出口治明のレビュー一覧
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脳には妙なクセがある
自分のアタマで考えよう
預言者
2050年の世界 英「エコノミスト」誌は予測する
日曜版の書評は信ぴょう性が高い。本名で書いているので。
気候で読み解く日本の歴史
ヘロドトスの歴史
史記列伝
モンゴル帝国の興亡 上・下
人間の条件(ハンナ・アーレント)
物語フランス革命(中公新書)
世界正義論
ハドリアヌス帝の回想(白水社)=今のあなたが残りの人生で一番若い
老い(シモーヌ・ド・ボーヴォワール)
ハロルドフライの思いもよらない巡礼の旅
生と死の接点
アルケミスト 夢を旅した少年
君たちはどう生きるか
ニコマコス倫理学
ルバイヤート -
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教科書的な歴史の説明ではなく、出口さん自身が自分の頭で考えた、独自の歴史解釈がとても参考になるし、面白い。
定型的な歴史解釈では、誰が語っても同じ切り口になるけれど、それ自体が、西欧中心に作られた、ギリシア・ローマを起点とする物語のフレームワークの中にあるということは、新しい気づきだった。
今まで自分が知っていた世界史の流れというのは、それが唯一の真実であるかのように思ってしまっていたけれど、西欧以外の国のその視点から見れば、まったく違った解釈による歴史がいくらでも存在するのだということがよくわかる。
世界には、200近い国がありますが、その中で一番特異で例外的な国はアメリカとフランスだと思 -
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日本生命を退社後ネット生保を立ち上げ、マスコミにかなりの頻度で登場している社長の本。開業後5年を経過し順調に業績を伸ばしているが、この本は立ち上げ後1年くらいの時に書かれたものである。
内容は、大手生命保険会社直接的に誹謗中傷する内容は意識して控えている印象であるが、従来の業界文化を強烈に否定してしながら自分のビジネスモデルの正当性をアピールしている。
個人的には好きではないが、会社の設立の趣旨やそのための戦略、努力は敬意に値する。
もちろん保険は安ければいいということではなく、加入者である我々がどこまで理解して加入するのか、またいざという時に「支払」をしてくれるのか、ネットであれば加入者や遺 -
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ライフネット生命という会社が出来上がるまでの経緯を、ゼロから書いた本。日本では74年ぶりに誕生した、独立系の生命保険会社という特殊な事情もあり、その起業ストーリーの中には、他のベンチャー企業には無い、とても面白いエピソードがたくさん含まれていた。
共同創立者の岩瀬さんとの出会いなど、偶然によって生まれた要素もたくさんあるけれども、やはり、この会社は、出口社長の強い信念と実行力がなければ生まれていなかったと思った。
起業というのは、若い時にやるほど有利なものだと思っていたけれど、この、出口さんが還暦を迎えるまでに日本生命で築き上げた実績や、様々な方面の人との繋がりをみると、当たり前のことだけれど -
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60歳で生命保険会社、ライフネットを起業し業界の台風の目として著しい成長をとげている会社の社長の仕事論。
すべて同意はできないものの、若い頃の世界を行き交ってきた経験と膨大な読書量、そして思考力から語れる文章には非常に説得力を感じた。
【ココメモポイント】
・「正直」とは、最も健康な精神
・会社のために誰よりも働かなければならない役員のスケジュールが、どうして秘匿にされなければならないのか
・実践していること
・会いたいと思った人にはすぎに会いにいく
・食事やお酒に誘われたら、誰であろうと断れない
・呼ばれたらどこにでも行く
・(企画案等について)誤字や脱字は大目に見る。その代 -
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ネタバレ生命保険について書かれた本
前著に「生命保険入門」という生命保険についての教科書のような本を出版している。しかし本書はそのような教科書的な内容を少し崩してわかりやすく書かれていると思う。
生命保険の仕組みについて書かれているのであるが、ほかには生命保険の歴史や世界の生命保険の比較など述べられていて著者が提唱する「タテ・ヨコ思考」で生命保険を見ることができる。
著者は生命保険について消費者は「比較して納得して購入すべき」であると本書を通じ述べている。生命保険は難しいものという認識があるが、本書はその不安を解消させてくれるものではないだろうか?