【before】この本を読む前の私は、これらを知りませんでした。
・ウイルスは地球で数十億年生き続ける先住者、ホモサピエンスは20万年の新参者。
・唯一生き残るのは変化できる者。変化できることは人間の本質的な生き方。
・物を持たない時代が圧倒的に長かった(19万年)ファクト(事実)を知れば、人間の本
...続きを読む質を考察することが出来、判断力を養うことに役立つ。
・貞観政要の三鏡「銅の鏡」身だしなみや表情をきちんとする。「歴史の鏡」過去に学び事象の本質を見抜く。「人の鏡」謙虚に、近しい人たちの諌言を聞き入れる。
・捨てる、は手元に何を残すか決めること。知識があるからこそ取捨選択ができる。
・避難訓練をしていた人は、訓練した通り余計なことを考えずに裏山に登った。
・身の回りのものを捨て、何も持たない生活→ホモサピエンスとしての本来の姿。
・なぜ「仕事が辛い」と感じるのか? 原因は「無駄な気遣い」
・「人を育てる」という考えが傲慢。強いていうなら「仕事が人を育てる」
・「縦」は歴史。昔の人はどう対応したのだろうか?
・「横」他国の人はどう対応するだろうか?
・「算数」平城京と平安京が未完の都市な理由→1/20しか稼ぎがないのに1/4の大きさの建物を建てようとすれば財政難に陥るのは当然。
・ファクトフルネスより、世界の主流は「協調」に向かっている。
・仕事か家庭かは、トレードオフではない
・オールサポーティングオール、みんなで社会を支え、困った人に給付を集中する。
・異質平等論「男性と女性は、性別は違うけれども平等」は、一見ファクトのように思えるが誤った考え方。
・世界全員の100mを走るタイムを計測して名前と一緒に図示すれば、79億人分のタイムがグラデーションで並ぶ(男女が混在)人間には、性差の前に個人差がある。
・古典を読んで分からない→自分がアホ。現代書を読んで分からない→著者がアホ。
・2回視聴グループより一度見て内容を話したグループの方が30~50%良い成績。つまり同じ情報を何度もインプットするより、アウトプットする方が定着する。
【気づき】この本を読んで、これらについて気づきを得ました。
・大切なのは「偶然に適応する能力」。だからこそ常に学び、出会い、知力を磨く。
・アポロンは次の一手(呪いをかける)でトロイアを陥落させた。失った予知能力を諦めることで、優勢を取り戻す作戦を得た。
・意思決定するポイントは3点、歴史に学ぶ・専門家の意見・腹をくくる。
・世界を変える方法は3つしか無い。クーデター、起業、上の世代の退場。あらかじめ承認を取って世界を変えた人は皆無。
・旅は、本・旅・人で学んだ点と点が思いがけず線としてつながる瞬間が楽しみ。
・仕組み作りが得意なタイプは、総じて仕事ができる。
・人間が怒られて成長することは、決して無い。それどころか、逆に怒られることで行動が萎縮してしまい、成長が阻害される。
・「誰かに見せる」という意識で書かなければ思考の整理も弛んでしまう。
・ハラスメントの我慢で会社の業績が上がる?楽しんで仕事をすると業績が下がる?
・怠ける集団の排除で、普通の6割からの転落者が再び2割を形成。
・ベネディクト・アンダーソンが「想像の共同体」で書いた。→国民国家の正体は想像の共同体、つまり国家という物語を人々が共有することで成り立っている。
・カエサル→「人間は見たいものしか見ない。そして見たいように都合よく現実の世界を変換する」
・行動してもすぐには効果が出ないことは歴史が物語っている。つまり上手くいかなくても当たり前。それが世界の相場。
・年齢や性別のレッテル貼りはもうやめにした方がいい。現代は「そこから自由になろうよ」という知見を得た時代。Google 社の採用では「これまでの業績・現在やっている仕事・将来の希望」の3つしか聞かない。
・イノベーションは全て既存知の組み合わせ。距離が遠い組み合わせほど、大きい。
・仏教は当時の最先端技術のテクニカルノウハウだった(建築・芸術・工芸・医学)
・運とは川の流れまで。適応とは、流れ着いたところで好きなことをすること。
・流されっぱなしではなく、その都度、自分に要請されていることを「こういうことしなければいけないのかな?」と思いつつ生きていくこと。
・週末の二泊三日で星を9つ食べに行かないか?集合場所は往路便の機内。
・500分の1の社長になりたい!と思うから落ち込む。単純なエビデンスを計算できないことは、根拠なき精神論につながる。
・今後の人生で大学中退の理由をトータル500回は質問され、その都度同じ答えを述べることになる。それらの時間は全て無駄。
・趣味なら時間は気にしないので、山に登るためのルートは何本でもある。しかし仕事となると「山に登る最短ルートを探す」しか解は無い。
【TODO】今後、これらを実行していこうと思います。
・人知の及ばない局面では一刻も早く諦め、現状を打破する賢明な方法を考える。
・メリット・デメリットを明らかにしたら、速やかに選択肢を捨てる。
・サンクコストにこだわりすぎて判断を誤らないようにする。
・「段ボール3箱分を捨てる」と決めたら、いっぱいになるまで黙々と詰め込む。
・イベントを企画して、行動に強制力を持たせる。
・人は一緒に食事して楽しいかどうか、本は面白いか、旅は行きたいかで選ぶ。
・「普通以下の人が8割いる」がむしろ正常と認識する。
・アンコンシャスバイアスという因習を捨てるための行動を起こす。
・古典から読むのが、面白い本に出会うための近道。分厚い本から読む。
・気配りなどしなくても楽しい時間は過ごせるように「相手によく思われたい」という欲を捨てる。
・どんなお誘いにものってみる。
・アンコンフォートゾーンに移動することで、偶然に出会う確率を高める。