出口治明のレビュー一覧
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ライフネット生命出口会長が新米マネジメント用に書いた任せ方の教科書。
文章量少なく、図解もされ、隙間時間ですぐ読めながら、書かれている事は奥深い。リーダーシップ論と、マネジメントの要諦をサマリした様な一冊。
個人的に一番学びが大きかったのは下記かなと。
(内容がそもそも少ないので、あまり書きすぎると本書の転記になってしまう・・)
■リーダーの条件
①強い思い:世界をどう認知し、どこを変えたいか、その為に自分のできるはなにかを知る
②共感力:なぜやりたいか、どうすれば実現できるかを伝え、共感を得る力
③統率力:何事が起ころうとも、仲間を最後まで引っ張っていく。周囲の環境変化や状況を観察し、部 -
Posted by ブクログ
・BC500年頃に地球が暖かくなって、鉄器が広く普及したという事実はとても重要。
高度成長期が世界規模でおとづれ、衣食が足りれば自ずと余裕も生まれる。
ソクラテス、孔子、ブッダ、現代に名を残す偉人が一斉に現れた。BC500年頃。
・残りやすい記録媒体を使用していた文明は、長い歴史を刻んでいる。
中国、中東→紙
・秦の始皇帝は天才。舗装道路も、大量の石材もない土の道路のため、車の車軸を統一し、同じ幅の轍で通れるようにした。
・日本人に天皇がいるように、人間は伝統や権威に弱い動物。
アメリカで大統領が尊敬されるのは、伝統や象徴がないからあれだけ尊敬される。
・ヨーロッパの人は、アメリカの本 -
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ライフネット生命会長の出口氏による歴史エッセイ。
本書を書くために参照した本はない、ということで、参考文献の記載はなし。ということは、これだけのことがすらすら出てくるということか?博学。すごい。
世界史は中学で勉強しただけで苦手意識がある。地名、人名が覚えられないこと、イメージがつかないことがその理由。それと、地域が広大過ぎるので、つながりや前後関係がよくわからなくなるということも理由の一つだった。
本書では、その正確さは担保されないものの、他地域との関係なども踏まえた、大きなくくり、トピックスで説明されるので、とっつきやすかった。
ある事実とある事実の関係を自分なりに考えるという点が -
Posted by ブクログ
ネタバレ対談本のため、これまでの両者の著書で述べられている内容がほとんどではあるが、簡潔にまとめられていて読みやすかった。
老後資金を不安に思う必要はなく、働ける人が働ける政策を実現すれば年金問題も解決する。ただし、そのためには、「働くこと=自分の時間と賃金を交換する」という考え方を変えて、働くことを生きがいにできるようにする必要があると思う。これはこれまでの日本が工場モデルでの教育、育成を進めてきた結果であるため、これを転換する必要があるという著者の考えにつながると思った。
強さや賢さよりも、対応力がこれからは求められると主張されている。これを身に付けるためには、「なぜ、なぜ、なぜ」を繰り返し、常識