出口治明のレビュー一覧
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出口さんによると、これまでの経験、スキル、人脈を活かしつつ、現実的な判断ができる50代は、起業に適した世代なのだそうです。本書では、実際に50代で起業した方々と出口さんの対談を通して、50代で働くことの実態を紹介しています。
やはり、子育てが一息つき、家族の理解が得られやすい環境にあることが、共通のファクターな気がする。さらには、出口さんのように、40代までにバリバリのビジネスマンとして活躍し、実力だけでなく、各方面に広く深い人脈を持つこともポイントですね。とすると、やっぱり、50代だからといって、誰にでもできることではないんじゃないかな、というのが感想です。 -
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お金には、稼ぐ時より使う時にこそ、その人らしい個性が強く出る傾向がある。それを教えてくれる本である。人は教育や世間の影響を受けながらお金を使うが、この本は、自らの内なる声に従った使い方の達人を紹介している。
本書は、現代の富裕層だけでなく、実際の財産の大小に限らず、「お金の使い方に生き方が現れる」という考えに共感できる人であれば、誰にとってもおすすめだ。まわりに惑わされない生き方に興味ある人に向けた本である。
戦前の6名、梅屋庄吉、薩摩治郎八、大倉喜八郎、土倉庄三郎、山崎種二、御木本幸吉と戦後派の足立全康を足した7名のミニ評伝と出口氏の解説で各章にまとめてある。新書のページ数なので、簡易なダイジェスト版である。
それぞれに人物にキャッチコピーがついてあり、興味ある章から自由に読み進めることができる。例えば1章の梅屋の場合は、孫文のパトロンなので“革命プロデューサー”で、2章の薩摩の場合は“パリの蕩尽王”といった具合に。
梅屋の解説では、著者が従来から伝えているセッセージ「人、本、旅」につながる教育システムについて、梅屋の人生から学ぶべき点を言及している。[協調性が大事だという教育から、人はみんな違うという教育へ P41]
最終章の足立の解説では、足立の自伝の中での名言に対し、[こうした言葉を読んでいると、彼が自らの体験を常に言葉へと直し、その後の行動指針として教訓化してきたことが窺えます。 P203]と考察している。
本書は、ネット保険の創業会長を経て、大学学長に就任するなど、本業を別に持ちつつ、多数の著作をもつ出口治明氏が著者である。ただし本書は評伝は他の人に任せ、解説のみを出口氏が書いている。
正直、一人一人について知りたければ、巻末の参考文献を読んだ方がよい。本書では内容が薄すぎる。とはいえ、お金の稼ぎ方より使い方に焦点を当てた考察の視点は新鮮である。その目線は今後の社会で重要性は増すを思われる。 -
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昨日放送された「情熱大陸」に出演された細川護熙さんもそうでしたが、やはり「読書」をしている人は深みがある。そして、なんでこんなにも読んだことをしっかりと記憶にとどめておけるのかを一番知りたい。。。笑
本書から外れてしまったが、やはり読書において「古典」は得るものが多い。
でも、いきなり手を取るのはちょっとという方は、熟読されている方が目に留まったフレーズなどをまとめた一冊は便利だ。
その中で、「これは!」と刺さったものがあれば原著を手にするという流れはとてもいい。(実際に、僕もそうすることが多い)
それにしても、面白いことを仕掛ける方は、やはりちょっと外れていないとだめですね。笑 -
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日露戦争は、海軍こそバルチック艦隊を全滅させ華々しい勝利を飾っているが、陸戦の方は、息も絶え絶えというのが現実であった。どうにもないぐらいに兵力がなく、兵站もなければ弾薬も決定的に不足していた。圧倒的に兵力が足りない日本は、戦争に勝ってもロシア軍兵士を結局、逃さざるを得なかった。包囲殲滅戦ができないから、生還したロシア兵は再び組織され、攻撃してくる。さらにはハルビンに30万人という大兵力を集結させていた。もし、講和会議がまとまらなかったら、一気に日本を攻めるという準備さえ整えていたのだ。そんな状況の中、小村寿太郎は、泥沼化しそうな戦争を終わらせたうえ、樺太までぶんどってきている。よくぞ戦争を終結させたと褒められてしかるべきなのに、賠償金を取れないとは何事かと非難されている。本当はかろうじて勝っただけという正確な情報を流しておれば、小村を非難する論調は決してなかったはず。連戦連勝だと偏向的な情報ばかりを流す当時の報道が市民を誤った道へと導いてしまった。日本史の中にとじこもっていただけでは、見えなかった視点が世界史を通してクリアーにされている。中ほどには、「日本もかつてはISと同じことをやっていた」といった、そんなトリッキーな章も用意されている。歴史認識の再構築を迫られる一冊。
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ネタバレ退職したら、フリーで出来る仕事がないかな(・・? なんて私の考えが、極めてヌルイことが分かります。ここに登場する皆さんは、多くの経験をし、かなりの実績を残し、ある意味“報われなかった”人達だからこそ…
'17/1/25に手に入れて、読み始めていた本をようやく読み終えた、期せずして博報堂ブランドデザインチームによる『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』を読み終えた後に、最後の章を読む形になった。いずれも、ポテンシャルの高い人たちによる"ある意味成功物語"なのだが、『2回以上』が若いファウンダーによるITベンチャー的な話なのに対し、こちらは、組織内で自らを叩き上げた人たちによる、既存業種の中でのイノベーション的起業の話であることが興味深い。分かっていることも多いが全体像を掴みやすい内容であった。
蛍光ペンで線を引いたところを読み返していたら「生きのいい連中と親しくなるためには、あなた自身にも魅力が必要です。」というフレーズが目に飛び込んできました。出口治明さん程ではありませんが、本を読むようになって、私の話を聞いてくれる人が増えたような気がするのは、それこそ気のせいでしょうか・・?
クオールの中村勝さんは「トップに矛盾(言行不一致)があると、社員の中にも必ず表と裏ができる。働いているフリをするようになる。これでな社員も会社も伸びませんね。」と仰っています。リーダーが言行を一致させることによって、合目的性(ある物事が一定の目的にかなっているさま)のある状態に促すことが大切ですね。
周囲から可愛がられるだけでは起業できませんけれども、可愛がられない人は、起業できないんでしょうね^^;
本を読むことの効能効果は、何と言っても自信がつくことだと思う。それまで何の関係もなく散らばっているように思っていた世の中のことが、本を一冊また一冊と読み進める内に、しだいに何らかの関係性を持って繋がっていることが見えてくる。こうして身に付いた自信は、やがて周囲を変容させる力になるはずだ。 -
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ネタバレライフネット生命会長・出口治明さんの本
以下、印象的だったところ。
・僕は、人生の真ん中は五十歳だと考えています。(p.10)
・リスクは、リアルに認識できればコストになる(p.12)
・人間は、誰でも生まれ誰でも町や村を誇りに思っています。(p.43)
・人間がチョボチョボで変わりがないのだとすれば、違うのは本人の気持ちの持ち方です。(p.49)
・人は誰一人として同じではない。だから自分が考えたことや感じたことを相手にわかるように伝えなければ、永遠に理解し合うことはできない。このことをまなぶための期間が、保育園の三年間だというのです。(p.84)
・日本の社会には「異質な人は秩序を乱す」「異分子が入ると意思決定が遅くなる」という誤った認識を持っている人が数多くいます。もしそれが正しいとしたら、どうしてグローバル企業は意思決定が早いのでしょうか。(p.87)
・ダイバーシティのあるほうが、かえって楽(p.91)
・目的を考えながら仕事をすることは、上げるべき成果は何かということを常に考えながら仕事をすること(p.126)
・すぐに情報をシェアしない(下におろさない)上司の無能さも学んだように思います。(p.134)
・日本企業に、半日以上続く株主総会ですべての質問に答えられる経営者がどれほどいるでしょうか。注目すべきは、これは何もドイツ銀行に限ったことではなく、世界のグローバル企業のスタンダードだということです。企業のトップは、気力、体力、知力、教養力で従業員を圧倒しているからこそトップたり得るのです。(p.145)
・「ロサダの法則」というものがあります。(中略)人間が一回の叱責に耐えられるのは、その裏に二・九回褒められることが最低条件になっているということです。(p.154)
・三〇代ともなれば、上司を論破できて当たり前(p.162)
・この場合の実質的公平性とは、よく知っている課のことは放っておき、よく知らない二つの課のことを勉強するということです。(p.169)
・社会から起業を期待されている二〇代から三〇代は、まだ何も見えていない年代だと言っていいでしょう。(p.198)
・中国の中央集権体制は想像以上に強いと思うべきでしょう。それを象徴するのが「時間」です。中国とアメリカの面積はほぼ同じですが、アメリカには六つの標準時間があるのに対し、中国の標準時間はたった一つだからです。(p.242)
・アメリカの学生が選ぶ就職先人気番付トップスリーは、グーグル、ウォルト・ディズニー、アップルの三社です。新しいこれから伸びるであろう企業が中心です。一方、日本の学生の就職人気ランキングは、旅行会社や航空会社が目立ち、アメリカとは様相が異なります。(p.257)
・日本企業のように、窓際族として飼い殺しにするほうがアンヒューマンだと考えている。(中略)人間は給料をもらえて名刺さえあれば人生が楽しいわけではない。(p.260)