出口治明のレビュー一覧
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驚きと納得の連続である。私が学生の頃、歴史は暗記科目だと思っていた。だが今なら分かる。歴史はただの暗記科目ではない。本書では、どういう出来事が発端になって、誰がどこでどのような行動をとったのかを分かりやすく教えてくれる。時折挟まれる出口氏の見解が、また一段と歴史を面白くしている。
以下、本書よりお気に入りの箇所。
「僕はよく『接線思考』と呼んでいるのですが、円に接している直線は、ほんの少し円が回転するだけで大きくその傾き(報告)を変えます。そうすると直線の動きに目を奪われて、円の動きという本質を見逃します。これと同じで、人間はどうしても目先のことを過大視しがちです。」
「問題点を指摘するこ -
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【愛情溢れる還暦ベンチャー起業】
多くの人が出てくる。ライフネット生命の起業ストーリーであり、お世話になった人への感謝と愛情が伝わってくる。
出口さんが他の本でよく言われる「数字・ロジック・ファクト」「タテ・ヨコ思考」を武器に、ライフネット生命を設立する際に掲げた3つのビジョンの実現を果たそうとしたことが垣間見える。
3つのビジョンは、
「保険料を半額にしたい」「保険金の不払いをゼロにしたい」「比較情報を発展させたい」
であった。
作中において、1つ目のビジョンに関しては、ターゲットを30代に絞り、シンプルな商品とすることで半額を実現している。
最後に、最も自分が活かせると思った組織を -
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担当業務がこれまでの領域とあまりにも異なったので、ハウツーばかり読んでいて、最近古典など読めていなかったが、久しぶりに読もうという気持ちになれた。
しかし、まだまだ学ぶべきことが多いと自分の無学を恥ずかしく思う。がんばらねば。
経営の意思決定をする際に、例えばオプションA、B、Cがあったとする。当たり前の話ですが、どの選択肢が一番優れているかは事前には分からない。どんなに分析して予測しても、実際にやってみなければ分からない面がある。だとすれば、事前に最も強固な拠りどころとなるのは、その人の中にある「論理的な確信」しかない。
それは、具体的なレベルで仮定に仮定を重ねて、各オプションの期待値 -
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ネタバレ本書では、「知的生産性」を自分の頭で考えて成長することと定義しています。
日本の経済成長期は工場モデルで労働時間が生産力に直結していましたが、今は違う。サービス産業モデルでは、アイディアが重要。
勤勉な人よりも、デスクにほとんどいなくても、成果を出せる人の方が評価される時代に。
けれどこの意味は、コツコツ努力することを否定しているのではないと受け取りました。
効率よく成果を出すことが必要な時代だけれど、様々な経験を重ねなければ、効率的な仕事はできません。経験を積んだり、腹落ちするまで調べたり、突き詰めて考えたりするには、相応の時間を費やすことでしょう。
「最小の労力で最大の成果を上げる -
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先日APUで、出口学長とランチを一緒にいただく機会があった。お話し聞いていると、とにかく話題が豊富で「教養のある」方だと感じた。またとても気さくな人柄を感じさせる面が多くあり、行く先々で様々な人々が挨拶をしてくる。そうした出口学長を形成している要素の半分以上が、これまでに読んだ本だということがわかる。本書はそうした本の数々が紹介されている。9頁にウォーラーステインが取り上げられ、『あしたのジョー』も紹介されているが、巻末に挙げられた本はほとんどじっくり読んだことのない文献ばかりで恥ずかしい。
ちなみにこの他は旅と人とのこと。「旅」に引き寄せてこの時を振り返ってみると、出口先生には別府の竹瓦温