出口治明のレビュー一覧
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地政学について語った本。前半が世界史を地政学の観点から切り取ったもの、後半で日本の地政学や地政学自体について著者の考えも交えながら述べている。
前半部分に関して言えば、世界史に関して非常に興味深い事実が山のように散りばめられており、世界史Bを学んだ上で不完全燃焼だった部分をかなり解消してくれた。知的な営みの楽しさを存分に味わえる。
一方、個人的には後半、特に日本の部分は蛇足だったように思う。世界史について非常に面白い解釈や説明が前半であった分、後半で著者の意見が入ってしまったのが少し残念だった。材料だけで自分で考えたいタイプには1〜3章で十分だろう。 -
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青田買いが学生を勉強させ無くしている。
アメリカの学生は400冊本を読む。日本はせいぜい100冊程度。
新聞のいいところは、ニュースの順序をつけてくれるところ。
「連続講義・デフレと経済政策ーアベノミクスの経済分析」
「デフレーションー日本の慢性病の全貌を解明する」
「中央銀行」(白川方明)
「アメリカのデモクラシー」
「フランス革命の省察」
「国富論」新訳。
岩波書店の「書物誕生」シリーズ
ちきりん「自分のアタマで考えよう」
「本当に使える経営戦略使えない経営戦略」
「1940年体制」
自分で咀嚼して腹落ちしたことが教養になる。
岩波文庫は古典のラインナップが充実している。薄い本を10冊選ぶ。岩波文庫か東洋文庫に入っていれば古典。その中から3~4冊を読む。
ビジネス書は後出しじゃんけん、抽象化しすぎている、のであまり読まない。
日本人は72%は新聞雑誌が正しいと思う。中国でも58%、イギリス12%、アメリカ23%。 -
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ネタバレ【ポイント】
223/16世紀後半から中国にもたらされた米原産のトウモロコシ、ジャガイモなど、
新大陸の作物が中国に第二次農業革命をもたらした。
230/米独立戦争のの思想的バックボーンは、
名誉革命を正当化したジョンロックの自然法理論や
フランスで開花した啓蒙思想だった。
啓蒙思想とは、「人間の存在も自然的な存在と同じく、普遍的な法則に支配されている。
252/ウィーン会議で主導的な理念を唱えたのは、敗戦国フランスの外相タレーラン。
その理念は「正統主義」
351/国力に比べれば日本にとって圧倒的にだった海軍軍縮会議の取り決めを
二本はむざむざと手放してしまった。
373/スターリンはヒトラーに正目とも劣らぬ残酷な人柄だったが、ビジネス感覚は優れていた。
イデオロギーよりも利益優先の人だった。
373/勝てそうな戦争には後から参加する。負けそうになると早めに降りる。
イタリアは伝統的にこのあたりのセンスが抜群。
377/ソ連は総合的な国力では米国にかなわないので、特に軍事力と宇宙開発
に注力した。
407/毛沢東は根本的には詩人で夢想家だった。
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ネタバレ72のルール
72÷金利(%)=元本が倍になる年数
金利8%、9年で100万円が倍の200万円になる(72÷8%=9年間)
「いくらベネフィットから見て正しい決断をしても、上司が了承しなかったらしょうがないではないか?」
→意思決定したからといって、決めた通りに動くとは限りません。意思決定をしたあとに、今度は「どうやってこの案を通そうか?」という方法について考える必要が生じる。これを考えるのは「意思決定」の「あと」の話です。一緒に考えてしまうから、混乱するのです。
通す方法は「話を切り出すタイミング」
どんなにいい提案でも、相手に聞く姿勢が整っていないときに話を切り出せば、きちんと聞いてもらえるはずがありません。
本質的に大事なのは、上司の顔色とは別のことです。できるだけ上司の機嫌や仕事の美学といったようなもの、政治的なことなどに左右されずに、正しい提案を通すため、社内で「正しく決めるルール(たとえば、一定の金額以上の案件は、特定の「会議」に必ず付議するなど)を決めておくことが何よりも重要。
数字からファクトをつかむようにすれば、一見耳に聞こえのいい話も事実を捉え直すことができたり、理解を深めたりすることができます
元データ(一次情報)にあたるクセをつける
経済関係の指標なら、IMF,世界銀行、OECDが発表しているデータが重要
トップが「こんなお客様の声を直接聞いた」からということで、なんらかの意思決定をし、社員に指示を出すということはありがちですが、経営にとってはおそらくあまりいいことではないと思います。しかし、コンタクトセンターに届いたクレームを丁寧に統計処理して、たとえば契約のメンテナンスに関するクレームが100件あったということなら、これはかなりファクトに近いとみなすことができます。
現在のように、市民のすべてが公的医療保険と年金制度に加入する仕組み(皆保険、皆年金)が整ったのは、1961年のことです。
世界最大規模の食品・飲料会社であるネスレはスイスの会社ですが、スイス人の経営者は実は数名しかいません。アフリカにはアフリカ人の経営者。インドにはインド人の経営者を置いています。「アフリカ人やインド人の飲食の嗜好は、スイス人にわかるはずがないから」です。そう言い切っています。国際的な企業は積極的に多様な人を受け入れ、多様な視点を活かしているのです。
ビジネスの中に「好きか嫌いか」という感覚的な話を持ち込むべきでははく、あくまで数字・ファクト・ロジックのみで判断すべき世界なのです。
決断できないのなら、期限を決める。みんなが「必ず決められる」ルールを作る。
言い続けること、仕組みかすること
本当に重要なことだと思ったら、言い続けなければなりません。こちらが一生懸命言っても、人は意外と聞いていないもの。仕組みかが大切です。言い続けるだけでは人は動きません。
部下に任せるとは、部下がとることができるリスクの範囲内で、部下に決めさせることが大切です。
失敗しても怒らないこと
「仕事がすべて」と思いすぎている
「人にどう思われるか」といった、仕事に直接関係ないことを考えてしまうこと
旧来型の男性優位のビジネス社会で、「女性はビジネスに向かない」と言う先入観。意思決定のプロセスを論理的に説明することが苦手な女性がもしいるとしたら、それはそういった訓練を受けていないというだけのことではないでしょうか。