出口治明のレビュー一覧

  • 世界一子どもを育てやすい国にしよう

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    ・少子高齢化社会になると、民主主義が上手く働かない。いつ死ぬかわからない高齢者が大多数になると、長期的な政策がたてにくくなる。
    ・子どもの認知能力(読み書きなどの点数で表せる能力)は小学校入学後からでも取り返せる。しかし、非認知能力(思いやり、我慢などの点数で表せない能力)は、幼児期に適切な刺激を与えないと後からはなかなか身につかない。幼児期に自然や周りの人間関係からたくさんのことを学ぶことが大切。
    ・自然はすべてが教材。

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    2021年07月08日
  • 世界史としての日本史(小学館新書)

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    日本史だけを見るのではなく、世界史の中でその出来事がどうして日本で起きたのかを見なさい。豪華なこのお二人の対談のメッセージです。明治維新の頃、欧米では何が起きていたか(ボーア戦争で英仏は手が離せず、アメリカは南北戦争)。高度経済成長が可能であった条件とは(冷戦、人口ボーナス、軍事費負担なし)。現在の日本の諸問題も、同じように世界の状況の中で考えなければならないだろう。
    それにしても、出口さんの博識ぶりにはあらためて驚愕。半藤さんがあとがきで書いておられますが、出口さんは対談中、一切のメモ書きを持たずに、これだけの内容をすらすらと話されたという。ビジネスの世界に身を置きながら、ここまで教養を深め

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    2021年06月18日
  • あなたの会社、その働き方は幸せですか?

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    大好きな出口治明先生と上野千鶴子先生の対談。社会を見る目を変えてくれる。
    意外だったのは、出口さんはやりたいことがないまま進学、就職していたこと。興味がない中でロジカルに考え楽しむことを貫いてきた背景が見えて、いろいろ腑に落ちた。

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    2021年06月13日
  • 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方

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    タイトルから、還暦からの人生指南と思いきや、何歳になっても、今が一番若い。行動せよ。それが健康寿命を延ばす道だ、と説く。
    日本はとっくに世界の優等生では無い。政治、経済、社会の諸問題を一刀両断し、解く鍵を示す。目に鱗の提言も多い。

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    2021年06月05日
  • 知的生産術

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    昭和のサラリーマンを経験しながら、団塊の世代によくある古い考え方が全く無い合理的な方だと感服した。
    ライフワークバランス、この言葉こそ、私が7年前ぐらいに悩み転職したきっかけだ。出口さんの言われるように仕事の時間は全体の3割にも満たないのだから、如何に全体のバランスを考えるかが重要だ。
    そのためには、人、本、旅だといわれる。また自分で腹落ちするまで考え、エビデンスを確認し、ルール化する。ここまでロジカルに自分を統制するのは難しいとは思うが、まずは実践してみる。

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    2021年05月22日
  • 知的生産術

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    著者の出口さんの仕事を通じて得られた、生産術について考え方、インプット・アウトプット、マネジメント、コミュニケーション等についてを 分かりやすく書かれた本です。

    特に印象的に残ってるのは、以下の2つです。

    生活の基本を「メシ・風呂・寝る」から「人・本・旅」に切り替える。
    これは今のサービス産業時代において、斬新なアイデアやサービスを生み出すことが求められていることにある。

    知的生産を上げるためには無減代(むげんだい)…その仕事を無くせないか、減らせないか、他のやり方に代えられないか。

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    2021年05月19日
  • 最後の講義 完全版 適応力 新時代を生き抜く術

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     「最後の講義」とは、NHKの番組名です。どんな番組かと申しますと、〈知的最前線に立つスペシャリストたちが「もし今日が最後だとしたら、何を語るか」という問いのもと、学生たちに対して講義を行い、それを番組にしたもの〉。そしてこの本は、〈編集でカットされた未放送分を含め、最後の講義を再構成した完全版です〉。

     私は出口治明さんをとても尊敬しており大ファンなのですが、うっかりこの番組を見逃してしまったので、YouTubeに音声のみ上がっていたのを拝聴しました。またこの本が出ていることは知っていたので、書店に行った際探してみたら棚に挿さっていたので購入した次第です。

     字が大きく本も薄め(174ペ

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    2021年05月16日
  • 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方

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    「年をとったらこういうことを楽しむのがいい」とは誰かが勝手に決めた通年である。必ずしも自分の好みではないが誰かが決めたパターンにわざわざ自分からはまりに行く必要はない、人間は一所懸命自分の好きなことをするのが一番幸せだ。多いに励みになる。ちょっと題名と違ったけれど。

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    2021年05月16日
  • 出口版 学問のすすめ ~「考える変人」が日本を救う!~

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    もう1点、僕が抱いている危機意識の1つに、学ぶ力の衰退があります
    大事な事はノートに書くのではなく、教科書に書き込んでいたのです。何故かと言うと、そうしておけば、テスト勉強するときに、書込み済の教科書1冊を集中して復習すれば足りるからです
    日本の未来を考えよう
    マクロンの言葉 著書革命:文化は言葉であり、フランス語を話すものは、フランスの歴史を託されたものとなり、フランス人となる
    宇宙は揺らぎから生まれて、人間は宇宙から生まれました。そう考えると、私たちが根底的に揺らぎのあるもの、多様性のあるものをありがたがるのも当然だと言う気がします
    大学は、自動車産業などと同様のインパクトを持つ輸出産業に

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    2021年05月14日
  • 本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法

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    "本の虫"である出口さんが書かれた"本の使い方"です。日本式の教育だけでなく教養を身につける必要性を説いており、有効な手段の1つとして読書を挙げています。
    未知の分野の学び方や年代別のおすすめ書籍、価値観に合わせたおすすめ書籍を紹介されています。本書に出てきた書籍は末尾に一覧になっているので参照しやすいです。
    出口さんは特に古典を読むことを勧められています。長い年月を経て残ったものは良いものだという考えのようです。
    読書方法としては、目次→要所だけ読むという読書方法ではなく、1文1文を噛み締めながら読むというスタイルを推しています。

    個人的に出口さんの

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    2021年05月03日
  • 知的生産術

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    成長=生産性の向上
    同じ仕事をより短い時間で
    同じ時間で沢山の仕事を
    同じ時間で仕事の質を
    人、本、旅
    無減代で考える
    数字、ファクト、ロジックで考える
    行動の源泉は、腹落ち感
    ルールを決めて例外を作らない

    ◼️する事
    ・毎日の読書をルールにする。
    ・モチベが低い相手には、腹落ち感と好きな仕事を意識する。
    ・リーダーになった時は、上位2割への関わりを意識する

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    2021年04月29日
  • カベを壊す思考法

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    もう何冊もこの方の本を読みました。
    出口教の信者と言っても過言ではありません。
    何度読んでも、ハッとさせられこのままではいかん。私にできることは何かを考え、行動しています。

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    2021年04月25日
  • カベを壊す思考法

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    70歳を過ぎてこの思考をもっているのに驚きです。
    50過ぎの同役職者に爪の垢でも煎じて飲ませたいですね。

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    2021年04月23日
  • 出口版 学問のすすめ ~「考える変人」が日本を救う!~

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    出口流教育論。日本人は勤勉でもなく、教育水準も高くない。特に高等教育。処方箋は投資(最も効率的)と多様性。これら世界を見渡せば常識。劣等感と不義の関係を結んだ愛国心であるナショナリズムはダメ。いつもの論旨ですが今回も深く納得。本書では対談が楽しかった。これまであまり存じ上げなかった吉田直紀さん、加藤積一さん、ヤマザキマリさんとの対談は興味深かった。この方々の著作へも手を出そうかなと。

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    2021年04月15日
  • 働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義

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    若干表現が強調的で読み手を納得させるために極端かなと思う部分もあったが、内容全体に関しては勉強になった。お金の運用方法や投資方法などの具体的方法について少し話があるが、それ以外については、お金との向き合い方とか、現在の日本に蔓延している漠然とした将来や現在に対する不安への対処法などについて書いてある。
    読み終わって、知らなかったこともあって私自身は勉強になった。ただ、あくまで入門的な本なので、ある程度自分で考えて資産形成やお金との向き合い方について考え方がまとまっている人はそこまで新規性は感じないかもしれない。

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    2021年04月14日
  • 早く正しく決める技術

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    感動したかといえば、ふつう。
    でも大事なことをちゃんとまとめてくれていて、納得しながら読んだ。

    意思決定と、提案を通すことを分けて考える、というのは非常に重要と感じる。理想論と現実論をまぜこぜにしないこと、とも言い換えられる。どちらもそれぞれの中で考えるべきことである。
    また、リスクの取り方の基本は、失敗した時に耐えられる体力があるかである、というのもわかりやすくていい。根拠はビジネスの基本はサスティナブルだからだ、というのもなお、わかりやすい。投資の基本の財産三分法、という例を使い、まず自分の体力と相談しようね、という考え方は信頼できる。
    また、意思決定はトレードオフであり、いいとこ取りは

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    2021年04月13日
  • 本物の思考力(小学館新書)

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    リテラシーを高めるために不可欠なのは、数字やファクトをベースに自分の頭でしっかり腹落ちするまで考える姿勢。
    世界最古のメソポタミア文明の粘土版には勉強しなければ、商人に騙される。という趣旨のことが書かれているそうだ。

    上の人間がやるべきことは、適正や資質の見極め。

    思考力を高めるには、きちんと書かれたテキストを一言一句丁寧に読み込んでいくことが大切。著者の思考のプロセスを追体験することによってしか考える力は鍛えることができない。木田元氏(哲学者)

    以前TVでお話しされていた内容と重なる部分があるが、とても興味深く読み進められた。

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    2021年04月12日
  • 教養としての「地政学」入門

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    地政学を「ランド・パワー」「シー・パワー」に分けて論述しているものの、どちらかというと地政学を切り口にした歴史の考察、というべきものである。

    地理的関係が歴史にどういった影響を与えてきたか、という点については詳細に書かれている。

    歴史を題材にしている考察が中心にされているため、現状の地政に関する記述は少ないが、十分に好奇心を満たしてくれる書籍となっている。

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    2021年04月12日
  • あなたの会社、その働き方は幸せですか?

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    上野千鶴子さんと出口治明学長だなんて大好物が2人揃った表紙でジャケ買い。たまらないです。

    全てが全て、いつもよく目にするお二人の内容ではあるけれど自身がとても勇気づけられる言葉ばかり。
    正しいことがまかり通る世の中ではないけれど、今の場所が合わないなと思うなら違う場所を探すのも一つ。
    あなたが正しいと思うことがあるなら、その正しいと思う人が多い場所を探して、選ぶこともできるかも、という踏み出す一歩を勧めてくれます。
    おすすめ。

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    2021年03月29日
  • 歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A

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    2020年、9冊目です。

    歴史上の人物やその人物にまつわる出来事について、質問形式で著者に尋ね、それに対する著者の認識が表現されたものです。見方をかえれば、出口版歴史観です。

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    2022年06月27日