出口治明のレビュー一覧
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青田買いが学生を勉強させ無くしている。
アメリカの学生は400冊本を読む。日本はせいぜい100冊程度。
新聞のいいところは、ニュースの順序をつけてくれるところ。
「連続講義・デフレと経済政策ーアベノミクスの経済分析」
「デフレーションー日本の慢性病の全貌を解明する」
「中央銀行」(白川方明)
「アメリカのデモクラシー」
「フランス革命の省察」
「国富論」新訳。
岩波書店の「書物誕生」シリーズ
ちきりん「自分のアタマで考えよう」
「本当に使える経営戦略使えない経営戦略」
「1940年体制」
自分で咀嚼して腹落ちしたことが教養になる。
岩波文庫は古典のラインナップが充実している。薄い本を10 -
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ネタバレ【ポイント】
223/16世紀後半から中国にもたらされた米原産のトウモロコシ、ジャガイモなど、
新大陸の作物が中国に第二次農業革命をもたらした。
230/米独立戦争のの思想的バックボーンは、
名誉革命を正当化したジョンロックの自然法理論や
フランスで開花した啓蒙思想だった。
啓蒙思想とは、「人間の存在も自然的な存在と同じく、普遍的な法則に支配されている。
252/ウィーン会議で主導的な理念を唱えたのは、敗戦国フランスの外相タレーラン。
その理念は「正統主義」
351/国力に比べれば日本にとって圧倒的にだった海軍軍縮会議の取り決めを
二本はむざむざと手放してし -
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ネタバレ72のルール
72÷金利(%)=元本が倍になる年数
金利8%、9年で100万円が倍の200万円になる(72÷8%=9年間)
「いくらベネフィットから見て正しい決断をしても、上司が了承しなかったらしょうがないではないか?」
→意思決定したからといって、決めた通りに動くとは限りません。意思決定をしたあとに、今度は「どうやってこの案を通そうか?」という方法について考える必要が生じる。これを考えるのは「意思決定」の「あと」の話です。一緒に考えてしまうから、混乱するのです。
通す方法は「話を切り出すタイミング」
どんなにいい提案でも、相手に聞く姿勢が整っていないときに話を切り出せば、きちんと聞いても -
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途中まで。
■教養の定義
・人が他者に強制されず、自分自身で作り上げていく独自の「価値基準」を持っているということです
・自由でない状態は奴隷の状態
・自らの選択肢を増やしてくれるもの
・ワクワクして楽しいもの
知りたい、興味を持ったことを
その時に調べてみる、詳しい人に聞く
→岩盤に突き当たるまで徹底的に
→その積み重ねで教養が身につく
■品があるの定義
→欲望への速度が遅いこと
→→即時即物的にではなく抽象度をあげて物事を理解しようとする姿勢
→→マンションを買うまで、一年おきにどこがいいか家を転々としてから買った人の話
抽象度が高ければ高いほど実は実用的
→普遍的だから
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おもしろい。世界史をエリアごとに解説している。特徴的な逸話などをさしはさみ、歴史に興味を持てるように工夫がされている。
■16世紀
1492年、コロンブスが新大陸を発見した。実は新大陸を最初に発見したのは10世紀のヴァイキングだったが、忘れられていた。コロンブスの再発見により、「コロンブス交換」と呼ばれる広範囲の交易がおこなわれ、世界は均質化した。
・16世紀ヨーロッパ。カール五世。
19歳で神聖ローマ皇帝になる。フランス王フランソワ一世との対立。
1517年、カール五世がスペインに入国する。この年にマルティン・ルターが「95か条の論題」を発表。紆余曲折を経て、カール五世はトリエント公会議を開 -
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ネタバレ<目次>
第8章 第五千年紀前半の世界(1001年から1500年まで)
(1)宋と東ローマ帝国の繁栄(1001年~1100年)
(2)十字軍の時代(1101年~1200年)
(3)モンゴル世界帝国(1201年~1300年)
(4)ペストの大流行と明の建国、百年戦争の始まり(1301年~1400年)
(5)ルネサンスの世紀(1401年~1500年)
<内容>
出口先生の世界史第3弾。時間で区切っているので、地域が飛ぶと一瞬?となるが、まあ教養的にはこれでよいだろう。しかし、西アジア、南アジアの人の名前はどうにかならないかな?(汗) -
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モンゴル愛に溢れている一冊。流れるように歴史を学びつつ、第三章で空前絶後のモンゴル帝国について触れる。読み終わる頃には、モンゴルについてもっと知りたいと思ってしまった。
以下、お気に入りの箇所を抜粋。
「(人間の)楽しみは、馬の背の上、本のなか、そして女の腕のなか」アラビア人の好奇心を語る、当時のことわざ
「十進法の軍制。モンゴルの人々は、一の人間が面倒を見ることのできる部下はせいぜい10人ぐらいが限界であると認識していました。したがって、一人が10人の面倒を徹底的に見る。10人の部下を持った隊長10人をもうひとつ上のランクの人間が見る。」モンゴル帝国の合理的発想
「遠方の支配地に長男 -
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ネタバレ半藤一利氏は昭和5年(1930年)生まれ、方や出口治明氏は昭和23年(1948年)生まれ、と18歳もの年齢差がある。半藤氏は、自称「歴史探偵」で、「幕末史」という分厚い本も上梓されており、この対談では出口氏が、半藤氏の胸を借りる形で、対談が進んでいくんだろうなと予想していたが、実際にはまったくそうではなく、まさに「がっぷり四つ」の対談だったように思う。
半藤氏はもちろんだが、出口氏の博識はすごい! 現代における歴史の頂点対談の一つだろう。そして、そういうお二人の扱うテーマが、「明治維新とは何だったのか」だから、これは面白くないということはありえないだろう。
むしろ半藤氏のほうが、「自分の弱 -
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以前読んだ人類5000年史Iの続編ということで気になって購入。世界史の面白さを再認識させてくれる本でした。
高校時代に世界史が好きだった人には特におすすめできる本かなと思います。特に宗教が世界史を大きく動かしだしており、そのあたりの理解を助けてくれます。
歴史を順序通り並べているだけで、筆者独自の目線はあまり書いていないように感じたのが少し残念なところです。一方で知らなかったことを知れてよかったと感じた部分も多くありました。一例を出すと、唐代の則天武后が残した影響・功績は少なからず日本の政治にも波及していたことなどです。
本書の次に筆者が書かれている「哲学と宗教全史」に興味が湧いてくる内