出口治明のレビュー一覧
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上野さんは意外と冷静な意見で、好きなことと役に立つことを分けて考えられていて、支持・共感できた。組織は有能な人の足を引っ張り、無能な人を守る。人並み以上の意欲と能力が自分にあると思えない限りは裸で荒野に立つのはリスク高。と話してるのが印象的だった。まさに社会に出て感じること。
また、女性活躍やダイバーシティ組織については、私が勤める会社も「粘土層」で固められているため、みんなにリーダーやマネージャーを交代でやってみさせる、執行役員の半分は入替制にするなど、組織の変革に際しては、流動的な動きが大切だと感じた。
おそらく引用されていた、山口周さんの「劣化するオッサン社会の処方箋」も読んでみたいと思う。 -
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過去の偉人の言葉は価値がある これまで一万冊以上を読破した著者の、選りすぐりの名言がまとめられた一冊。中でも、中国唐の名臣、魏徴と太宗の関係性は、改めて学ぶものがあった。皇帝になっても、自分を律することのできる配下を大切にする、太宗の器の大きさ、魏徴の真っ直ぐさ。自身にも当てはめたいと思う。他にも、怒ったら負け、一言を疎かにするから人間関係がややこしくなる、世界のサブシステムを担う(自分ができることをやる)など、著者が書き連ねた過去の偉人の言葉の解釈は、真理であるように思える。真理であるからこそ、何百年、何千年と語り継がれているのではないだろうか。時間軸、地域軸とも、幅広く考えを学べる、まさに教養の一冊。
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ネタバレ朝起きて元気だったら、働けばいい。いくつになったら新しいチャレンジをしてはいけない、などという決まりはどこにもありません。朝起きて身体がしんどかったら、そのときに「辞める」という選択肢を考えればいいのです。
APUは、世界中の出来事が「友達のこと」になる環境
トップの仕事は大きな方針を示すこと、みんなに気持ちよく働いてもらえる職場環境を整えること。
法律は「取扱説明書」新しい業界に入る時にはその分野の法律を学ぶ。「まず法律」
「日本はマーケットが大きくならない、世界に出ていかないといけない。とはいえ、いきなり社内公用語を英語にするのは難しい。しかし、日本文化もしらない、日本語もしゃべれない人材を採用するのにも腰が引ける。また、ただ複数の言語が話せるだけで仕事ができない人材では話にならない」→企業はAPUの国際学生を採用したい。
優秀な(特に東南アジアから)の学生があつまるのは
「英語で受験でき、授業が受けられる」
「秋入学・卒業を行っている」
「国際認証を取得している」
「卒業生の組織が強い」
「学費の安さ(米国とくらべて1/3)」
大学は一大産業という認識が必要。米国には1000万円のキャッシュを持った(学費他)エリートが、世界中から100万人集まる。毎年10兆円もの有効需要が生まれている。
企業の採用基準が変われば、大学も変わる。学生を採用するときには、面接は当てにならない、まず「成績」を見る。これが最もシンプルで合理的。
収入に波があると「経営」の見通しが立てづらくなる。一度きりの寄付ではなくクレジットカードで毎月1000円づず自動引き落としといった「継続寄付(毎月支払い、年間購読)」を基本とする。
食べていくために、テロ組織に入る人も少なくない(アフガニスタン)。必要なのは教育。きちんとした教育を受け、自分の頭で考えられるようになれば、テロ組織に入らず自分で仕事をつくっていくはず。
自分に風が吹いていないときに、焦らないことが肝要です。その状況を素直に受け入れて、適用しようと努力すればいいのです。適応しようとすれば、勉強するしかありません。勉強するから次につながる。運がやってきたときに、がっちりとつかめるのです。
読むべき30冊の古典リストあり
僕は、パンデミックが収束した後の世界については中長期的に楽観しています。人類の歴史を振り返ると、どんなパンデミックもいつかは必ず終わります。そして新しい世界(ニューノーマル)が開かれます。 -
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■なぜメディアは不安ばかり煽るのか。
→それによって儲かる人がいる。
■国が詰むのは、国債の買い手がいなくなるつまり国に対して誰もお金を貸してくれなくなった時。
■国債の買い手のシェア
→日本銀行、銀行、保険会社、証券会社
→大手銀行の資産の2割、保険会社の資産の4割は国債。
■国の危機→国債の危機→金融機関の危機
■政府の役割は集めて分配する。
→負担は給付の大原則。消費税はフェアで所得税は上から取る。社会保障は実家への仕送りみたいなもの。
■ケチと倹約を混同しないこと。
→倹約は賢約。
■マイホームは資産として持っておく不動産としては危険でメリットは老後確実に住める家があるくらい。デメリット4つ
①自分の流動性が下がる
②家族形態の変化に対応できない
③日本の成長性のなさ
④空き家の多さと買い手の不在
■金利は経済成長に比例。
■保険の大原則は掛け捨て
→リスクヘッジを皆で共有するもので貯蓄とは全く別な概念。
→月々の保険料安くて見直ししやすい。
→20代では就業不能保険はおすすめ。
■72のルール→複利効果
72➗金利=元本が倍になる年数
■貯蓄保険を勧めないのは
①レバレッジが働かない
②ゼロ金利政策の元で複利効果なし
③手数料取られて預金よりも元本減る -
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現在における日本社会の問題点を探ろうとし本書を選んだ。
「歴史的に見れば、悲観論は全敗しています。」「腹落ちするまで自分の頭で考え、自分なりの答えを選んでいくことで人生は悔いのない、より楽しいものになります。」「イノベーションとは、「既存知」の新しい組み合わせ」「何事も「混ぜれば強くなる」」
悲観しない、腹落ちさせる、知っていることを組み合わせる、混ぜる、と、生きていく知恵。
「いま団塊世代の前後の年200万人が労働市場から消えつつあります。一方、昨今の新社会人は100万人ちょっとです。日本はまれにみる構造的な労働力不足」「日本は労働生産性が低いのにいまだに戦後の製造業の工場モデルを引きずっているというのは寂しい」
→退職者の半分の人数しか就職者がいないという状況は労働者が圧倒的に足りないはずであるし、このまま行くと国として存続が危ぶまれそうなので、なんとか構造的な何かが好転して欲しいと思うばかり。ITで世界的に大成功している米国と、戦後の製造業の工場モデルを引きずる状態の日本とでは、国民として何が違うのかという疑問が思い浮かぶ。
「憲法が押しつけられたこと自体が日本にとって悪かったのかどうかは、その後の日本がどうなったかで判断されるべきということに尽きる。ややこしい問題に見えるのは、保守と革新によるイデオロギーの対立問題になってしまっているから。 日本では保守と革新の内実がねじれていて、憲法問題はもはや変える必要があるかどうかという本質的な議論を離れてイデオロギーの対立となり、必要以上にややこしくなっている。憲法改正は、制定の経緯がどうだったかといった過去の手続きなではなく、コンテンツ(中身)で検討するのが真っ当な考え方。」
→米国に草案された憲法を日本国の憲法として戦後歩んできた評価をすると、ある程度機能していたと言えると思う。ところが、ここにあるように国会などを始め憲法改正論議として聞くとややこしくなってくる。イデオロギーの対立の要素が加わると余計にややこしいので、憲法の意味する所であるコンテンツで素直に検討することがいい。最近は総理大臣主導による憲法改正の機運が高まっている。
「これからの時代を牽引するのは、好きなことに徹底的に打ち込む人、すなわち個性豊かな尖った人材です。私たちは日々、気づかないうちに社会常識のシャワーを浴びています。そして知らないうちに、みんな同質化していきます。」「いま日本に必要なのは、そこに染まらない尖った人たちです。俗な言い方をすれば、「よそ者」「ばか者」「変人」です。彼らこそ、21世紀のダイバーシティそのものです。いまの日本の閉塞感を打ち破る新しい発想は、彼らからしか生まれてこない」
「人はみんな違って当たり前」だと考える。個性を尊重し、「人がみんな違うということを否定しない」という発想があれば、社会には多様性が生まれ、そこから新しいものが生まれてきます。閉塞しているといわれている日本社会のブレイクスルーはそこにしかないと、僕は考えています。」
→個人が好きなことに徹底的に打ち込んで、周囲の同質化の圧力に屈せずに、多様性が生まれれば、新しいものが生まれ、それが唯一の突破口だというのはこれからの指針としてはとても賛同できる良い考えである。圧倒的な閉塞感を吹き払うためにも日本人は大きく変わる必要性に迫られている。 -
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女性も働ける制度が正しいと思う。なぜ、103万の控除制度があるのか。無くせば良いのに。
子供は預けて育てるのが、集団保育。使用人を雇うなどで、夫婦で共に働こうと思った。
育児休暇は、雇用保険なので、取ってもらう方が企業にとって成長のチャンス。ただし、組織は有能な人の足を引っ張るが、無能な人を守るものなので、上手く行くかは企業体力と人材のポテンシャル次第。
子供手当を充実させる方がいい。
女性を昇進させ、ロールモデルを育てることが必要。これも入れ替わりを作り、向き不向きを見る。
上野さんは学者、教育者、社会活動家。どれでも食べていけるように3倍働いたそう。僕も、トリプルは無理でもマルチでやっていこう。そのためには、自分の適材を見つける。世界は広いから、咲ける場所を求めて、どんどん広い世界に出ていったらいいという言葉を胸に。
人、本、旅、勉強が必要。
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日本史だけを見るのではなく、世界史の中でその出来事がどうして日本で起きたのかを見なさい。豪華なこのお二人の対談のメッセージです。明治維新の頃、欧米では何が起きていたか(ボーア戦争で英仏は手が離せず、アメリカは南北戦争)。高度経済成長が可能であった条件とは(冷戦、人口ボーナス、軍事費負担なし)。現在の日本の諸問題も、同じように世界の状況の中で考えなければならないだろう。
それにしても、出口さんの博識ぶりにはあらためて驚愕。半藤さんがあとがきで書いておられますが、出口さんは対談中、一切のメモ書きを持たずに、これだけの内容をすらすらと話されたという。ビジネスの世界に身を置きながら、ここまで教養を深められるのか。