出口治明のレビュー一覧

  • 一気読み世界史

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    人類史5,000年を7時間で一気読みというフレーズの通り、小気味よく世界史の流れが繋がりとして理解できる構成となっている。定説とされていることがサラリと覆されていたりしてるけど、理屈が通っているから納得感も高い。世界史を学んだけどいまいち頭に入らなかったことが、「あれはこういうことだったのか」と振り返って理解できる感覚が心地よい。

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    2023年12月03日
  • 人類5000年史V ――1701年~1900年

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    <目次>
    第1章  第五千年紀後半の世界、その3
    第2章  第五千年紀後半の世界、その4

    <内容>
    いよいよ18世紀から19世紀へと突入。西欧の横暴が世界で花開いた時代?中国やインド、オスマンなどは身内が足を引っ張り近代化に乗り遅れている。

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    2023年11月28日
  • 教養としてのローマ史入門

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    意気込んで読み始めたが、気づいたらパラパラ読みになってしまった。
    人物や地理の基礎知識があった方がよい。
    一度なんだか分からなくなると、それ以降の出来事の理由づけなどがさっぱり理解できなくなる。
    圧倒的に文章が多く、興味はあるが知識がない私には写真や相関図などが欲しかった。

    ローマ史の感想としては、権力闘争のためによく人が死ぬなぁ、つまり簡単に人を殺すなぁということ。ローマでも日本でも、紀元前でも現代でも、やってることは同じ。

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    2023年11月24日
  • 一気読み世界史

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    割とさらっと読めましたが、
    やはり世界史は人物が頭に入ってこなくて
    理解としてはいまいちかもしれません。

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    2023年11月16日
  • 復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる

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    「復活への底力」というタイトルは、日本経済への提言なのかと思った。まさか、出口治明氏本人の復活、闘病の事だったとは。知らなかった。脳卒中で倒れ、半身麻痺と失語症。リハビリの日々。本書からは失語症の影響は全く感じられないが、相当苦労したのだろう。

    リハビリや病気の話を聞きながらも、歴史や読書好きの同氏が変わらず文献を引用している様子が嬉しい。汝自身を知れ、ソクラテス。この門をくぐる者はものは一切の希望を捨てよ、ダンテの神曲・地獄篇。ベルギー生まれの人類学者レヴィストロース、世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう。

    話し言葉には音と単語や文法規則だけではなく、抑揚やリズム、気持ちや

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    2023年11月12日
  • ビジネスに効く最強の「読書」 本当の教養が身につく108冊

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    リストの中の1割弱は読んでたかな
    読むだけで教養がつくかはともかくとして、質のいい本が揃っているなという印象。
    この本にも言及されているが、大切なのはこれらの方を読んだ上でどう考えるかであって、読んだことを自慢するような人間にはなりたくないよね。
    「何を読めばいいかわからない」人のとっかかりとしては良いと思うが、悪書もそれなりに読まないと良書の本当の良さには気づけないと思う。この人はガチガチの本の虫なので、数ページ読んで読むか読まないかを判断できるけど、普通の人はそれできないからね。そこは忘れちゃいけない。

    本論から外れるが、この本に「過去の名著の解説本は意味がない。原典を読みなさい」と言っ

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    2023年11月11日
  • 働く君に伝えたい 「考える」の始め方

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    ダイバーシティへの配慮がない活動や思想は日に日に受け入れられなくなっているけども、自分が完全にそれを排除した考え方ができているのか考えさせられる一冊でした。

    勉強していれば理不尽も取るに足らない事に感じれるという表現がありましたが、この部分は同意しかねました。理不尽な出来事を後から振り返った時に、過去の経験や学んだことを組み合わせて乗り越えたり、昇華したりはあっても、起きた時に「これ、進研ゼミでやったやつだ‼︎」的な発想に至って何事もないように流せたり、対処できる人はかなり稀有だと個人的には思いまたした。

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    2023年10月30日
  • 一気読み世界史

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    ちょっと分厚いけど、とても良い本です。人類史を気候変動と人口流動で書かれている。歴史の教科書(山川とか)は、どうしても王朝の歴史になってしまうところを、人民の活動に着眼しているところがよい。

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    2023年10月23日
  • 一気読み世界史

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    ネタバレ

    ⚫︎歴史は一つ
    世界史は好きだが、高校の授業等では頭に入らず、興味が伸びないままに過ごしていました。書店でふとタイトルを見て、まずは一気に気軽に世界史を把握できるのではないかと購入。
    歴史は一つという言葉に感動しました。
    気候変動、寒冷化、温暖化、人間の食欲などに人間の行動は影響され、それが歴史となっていると感じました。今までは、政治、政策、考えの正しさなどが歴史を作ってきたと思っていましたが、決して、いや全くそうではなく、時の権力者のやりたい事や、環境の変化に対応してきただけなのではないかと思いました。
    世界の流れを知り、様々な要因により、価値観や世界が変わってきており、今の社会の常識も、東

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    2023年10月20日
  • 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方

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    最終章にも書いてあるが、「還暦ならでは」という本ではなく、全世代に向けて、前向きに生きるための普遍的な事柄が書いてある感じ。

    「飯、風呂、寝る」じゃなくて「人・本・旅」であるとか、「迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く」あたりが根源的なメッセージ。

    ただ、APUの話とか、国のありようの話とかは期待してこの本を手に取った人たちにとってはちょっと肩透かしな内容かもしれません。また、最終的に政治の問題にしてしまっているところもちょっとイマイチ。政治家を選ぶ民度が問われているのはそうなのかもしれないけれど。。

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    2023年10月10日
  • ぼくは古典を読み続ける~珠玉の5冊を堪能する~

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    出口さんの本は本当に分かりやすい。
    どうすればここまで読み込めるのだろう。

    度々言われる「数字」、「ファクト」、「ロジック」が大事でそこが筋が通っているから古典として読み継がれているのだろう。

    本書では「ソクラテスの弁明」、「市民政府論」、「歎異抄」の章が面白く読めた。

    プラトン、ソクラテスによって哲学はほぼ完成されており、二人が書物に残したことが現在も学問となっていること。不知を自覚している面倒くさい確信犯的なソクラテスおじさん。

    ロックは自然状態にある人間は仲良しとするがそれでも争いはあるので仲裁のため国家が必要とする社会契約説を唱える。
    一方、自然状態にある人間はエゴだらけで常に

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    2023年10月09日
  • ぼくは古典を読み続ける~珠玉の5冊を堪能する~

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    古典というと、どんな作品が思い浮かぶだろう。『カラマーゾフの兄弟』や夏目漱石が思いつくくらいだけど、古典というにはまだ新しいかもしれない。なら源氏物語や平家物語あたりか。なんて思いつつ、本書を開くと出てくるのは『種の機嫌』、『ソクラテスの弁明』、『地底旅行』、『市民政府論』、『歎異抄』の五編。科学、哲学、政治、宗教あたりについてのテーマで集めたのかなといったところ。光文社から出ている本だから、基本は光文社古典新訳文庫がラインナップされている。合わせて読みたいということで、それ以外の本も挙げられているから、そこは良心的だろう。出口氏らしい語り口で読みやすく、出てくるエピソードも自分の経験と照らし

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    2023年10月09日
  • 「働き方」の教科書―人生と仕事とお金の基本―(新潮文庫)

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    連続して読んできた出口本。
    たくさんの学びを頂いてきたが、おおよそ結語は幾つかに集約されるのがわかった。
    しばらく出口本はお休みして、他に目を向けてみることとしよう。

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    2023年09月02日
  • 復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる

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    感想
    楽しく生きなきゃ損。つまらない時間を過ごしてる暇はない。どんな苦境でもずっと続くことなんてない。だから楽しんで、大きく手を振って。

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    2023年08月27日
  • 出口版 学問のすすめ ~「考える変人」が日本を救う!~

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    ヤマザキ画伯との対談など全てを通して感じたのは、自分自身が興味がある事を、掘り下げる事が自身を成長させる事か出来る。
    そもそも目指すところは、自分自身の幸福であり、たまたま所属している組織の成果では無い事に気付かされた。今更だけど

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    2023年08月24日
  • 仕事に効く教養としての「世界史」

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    ライフネット生命の出口さんの本。

    教養が足りない、歴史をきちんと勉強してこなかったコンプレックスもあり読んだ。

    歴史を学ぶ、歴史が好きという人は、長いスパンで物事を考える力があり、ちょっとしたことで一喜一憂しない強さがあると思う。
    先人たちから学び、歴史的な文脈から物事を考えられる。
    日々勉強だ。教育は大切だ。

    一方で、偏りのある人も多い印象。出口さんは保守派。
    宗教の捉え方やアメリカに対しての考えはあまり共感できず。
    ロシアの問題とかも、もっと歴史を学べば、意見をもてると思った。

    過去の歴史をGDPから捉える、国民国家の幻想の話もおもしろかった。

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    2023年08月18日
  • 逆境を生き抜くための教養

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    ネタバレ

    物事は、何であれ、全体を大きな目で見渡すことと、細部に小さな目を向けることの両方によって、理解が進みます
    電動椅子が自由をくれた
    最優先で取り戻したかったのは話す力
    まずは
    大きな歴史の流れを把握することが大事
    逆境の時こそ歴史を学ぶことが大切

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    2023年08月12日
  • 教養としてのローマ史入門

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    人口の推移から見る、というのは新しい視点でしたが、それが通底としてあったかは疑問。ローマ帝国、中世、ルネサンスまでは適切な表や図もあって興味深く読めました。その後はちょっと着いていくのがしんどかったです。なんか教科書めくってるようでした。年表や芸術作品の写真などがもう少しあれば楽しく読めたかもしれません。

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    2023年07月26日
  • 逆境を生き抜くための教養

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    エビデンス+ファクト+ロジカル=状況変化に適応して正しく行動

    前向きに、五十代を生き抜く気持ちになれる。

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    2023年06月29日
  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」

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    貞観時代の皇帝と臣下との会話やエピソードを通して、リーダーの心構え、行動を説く書『貞観政要』。これを、ライフネット生命の創業者である出口氏が、自身の経験や出来事を絡めて解きほぐしてくれている。3つの鏡(楽しい顔を確認する銅の鏡、過去に学ぶ歴史の鏡、直言してくれる人の鏡)の話は染みた。
    ちなみに、『貞観政要』は、鎌倉殿の中で、泰時が読んでた本でもある。

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    2023年06月08日