出口治明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
俯瞰するというのはこういうことをいうのだろう。
頭の中の知識を確認・整理するのに効果的だ。
部分部分の細かいことや大体のことは読んできたが、このようにかいつまんで通して読むのは初めてだ。
歴史の流れが現実的に感じられ快感すら感じる。
多読家で博覧強記の筆者が溢れる知識をまとめようとした思いが伝わってくる。
昔日本史の教科書で習ったこととは違うところもあるが、これはその間の専門家による研究の成果なのだろう。世界との関わりや背景、ことの本質も丁寧に説明している。相当推敲を重ね削れるだけ削って丹精込めて作り上げた作品であることがわかる。
趣味が昂じて楽しく書いている感じも滲んでいる。
実証や研究 -
Posted by ブクログ
ネタバレ楠木 僕自身が人間観として大切だと思っていることは、人間は多面的で、一貫性がないものであるということです。選書でも触れたサマセット・モームの本から学んだことですが、あれだけ人間について洞察を重ねた作家が行き着いた結論が「首尾一貫した人はいない」。そして、その理由は「誰もが結局のところ自分だけは特別だと思っている」からだと言うのです。
出口 本当は愚かなのに、自尊心だけは強いですからね。
楠木 ええ、自己愛です。これは誰しもがそうですね。僕は、それを無視して人に一貫性を求めるのは無理があると思います。「声高に正論を言う人」が僕は大嫌いですね。そういう人ほど、すぐに自分を棚に上げる。
出口 大脳生 -
Posted by ブクログ
・古典を学ぶ(「古典を読んで分からなかったら、自分をアホやと思いなさい。…一方、現代の本を読んで分からなければ、書いた人間がアホやと思いなさい」何十年、何百年とたった今日でも残っているということは、時代背景に依らず人間の本質を捉えている)
・同じ分野の本を7,8冊挙げ、「厚い本」から体系的に学ぶ
・本を「食べる」ように、徹底的に読み込む
特に、ネクタイを締めて正座をする気持ちで読む、と表現されていたのが印象的だった
本の読み方、選び方について筆者の実体験、知見をもとにまとめられた一冊。全体の半分以上が本の紹介であり、他の方も挙げられていたように全部の本を読むつもりでもなければ、やや無駄が多い