振り回されず、「自分の考え」を持つことができます。そして、無駄に悩むことなく、ポジティブに生きられます。でも、これまで学校や家庭で「考え方」を学ぶ機会はあまりなかったのではないでしょうか。本書では、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長が、これからの社会で役立つ「考え方」を、具体例を交えながら、わかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
【備忘メモ】
正しく知ってこそ、正しく考えることができる
「自分とは違う人」とコミュニケーションを取るためのコツ
①数字、
②ファクト(事実)
③ロジック(論理)、
④図
豊かな語彙、正しい言葉こそが人間の思考につながる
「考えない人は、存在しないも同然だ」
「考える」とは、まず問いを持つことから始まる
例:「本当にそうだろうか?」と疑うこと
1目の前にある違和感を見逃さない
2疑ったルールや事象に対して、「なぜ」「どうすればいいか」を考える
3おかしいと思ったら声を上げ、説明をする
相手の声を無視しない
頭ごなしに否定しない
「とは」を考える
地政学は「与えられた前提をもとに、状況を正しく把握して考える力」→前提とデータ
知り、学ぶ。問い、考える→考える練習を重ねる
「どう考えるか」→「タテ・ヨコ・算数」
タテ= 歴史の時間軸
ヨコ=世界(他の国や地域を参考にする)
とある事象に対して、反射的に同調したり、反対してしまう時はひと呼吸置いて「本当に?」「データはどれだろう?」と立ち止まって調べてみる。→誠実に、手間をかける姿勢こそが、考える力を育てるための鍵
考えるスキルの身に付け方、
1「社会とは」「お金とは」など、考える対象の定義を問い直す。
2地政学など、特定の学問で考え方を学ぶ。
3「タテ・ヨコ・算数」、つまり「歴史、世界、数字」で考える
自分が反射的にあるイメージを抱いたら、「なぜそう考えたのか」を分解し、「本当にそうなのか」を考える癖をつける
「人間の意識は属している社会の産物である」=「構造主義」
「自分の意識は、社会の産物だ」、「自分の意思で物事を決めているなんて、勘違い」と謙虚になる
意識して「いつもと違う人」と会う必要がある
「自分と違うこと」を否定しないこと
自分達で社会を変える→民主主義の根幹