出口治明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
世界各国と日本の比較や現在の日本で取り上げられている問題の分析を数値・データを用いてわかりやすく説明している。
「日本って実は凄いんだな」
「今問題になっている事ってもっと深刻なんだ」
「問題ないっていうけれど、実は問題じゃん」
っていうのがたくさんあった。
悲観的に終わらず、頑張ろう!って思えるようになる点が出口さんの上手いところ。
データ・ファクト・ロジックが大事を証明している。
下記、抜粋。
・国債を発行し続けると、孫世代に全てつけがまわってくる
・日本はマスメディアを信じすぎている(日本70%、ドイツ40%、アメリカ20%)
・日本政治の最大ネックは「政権の軽さ」(ドイツ平均任期10 -
Posted by ブクログ
ネタバレ==========2015/11/8佐藤匠===
【大局観】
(概要)
人の上に立つリーダーが組織を運営するにあたり、
何を判断基準としなければいけないのか。
些末な点ではなく、全体としてどう動くべきかを
考えさせる本。
(評価)
70点
(共有したい内容)
・思考する際の前提条件
1.人間は動物である
2.人間はそれほど賢くない
3.人生はイエスノーゲーム
4.すべてのことはトレードオフ
5.大勢の人を長い間だますことはできない
・リーダーに求める最低条件
1.やりたいことをやっていること
2.仲間を集められること
3.仲間たちとゴールに向かい達成できること
・大局観をもって思考す -
Posted by ブクログ
保険の勉強をしているときに見つけたので、どんな思いでライフネット生命が誕生したのか興味が出てきたので読んでみました。
読んでみて文章から感じた印象ですが、著者の出口さんは還暦での起業でありながら、子どものように素直で変な欲のない純粋さを持っているような気がして好感を持ちました。
戦後初の独立系生命保険として立ち上がったライフネット生命の立ち上げのころの話が書かれているのですが、
開業にこぎつけるまで、ひとつひとつハードルをクリアしていく過程を読んでいるうちにこっちまで少しわくわくしてしまったり、
岩瀬さんが出口さんのお誕生日に綴ったブログにちょっとじーんとしてしまったりしました。
いろい -
Posted by ブクログ
西洋、中国、イスラム圏を中心に、歴史の要となるテーマを取り上げているような内容。鉄器の普及と思想家の誕生、テュルクの西方移動と支配の歴史、「保守」の思想が誕生した経緯、アヘン密輸に対峙した官僚が明治維新に与えた影響といった歴史のつながりがおもしろかった。
中国の周王朝は青銅器をつくって文字を書ける職人を囲い込み、貢物を持ってきた相手に贈った。BC770年に西周が滅ぶと、職人や書記たちが諸国に拡散したため、青銅器に書かれている内容を知ることによって周を崇めるようになり、これが中華思想となった。BC500年頃から始まる戦国時代に鉄器を使って山を切り開いたため、大洪水が起きるようになった。それ以前 -
Posted by ブクログ
ビジネス関連書や歴史の本の著書も多いライフネット生命保険の会長の出口さんのお勧めの本108冊。多くの本を読んでおり、1つの読書の指針としてはよいものだと思う。
元々は、週刊誌に連載したものを再構成しており、10章にわけて紹介して、巻末には108冊が載っている。基本的には古典に近いもののおすすめが多いと思った。このような本は、読書の指針が自分の中にない人や自分の読み方に偏りを感じた時に読むと一番良いと思う。
10章の内訳は下記の通り。
・リーダーシップを磨くうえで役に立つ本
・人間力を高めたいと思うあなたに相応しい本
・仕事上の意思決定に悩んだ時に背中を押してくれる本
・自分の頭で未来を予