出口治明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「日本のリーダー層は、世界標準からすると、教養という点ではかなりレベルが低いと言わざるを得ません」 (はじめに、p15)
この言葉を出発点とし、日本を諸外国と比較し、論じている。
2015年に発行された本なので、発行から10年経った現在の視点で見ると、時事問題について書かれた2章分は古くなっている。
全10章あるので、その2章分を抜いてもこれから読む価値はある。日本の状況は、10年経ってもほとんど変わっていないからだ。私たち日本人は、もっと頑張らなくてはいけないと思わされる。
ライターは藤田哲生氏。口述筆記本で、ここまで広く、ある程度深い内容が書かれているのには驚かされる。
著者の本を -
Posted by ブクログ
作者が読むべきだと考える、10冊の児童書を紹介する一冊。
紹介されているのは有名な名著ばかり。
作者の人生や時代背景といった、物語を読むだけではわからない、物語とは直接関係のない解説が興味深い。
かなり具体的に内容を解説しているので、一見分かりやすいが、何故かところどころ頭に入ってこなかった。実際に本を手に取りながら読むと、より理解が深まるかも。
教養は〜。とあるが、本を読むことの目的が教養を学ぶことになっては勿体無い。
頭の片隅に本書の内容を置きつつ、純粋に本を楽しみたいし、子供にも楽しんで欲しい。
そしてやはり、自分の世界を広げてくれるという点において、本は財産だ。と感じた。