出口治明のレビュー一覧
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海に囲まれて、独特の歴史を作り上げてきたニッポン。それゆえに日本人は日本史を他の世界と切り離して考えたくなる。それはそれで日本固有の文化、性格を賞賛されることもある。が、その結果、日本はガラパゴス的な発想で世界から置いてけぼりになりがちだ。小さな島に閉じこもらず、グローバルな視点を持とう。まずは世界史の中から日本史を覗いてみよう。というのが本書の趣旨。
語るべき人は半藤一利と出口治明。非学者の中で歴史を語るべき巨頭といえば、この2人。2人は日本人へ日本史を正しく理解せよと訴える。
近代において、日本は植民地化されず、自らの手で近代国家体制へ移行することができた。また、大戦の敗戦後もいち早く -
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ネタバレ2017年、13冊目です。
ベルナール・ド・シャルトルの言葉、
「巨人の肩に乗っているから、遠くを見ることができる」が最初に紹介されていて、
なるほどなと感じてしまった。巨人の肩に乗るという感覚は、西欧的だと感じますが、日本的に言えば、鳥瞰的にものを見れるようになるという感じかな。
たくさんの過去から蓄積された知識や知見を寄る辺として、自分の考えの柱を立てる
ことで、近視眼的にならない人生を選択できると説かれています。
古今東西のたくさん「名言」といわれる言葉が紹介され、その考え方や著者の解釈が、記されています。私自身知らない「名言」がたくさんありました。
ただの名言集とは異なるのは、たくさ -
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ネタバレ『昭和史』『日本のいちばん長い日』で知られる半藤一利氏とライフネット生命代表取締役兼会長の出口治明氏の対談本。ともに歴史に造詣が深い方かつ、流れや補足説明がきちんと盛り込まれているので読みやすい。
2020年の新学習指導要領「歴史総合」にもつながるような「世界史の中の日本史」が描かれている。グローバル化かナショナリズムかが問われる現代だからこそ、世界全体を見渡し、戦後から現代へのつながりを見つめ直す、契機となる一冊。
特に印象的だったのは以下の2点。
・自尊史観(日本は素晴らしいと語ること)は、自虐史観の裏返しで、元を辿れば同根である
・「経線思考」(本来は違うのにイエスと言い続けて現 -
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ライフネット生命の創業者で、現在は同社会長をお勤めの出口治明さんの著書。
出口さんの著書は多数あって、既に何冊か読ませていただいておりますが、今回はタイトルに惹かれての購入。
今回は、起業して事業を成功に導かれた6名の方との対談記事が全体の半分以上を占める構成になっていますが、この部分においては正直に申し上げてあまり新しい発見のようなものはありませんでした。
すでに多くの成功事例としての定番フレーズばかりだったような印象です。(それはそれで、やはり王道はそういったものであるということの再確認としては役に立ちました)
この本の中で印象に残ったのは、あとがきです。
最近のベストセラーのタイトルを逆 -
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<目次>
第1章 日本は特別な国という思い込みを捨てろ
第2章 なぜ戦争の歴史から目を背けるのか
第3章 日本が負けた真の理由
第4章 アメリカを通してしか世界を見ない危険性
第5章 世界のなかの日本を知るためのブックガイド
第6章 日本人はいつから教養を失ったのか
<内容>
『昭和史』の半藤一利さんと『全世界史』の出口治明さんの歴史をキーワードとする対談集。二人の意見は一致していて、”無教養”な日本人(それは、現在だけでなく、明治期はOKだが、戦前の指導者も無教養だったと著者たちは言う)が、日本を誤った道へと導きつつある中、世界史を踏まえた日本を学び(それは「本」を読むことに尽 -
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<目次>
はじめに 人間にとって教材は過去しかない
第1章 激動の16世紀。世界史の流れはここから変わった~カール5世、新大陸への到達、宗教改革
第2章 イスラム世界が歩んできた道~21世紀のテロ問題を冷静に見つめるために
第3章 豊かな国インド~なぜ始皇帝もカエサルも登場しなかったのか
第4章 エジプトはいつも誰かに狙われていた~」「世界の穀倉」をめぐる支配の歴史
第5章 日本文化に大きな影響を残した唐宋革命~平和はどのように築かれたか
第6章 ルネサンスは神の手から人間を取り戻す運動だった~里帰りの3つのルートとメディチ家
第7章 知られざるラテン・アメリカの歴史