【感想・ネタバレ】人類5000年史VI ――1901年~2050年のレビュー

あらすじ

欧州二国間の事件が深刻化した第一次世界大戦では、四つの帝国が崩壊した。その戦後処理の因果から、人類史上最悪の第二次世界大戦が勃発。軍事力、経済力、生産力をぶつけ合う総力戦で疲弊した世界は冷戦へ突入。核の抑止力が秩序を保ち、オイルショックを経て、自由主義の勝利に終わる。かつてない繁栄を謳歌する一方、気候変動の危機、世界のシステムの綻びといった難題の中、人類は歴史から何を学び、どんな未来を創造するのか。

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Posted by ブクログ

待ちに待った第6巻。子供の世界史資料集と世界地図を手元に拝読。相変わらず良く纏まっていて、これまでの自分の知識の補完、再認識、思い違いの体裁、全体としての構図の理解に凄く役立ちました。特に終盤は歴史というより自分が生きてきた時代の現代史。それでも知らないこと、思い出すことがたくさん。出口さんが巻末で仰っていることに納得。『「個々の歪さ」ではなく、「全体として見たときに、比較的丸く収まっているかどうか」が決定的に重要です。』。

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

 人類の5000年史にチャレンジした最終巻である。私は最初の巻と最後の巻を読んだわけであるが、最後の巻の方が良かったと感じました。現代史は目紛しく様々な事件が起きていますが、こうして並べてみるとその潮流として大きな流れがあることがわかります。
 人類というのは何度も何度も愚かしい争いを繰り返してきましたが、生物としてはわずか200年の間に10億人から80億人と大繁栄しているのですから生物学的には繁栄の選択をしてきたと言えるのかもしれません。しかし、僅か8000年程度の文明の歴史は、あまりに激しい変化であり、いつになっても安定する兆しはないことが気がかりですね。

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2024年11月04日

Posted by ブクログ

対象の期間は短くなったものの、情報が盛りだくさんで外観するにも無理がある。まとめというにも無理があるのでは。。。うーむ。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

いきなり最終巻を読んだ。1901年から2050年を追いかけた、2024年9月に書かれた本。240ページほどで世界史をお腹いっぱいギッシリ詰め込んでいる。それぞれの話だけで一冊以上の本になるような世界史の授業のスーパーダイジェスト版の様相だ。

結構筆者の私見と、「アルカーイダ」「アラファート」など、わざとやってるのかと思える人名や組織名の「通な呼び方」が目立つ。そこは気になるが、このスーパーダイジェストを世界史の入門編として、そこから興味を持った題材を丹念に追った本に移っていくきっかけにするのに良い。

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2024年12月12日

Posted by ブクログ

<目次>
第13章  第五千年紀後半の世界、その5
 第1節  第一次世界大戦  
 第2節  戦間期
 第3節  第二次世界大戦 
 第4節  冷戦の時代
 第5節  新しい動き
終章   第六千年紀の世界

<内容>
20世紀および21世紀四半世紀をコンパクトに。最低限の教養として学ぶには、とても読みやすく頭に入る。人の動きをしっかりと押さえてくれているので、わかりやすいのだ。これで完結!

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2024年09月21日

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