あらすじ
マーク・ザッカーバーグら、米国のトップ起業家はみな、歴史、文学、科学と幅広い分野に精通している。ズバリ、日本が米国のエリートに勝てない理由は「教養の差」にあった! 本書ではその差を埋めるべく、日本が誇る10の分野の教養人が知悉すべき推薦書を挙げ、ビジネスや人間関係への生かし方などを解説。知の土壌を豊かにする渾身のブックリスト。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
冒頭の出口治明氏と楠木建氏の対談が面白かった。
すぐ役立つ知識ほどすぐに役立たなくなる、ってのはその通りだと思う。教養が深まるからこそ判断力も鍛えられていくんですね。
教養書120のうち興味深かった分野は、
・経済学
・進化生物学
・医学
・哲学
・宗教
あたりかな。
また読みたい本が増えてしまいました。
Posted by ブクログ
・何かを知るとか学ぶとかいうことは、自分自身の人生の選択肢を増やすもの。
心の奥底にある教養を身につけていきたいと思った
・人間は「考える葦」(パスカル)、つまり、
最終的に自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言うために、一生懸命勉強している。
★働き方改革をしっかりとやり、生産性を上げて経済の足腰を強くすることに尽きる。
Posted by ブクログ
本を読む力、読み込む力が自分に備わっているかはわからない。難解な文章や深い思想に触れるとき気持ちが揺らぐ。それでも読みたい本がある。読むだけで新たな視点が得られるような一冊に出会いたい。
読む力とは完璧な理解ではなく挑み続ける姿勢に宿るのかもしれない。本を読むたび、自分自身も少しずつ成長していける気がする。
リーダーたるもの数字を追うばかりではなく教養が人を引きつけ掌握へも繋がる。教養に裏打ちされた想像力が必要となる。
Posted by ブクログ
何かで目にした教養書リスト。スコープをひろべるべく、良著に出会うべく読書
メモ
・ヒットを生むための時代性✖️普遍性
・教養は奴隷にならないためのもの。選択肢を増やすためのもの。
・品があるとは欲望の速度を抑えられるということ。物事を抽象化し、汎用度高く捉えられるということ。実用的とは対をなす事も少なくない部分。それが教養。
・教養を深めることでパターン認識が豊富になる。
・コアがあるからこそ柔軟に動ける、いろんなことを仮置きできるようになる。
Posted by ブクログ
著者は、教養とは「普遍的な知識」であるとし、時代に振り回されないためには教養が必要であると言っています。
この本は、その教養をつけるための「お勧め本❕」を紹介してくれます。
ぜひぜひ、読んでみてください
Posted by ブクログ
担当業務がこれまでの領域とあまりにも異なったので、ハウツーばかり読んでいて、最近古典など読めていなかったが、久しぶりに読もうという気持ちになれた。
しかし、まだまだ学ぶべきことが多いと自分の無学を恥ずかしく思う。がんばらねば。
経営の意思決定をする際に、例えばオプションA、B、Cがあったとする。当たり前の話ですが、どの選択肢が一番優れているかは事前には分からない。どんなに分析して予測しても、実際にやってみなければ分からない面がある。だとすれば、事前に最も強固な拠りどころとなるのは、その人の中にある「論理的な確信」しかない。
それは、具体的なレベルで仮定に仮定を重ねて、各オプションの期待値を計算してくような作業ではなく、物事を単純化して「要するにこういうことだ」と本質をつかみ、自らの確信に基づいて決断するということです。
この「論理的な確信」の淵源となるものが教養なのだと思います。教養のない人には重大な意思決定は任せられません。
Posted by ブクログ
楠木 僕自身が人間観として大切だと思っていることは、人間は多面的で、一貫性がないものであるということです。選書でも触れたサマセット・モームの本から学んだことですが、あれだけ人間について洞察を重ねた作家が行き着いた結論が「首尾一貫した人はいない」。そして、その理由は「誰もが結局のところ自分だけは特別だと思っている」からだと言うのです。
出口 本当は愚かなのに、自尊心だけは強いですからね。
楠木 ええ、自己愛です。これは誰しもがそうですね。僕は、それを無視して人に一貫性を求めるのは無理があると思います。「声高に正論を言う人」が僕は大嫌いですね。そういう人ほど、すぐに自分を棚に上げる。
出口 大脳生理学者の研究では、人間の脳の構造からしてリテラシーの高い人ほどコロコロ自分の意見を変える傾向があるとの実験結果が出ています。つまり、相対的に賢い人でもコロコロ意見を変えてしまうものなのですね。脳は、自分を保護するために見たいものを見えるようにできていますし、都合が良いように考えてしまうのです。
出口 また、先ほども述べたように、僕は「人間は不器用な動物だ」と思っているので、何事もプロに教えてもらわないと上達しないと思います。
スポーツでも、先生が教えてくれたことを真似して上達していきますよね。それと同様に、自分の頭で考えて、自分の言葉で自分の意見を言うことも、これまでの歴史の中で優れた脳を思っていた人がどういうロジックを組み立てたかを学べば身につくと思うのです。
例えば、アダム・スミスはどういう数字・ファクトを積み重ねて『国富論』や『道徳感情論』などを書いたのかなどと考えながら読むことで、彼の思考のプロセスを追体験できます。それを丁寧に読み込んで真似していくことで、能の筋肉は鍛えられていくのだと思います。僕は人・本・旅の中でもとくに本に過大な期待をかけているのかもしれませんが、他の二つに比べていいものを選びやすい点と、効率がいい点、それから考える力を養える点で、本以上のものはそう簡単には見つからないと思うのです。
楠木 僕は、人間が取りうるあらゆる活動の中で、読書が最もコストパフォーマンスが優れていると思っています。しかも、他の活動に比べて桁違いに優れている。
人間の不合理さが分からなければビジネスはできない
そもそも経済学とはどのような学問か。経済学は合理的な意志決定をするための「選択の学問」だ。文字通り、ビジネスにおいて選択を間違えると致命的になる。だからこそ、「選択」について解明が必要だ。経済学は、人々が、いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのような方法で「選択」をするのかを解明する学問なのだ。選択の5W1Hを知るには、伝統的刑事額と行動経済学の二つがヒントになる。それぞれを説明していきたい。
伝統的経済学とは、情報を集めて、合理的な推論に基づいて、課題解決への最適ルートを求めるための学問であり、未来の選択をどうすべきか最適解を模索する。これが可能とされるのは、合理的な人、言い換えれば導き出した最短ルートを通ることができる人を前提条件にしているからだ。原理原則上の最適解を叩き出し、ベンチマークを知る点では伝統的経済学は必要な学問と言える。組織の経営理念やバリューなどのグランドビジョンを求め、システムを構築するのに有効だ。そもそもの目標、ベンチマークがなければ実務にブレイクダウンすることができない。
しかし世の中の多くの人は、合理的な行動を取るばかりではない。頭で理解できていても、行動は感情に左右されてしまうものだ。
そうした人々の行動を描写するのが、行動経済学だ。つまり、人がなぜ想定とは異なる道を選び、行動したのかを探る学問だ。そして得られて成果から、人が選択するときに囚われがちな思考におけるトラップの理屈、理論を解明する。
この二つをPDCAサイクルに当てはめると、伝統的経済学で決めた理想的な計画を考え、行動経済学的に実現可能な形に定式化し、実際に実施した結果を、行動経済学の観点からチェックし、計画の修正を図ることができると言える。
リーダーは両者を学ぶ必要がある。学ぶ順序はどちらでもいいが、リーダーのレベルによって求める思考スタイルは変わるだろう。企業のビジョンやバリューを打ち出し、時代に合った人事システム、経営戦略を企てるには伝統的経済学が適している。一方で、長時間労働の解消や日々の改善のノウハウなど、社内の小さな制度改革には行動経済学が役に立つ。後者はアジェンダが明確なものほど、より具体的に解決できるメリットを持つ。繰り返しになるが、両方の経済学をどちらも学ぶことを推奨したい。「両方」を強調する理由の一つは、伝統的経済学で捉える原理原則と、行動経済学で捉える現実のどちらが欠けても、学び手の社会に対する現状認識が偏ってしまうと考えるからだ。
経済学から「未来のことを選択するのか、過去に選択したことなのか」を学ぶと、ビジネスで成功の道を切り開く手がかりとなる。拙著『経済学のセンスを磨く』(日経プレミアムシリーズ)ではレタス農家の経営を例に挙げつつ、経済学のセンスを持つと、個人や企業の判断が、果たして合理的判断かどうかチェックできるようになると説いた。過去に選択したが現在の選択によって戻ってこない賃金や労力はサンクコストと呼ばれる。未来の選択を行う上でサンクコストを考慮しても意味がない。しかし、私たちは過去にこういう選択をしたのだから、それを続けるべきだ、と考えがちだ。サンクコストのバイアスから逃れることができれば、ビジネスに携わる上で有利に働く。なぜなら合理的判断は損得勘定に関わり、判断を下せるか否かによって、事業の利益を大きく左右するからだ。
『いつも「時間がない」あなたに』センデイル・ライナタン、エルダー・シャフィール
私たちは追い詰められると、素晴らしい成果を発揮できる。しかし同時に、それ以外のことは目に入らなくなってしまう。貧困者が、貧困から抜け出ることができないのは、毎日のお金のやりくりに注意を集中させるため、長期的に有利なお金の使い方に気を向けられないからだ。これは貧困者だけでなく、高所得者にも言えることだ。例えば、仕事に集中しすぎると子育てや家庭生活を犠牲にしてしまうことがある。その集中した状態を、まるでトンネルの中にいるみたいに視野が狭くなり、先の出口しか見えなくなる状態に喩えて「トンネリング効果」と呼ぶ。
本書は、人が欠乏状態に陥ると優れた能力が発揮できると同時に、代償として失うものがあることを説得的に示しており、頼もしいことにそれへの対応策も提示してくれる。
「トンネリング効果」を知ると、長時間労働を減らすべき理由も分かる。長時間労働で、一次の集中によって瞬発的な生産性を高めても、重要なことを無視してしまったり、自分の健康を悪化させてしまったりして、長期的な生産性を下げてしまうのだ。労働の集中を敢えて断ち切らせるため、インターバル時間の意識的な導入などが本編には挙げられている。もちろん、これは従業員だけの話ではない。リーダーこそトンネルに入ってしまうとそのコストが多大になることを留意しておきたい。
Posted by ブクログ
教養を身につけることの楽しさや重要性は出口さんの本で学んでいたので、NewsPicksの記事で気になっていた本書を読んでみた。
楠木教授の書評も読んでいるのし、最初の対談で出てくるお二人の本をまずは…と思いつつ、ほかに興味がありそうな本を先に買ってしまった…
なお、哲学なんて興味ないと思っていたのに最初に読んだ本が哲学書(デカルトの方法序説)だったのは、自分でも意外だった…(岩波文庫くらい読めという別の著書で見た出口さんの言葉に刺激を受け、本棚を眺めていたらたまたま目に入ったので…)
Posted by ブクログ
リーダーの教養書
■教養がなければ「奴隷」
・人は自分の価値基準に照らして初めて、意見や考えが出てくる。
・自分が関わっている事象について、自分が自由に考えるための基盤は共用
・自分以外の誰かが決めた価値基準への充足を強制される状態は「不自由」
自分の頭で考え、自分の言葉でものを言うことが「自由」
・教養があればあるほど、人間は快適かつ思い悩むことの少ない生活を送れる
・教養とは、自分の好きなものを学ぶことに尽きる。ワクワクする事
■リーダーとは
・労働条件とは「上司」
・教養がなければ人生を楽しめず、職場も部下も楽しく過ごせない
■経営判断とは「論理的な革新」
・物事を単純化して、要するにこうゆうことだ。と本質をつかみ、自らの革新に基づいて決断する
・シンプルにならなければ、判断の根拠を人にうまく伝える事ができない
(数字・ファクト・ロジック)
■根拠なき精神論は無駄
・若い時の徹夜するくらいの仕事の有効性はない
・長時間労働がその人の死絵賛成をどう上げたかの論文やデータはない。
■パターン認識
・様々な因果関係を包括して抽象化する
・過去に起きた事象のパターンを多く知る
・パターン認識の引き出しが豊かであれば、ビジネス環境が目まぐるしく変化しても多くのパターンから物事をとらえられる
■その人の教養は究極的には人間観に現れる
・人間は多面的で一貫性がない。首尾一貫した人はいない。
・誰もが結局のところ「自分だけは特別」だと思っている
■人間が賢くなるためには「人・本・旅」
■本
・本は圧倒的にコストパフォーマンスが高い
・最大の効用は「事後性の克服」
・本来であれば後になってみなければ体験できない事を読書を通じて考えられ、ある程度まで事後性を克服することが可能
・マイナスは論点が整理され過ぎていて、ノイズから得られる洞察がない
■人
・自分の言ったことに対する反応が返ってくる。本にはない価値。
■何をするか、何をしないか
・限られた時間の資源をどこに振り向けるか
■歴史 出口治明
・歴史という生きた教材を通じて、人間についての理解を深める事は、リーダの資質を鍛えることにかならずなる
■経済学 大竹文雄
・人間は常に合理的な行動をする生き物ではない。
・このことを理解しなければ、ビジネスはできない。
■リーダーシップ 岡島悦子
・リーダーシップに必要な「人間理解」を古典からは多く得られるが、現実の自分に落とし込んでいく姿勢も忘れてはならない
■日本近代史 猪瀬直樹
・リーダーを目指す人間にとって読書は不可欠。
・読書に時間もコストもかけない人間は、絶対に出世しない。
■進化生物学 長谷川眞理子
・生物学的に「自然な」制度設計を学ぶことで、社会を変える制度や商品の開発に応用できる
■コンピューターサイエンス
・プログラミングの基礎を学び、勘所を掴むだけでもエンジニアとの仕事が一気にやりやすくなる。
・文系ビジネスパーソンこそプログラミングを学ぶべきだ。
■医学
・組織を率いるリーダーや経営者にとって、動物としての「ヒト」のメカニズムを理解しておくことは、極めて重要だ
■哲学 岡本裕一朗
・今は、技術的学術的に大きな転換点にあり、一度まっさらな状態になって考え方そのものを問い直す必要がある。
・そしてそれこそ哲学の使命だ。
■宗教 上田紀行
・宗教者の持つ大きさや言葉や生き方にも触れていないと、4半世紀の業績を引き上げるぐらいの短期的な成功で終わてしまうはずだ
Posted by ブクログ
途中まで。
■教養の定義
・人が他者に強制されず、自分自身で作り上げていく独自の「価値基準」を持っているということです
・自由でない状態は奴隷の状態
・自らの選択肢を増やしてくれるもの
・ワクワクして楽しいもの
知りたい、興味を持ったことを
その時に調べてみる、詳しい人に聞く
→岩盤に突き当たるまで徹底的に
→その積み重ねで教養が身につく
■品があるの定義
→欲望への速度が遅いこと
→→即時即物的にではなく抽象度をあげて物事を理解しようとする姿勢
→→マンションを買うまで、一年おきにどこがいいか家を転々としてから買った人の話
抽象度が高ければ高いほど実は実用的
→普遍的だから
■パターン認識を広げ、判断力を鍛える
歴史や経験に学ぶ
ドイツや日本
→精神論だから負けた、ではなく、負けが濃厚になる上で精神論になっていった
教養がある人はパターン認識の引き出しが豊か
→多くのパターンから物事を捉えているためジタバタしない
優れたリーダーは、新しい事象に直面しても、どこかで見た風景、いつか来た道、として捉えてる
→ブレない
■人間観をもて
・人間は賢いと思うか
・人間はおろかだと思うか→出口さんはこちら
→優れた部下がいても人間が進言したくらいで世の中変わらない
→世の中を変えるためには仕組みを変えないといけない
人間は多面的で一貫性がない
■デジタル
デジタルは効率を上げられるが効果に関わるものは期待していない
マイナスをゼロにしてくれるが
ゼロから1を生み出すことはない
基本的には時間と空間を縮めるためのツール
何をするか
ということは同時に
何をしないか
を決めること
よのなかにはトレードオフしかない