出口治明のレビュー一覧
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年寄りを敬い、頼る社会へ
■概要
Young supporting oldからAll supporting Allへ。
そのために我々が学ぶべきこと、心がけることは何か?あるべき社会は何か?
・supporting
年寄りを若者が支えるのは、人口増加が続く社会モデルだけ。我が国だけでなく、やがてどの国も少子高齢化は迎える。特に我が国は顕著。そんな中、敬老の精神を持ち出して若者が老人を支えようとしては社会が破綻する。
社会全体で貧困層やひとり親など弱者を支えていくことが福祉である。
・人間が老いても生きる理由
それは後継者、若者を育てるため。つまり年寄りを支えるのではなく、もっと年寄りを頼 -
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上野さんは意外と冷静な意見で、好きなことと役に立つことを分けて考えられていて、支持・共感できた。組織は有能な人の足を引っ張り、無能な人を守る。人並み以上の意欲と能力が自分にあると思えない限りは裸で荒野に立つのはリスク高。と話してるのが印象的だった。まさに社会に出て感じること。
また、女性活躍やダイバーシティ組織については、私が勤める会社も「粘土層」で固められているため、みんなにリーダーやマネージャーを交代でやってみさせる、執行役員の半分は入替制にするなど、組織の変革に際しては、流動的な動きが大切だと感じた。
おそらく引用されていた、山口周さんの「劣化するオッサン社会の処方箋」も読んでみたい -
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ネタバレ朝起きて元気だったら、働けばいい。いくつになったら新しいチャレンジをしてはいけない、などという決まりはどこにもありません。朝起きて身体がしんどかったら、そのときに「辞める」という選択肢を考えればいいのです。
APUは、世界中の出来事が「友達のこと」になる環境
トップの仕事は大きな方針を示すこと、みんなに気持ちよく働いてもらえる職場環境を整えること。
法律は「取扱説明書」新しい業界に入る時にはその分野の法律を学ぶ。「まず法律」
「日本はマーケットが大きくならない、世界に出ていかないといけない。とはいえ、いきなり社内公用語を英語にするのは難しい。しかし、日本文化もしらない、日本語もしゃべれ -
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■なぜメディアは不安ばかり煽るのか。
→それによって儲かる人がいる。
■国が詰むのは、国債の買い手がいなくなるつまり国に対して誰もお金を貸してくれなくなった時。
■国債の買い手のシェア
→日本銀行、銀行、保険会社、証券会社
→大手銀行の資産の2割、保険会社の資産の4割は国債。
■国の危機→国債の危機→金融機関の危機
■政府の役割は集めて分配する。
→負担は給付の大原則。消費税はフェアで所得税は上から取る。社会保障は実家への仕送りみたいなもの。
■ケチと倹約を混同しないこと。
→倹約は賢約。
■マイホームは資産として持っておく不動産としては危険でメリットは老後確実に住める家があるくらい。デメリッ -
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現在における日本社会の問題点を探ろうとし本書を選んだ。
「歴史的に見れば、悲観論は全敗しています。」「腹落ちするまで自分の頭で考え、自分なりの答えを選んでいくことで人生は悔いのない、より楽しいものになります。」「イノベーションとは、「既存知」の新しい組み合わせ」「何事も「混ぜれば強くなる」」
悲観しない、腹落ちさせる、知っていることを組み合わせる、混ぜる、と、生きていく知恵。
「いま団塊世代の前後の年200万人が労働市場から消えつつあります。一方、昨今の新社会人は100万人ちょっとです。日本はまれにみる構造的な労働力不足」「日本は労働生産性が低いのにいまだに戦後の製造業の工場モデルを引 -
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女性も働ける制度が正しいと思う。なぜ、103万の控除制度があるのか。無くせば良いのに。
子供は預けて育てるのが、集団保育。使用人を雇うなどで、夫婦で共に働こうと思った。
育児休暇は、雇用保険なので、取ってもらう方が企業にとって成長のチャンス。ただし、組織は有能な人の足を引っ張るが、無能な人を守るものなので、上手く行くかは企業体力と人材のポテンシャル次第。
子供手当を充実させる方がいい。
女性を昇進させ、ロールモデルを育てることが必要。これも入れ替わりを作り、向き不向きを見る。
上野さんは学者、教育者、社会活動家。どれでも食べていけるように3倍働いたそう。僕も、トリプルは無理でもマルチ