出口治明のレビュー一覧

  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
    良いリーダーシップを発揮するために必要なことは
    ・銅の鏡
    ・歴史の鏡
    ・人の鏡
    を持つことである。

    具体的に
    ・常に明るくふるまう
    ・歴史から学ぶ
    ・嫌ごとを言う人を近くに置き意見を聞く
    ことが必要。

    なぜなら
    ・暗いリーダーには誰もついてこない
    ・歴史は繰り返されるし、故事の例え話は相手に伝わ...続きを読む
  • 早く正しく決める技術
    この作品も氏の教養の深さが滲み出る。
    数字、ファクトやロジックで判断、は副題のとおりだけど、迷ったときには直感力。それを養うのが多くのインプット。結論でなくそう考える思考のプロセスを大事にする、今後も読書時に参考としたい。
  • 本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法
    最近読んだ中で1番です。

    読書術(How)よりも、どうして読書することが大切か?(Why)が腑落ちしました。そして、教育と教養の違いにも納得です。娘達に生きていくための武器である「教育」を授けられているか?自信がなくなりました。

    読書中毒といえる著者の読書量にはただただ圧倒されますし、1字1字読...続きを読む
  • 知略を養う 戦争と外交の世界史
    これもよかった。ロシアのウクライナ侵攻(2022.2.24〜)をきっかけに手に取った本だけど、人が感情の動物であることを考えると、戦争は惨劇だけでなく、恨みも残すので、出口さんの言うように終わり方(講話)の仕方をしっかりしないと。世界史を知っていることはビジネスにも役に立つ、というのは納得。

    第一...続きを読む
  • 「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには
    オーディブルで駆け足気味に聴くには勿体ない1冊でした。でもいろんな提言はほんとに腹落ち。

    高学歴な人間になるためにも、生涯学び続ける、人、本、旅との出会いを大切に、自分も意識して行きたい。
  • 哲学と宗教全史
    年に何冊か、深い感銘を受けたり、充足感を得る本があるが、今年の1冊目。
    もともとはヨガの呼吸法の先生のおすすめ。

    哲学史は難しそうでハードル高め。
    分厚さに最初から、諦めそうになったが、
    開いてみれば、

    リズムあって軽妙な文体、エッセンスをわかりやすく
    流れに乗った説明、

    時々挟まれる著者のピ...続きを読む
  • 哲学と宗教全史
    歴史を知るためにその時代時代を読み解く歴史の史実がある。
    そして、それを味わうには、人類の時と空間にまだらに漂っていた人類共通のぼんやりとした認識があり、それをリードした思想がある。(認識や思想は歴史を解釈するための後付けとも思えるが)
     この本の素晴らしいのはそれらを一気通貫してまとめあげたところ...続きを読む
  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
    学びが多すぎでここには書ききれないけれど、一番学びになったことは、権限委譲の本質的な意味。
    権限を部下に委譲したからには、口出ししないことが大前提。いちいち口を出してマイクロマネジメントすると、結局部下は考える力を失うし、上司の顔色を伺うようになるので上司は裸の王様になってしまう。
    気に入らなければ...続きを読む
  • 早く正しく決める技術
    最近出口さんの本のハマっている。
    よくあるビジネス書には書いていない新しい発想があり、しかもわかりやすく書かれているので本当にすんなり読みやすい。
    この本で学んだこととしては、
    リーダーは異方向を示す人であって、何でもかんでも意思決定する人ではないということ。
    これは貞観政要の本の時にもあったが、権...続きを読む
  • 哲学と宗教全史
    古今東西の哲学・宗教の歴史を1冊にまとめた画期的な書。しかも、個別の内容の概説ではなく、それらを関連付けて理解することができる。とても分かりやすい。中高生にも勧めたい。理解を深めるための推薦図書も参考になる。
  • 教養としての「地政学」入門
    欧州の歴史を振り返りながら説く陸の地政学。大航海時代からの海の地政学。地政学という名は冠されているが、基本的には歴史解説の書のように感じた。
    最後の日本の地政学の解説は、歴史に詳しい著者らしい鋭さで、非常に勉強になった。
  • 自分の頭で考える日本の論点
    出口さんのおすすめする物事を考えるときのコツ、タテヨコ算数を元に各トピックを論じていて大変勉強になる。
    ファクトの部分がとても良く纏まっていて、そこを読むだけでも勉強になる上、なぜ正しいか、間違いか、をロジカルにまとめていて面白い。
    生きていく中で、自分を取り巻く社会、さらに広げて、日本、そして世界...続きを読む
  • 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方
    還暦からの〜となっているけれど、年齢が変わらず多くを学べる内容。


    出口さんは、新しい世界に入るにはまず関係法規を学ぶそう。何をなすべきかという理念、何をしてはならないかというルールが記されているとのこと。

    法規は苦手意識しかなかったが、法規はいく手を阻む厄介者ではなく先人たちがつくってくれた道...続きを読む
  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
    「三鏡(銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡)」という作者の座右の銘を主軸に、様々なケースを取り上げて書いてあり、最初から最後まで興味を持って読み進めることが出来ました。印象的だったのは、リーダーは「器」を大きくしようとせずに中身を捨てる、という違う角度からの発想が名君主っぽいなと思いました。
  • 哲学と宗教全史
    途中までの時点でもう面白すぎる
    「ミュトスではなくロゴスによってアルケーを考えること」
    初見で意味わからなすぎて笑った
    そのカタカナ何?と思っても、次の行で意味を教えてくれて、その次の章では分かるようになってるからスラスラ読める
  • 自分の頭で考える日本の論点
    1年くらい前に購入してずっと寝かせておいた(?)ものをやっと読みました!!!

    400p越えとそこそこボリューミーな感じでしたが、一つ一つのトピックがシュッとまとまっているのでとても読みやすかった!
    恥ずかしながら普段から新聞も読まないし、ネットニュースも興味のある分野しか見ないので、政治や経済、世...続きを読む
  • 教養は児童書で学べ
    365日読書 12冊目
    「教養は児童書で学べ」出口治明

    西原村の「奇跡の本屋」こと「竹とんぼ」でゲットした本。
    教育関係者、お父さんお母さん、本が大好きな人にオススメです!

    短時間で読めるのに、専門書より深い。
    珠玉の10冊をじっくり読み解く「本の楽しみ方・味わい方」への誘い、、、

    ☆目次
    ...続きを読む
  • 教養は児童書で学べ
    小一の娘に、この本で紹介されていた「さかさ町」を勧めてみたら、気に入って読んでいた。
    私も終わったら読ませてもらおう。

    なるほどな、という考察が多い。
    出口さんの本は読んでいて、なんだか気楽になれる。不思議だ。
  • あなたの会社、その働き方は幸せですか?
    この2人で面白くないわけがない。上野先生は、利害と信頼を読む力がすごい。出口先生は、諦めという名の腹の括り方が潔く、人格のピュアさを感じる。
  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
    己の器は変えることができないが、空っぽにすることができる。空っぽの器に何を入れるかが大事である。
    自我を捨て、欲を捨て、任せたことは口を出さない。
    諫言の方法もたくさんあり、直接言うことが全てではない。方法の一つに中国古典を使うことで諌めるのは、太宗、李世民も古典を知っているからこそである。