藻谷浩介のレビュー一覧
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もう少しでいいので、それぞれの人の話をテーマを絞って深掘りして欲しいなと思った。
最後の柚木さんの話がやはり一番印象に残った。苦労されてる分、意識が高いのだなと、彼女の昨今の著書の傾向に納得。Posted by ブクログ -
2020年夏に刊行された本。コロナ後の社会の変化について。 人間、生命、歴史、国家、くらしと文化をテーマに21人の知性が語る。
インタビューと寄稿された文で構成されている。コロナが蔓延し拡大していた頃の見解なので、現在の視点で読むとやや違和感がある意見もあるけれど、総じてコロナをきっかけに、今後社会...続きを読むPosted by ブクログ -
斉藤幸平「人新世の資本論」を読んだ流れで、この本を読んだことを思い出す。当時とにかく就職をする前で、関東から旅行以外で出たことのなかった自分がしばらく島根に滞在する機会もあり、田舎の人、食、風景の中に生きる豊かさ、美しさに打たれた。そこから翻ってみると東京の資本主義経済という不健康な巨大歯車の中、イ...続きを読むPosted by ブクログ
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「域際収支」というものを都道府県別に示したグラフである。域際収支とは、商品やサービスを地域外に売って得た金額と、逆に外から購入した金額の差を示した数字。一目瞭然である。東京や大阪など、大都市圏が軒並みプラスなのに対し、高知や奈良など農漁村を多く抱える県は、流出額が巨大である。
今度は、域際収支が最下...続きを読むPosted by ブクログ -
ラジオ「荻上チキセッション」が夕方に移ってから聞くようになり、荻上チキさんとはどういう人かと探していて行きあたった本。読みたいと思った人の章のみ読みました。
養老孟司:「不要不急とは」という、今回もまた若干ずれた感のある内容なのだが、この用語への同氏の違和感は、医者でありながら現場ではなく解剖をや...続きを読むPosted by ブクログ -
期待した内容ではなかった、、、
タイトル負け な感じかな。。。
各コラムが書かれてから1年経ってしまったので、答え合わせ(経済も壊れてないし、コロナも欧米に比べて日本では大したことなかった)ができてしまうからかな。。Posted by ブクログ -
新型コロナウイルスは瞬く間に地球上に広まり、多くの生命と日常を奪った。この危機にどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちの知見を提示し、アフターコロナの新たな世界を問う。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。
もう少し突っ込んだ話を読みたい。Posted by ブクログ -
あくまでも途中経過、もしくは現在進行形の新型コロナの世を語っている。見通しが立たない中で共通するのは、コロナ後の世は前と決してイコールにはならないこと。世界はこれを繰り返してきたということ、だろうか。スピード感を持ってひとまずまとめられた評論を読めたのはよかったと思う。Posted by ブクログ
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それぞれの識者の考察。すべて読んだわけではないが、それぞれが置かれている環境や仕事に絡めてあって興味深かった。ブレイディ、斉藤の記事が印象に残る。前者は子供を通じての差別や思い込みの話、後者は人と接することはそれだけで暴力だったのだということ。人と対面してやりとりすることが繊細な人には暴力にも感じら...続きを読むPosted by ブクログ
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新しい生活様式も適用され、世界は変わってしまった。
今年の初めには考えられなかったことである。
しかし、日々更新される膨大な情報に惑わされることなく、本質をとらえ何が正しいのか判断していくことを求められているような気がする。
これは、コロナに限らずすべてに言えることである。
今後の世界は誰にもわ...続きを読むPosted by ブクログ -
ただ旅をするだけじゃもったいない、その土地の空気を感じ、歴史を調べ歩くことで何倍にも濃厚な時間になると実感。もう一度世界史を学び直しながらまた読みたいかも。Posted by ブクログ
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エピソード集ではつまらない。
はっぱビジネスの「いろどり」が、それ一つでは革新的力を持たないように。
こうした流れを加速するためには、なにかの仕組みや仕掛け、つまり政策が必要なはずだが、それはまだまだ期待薄だろう。今の社会の成り立ちに根本的なところで相反する要素を持っているので。
そのうちどこか...続きを読むPosted by ブクログ -
改めて読む、コミュニティを核とした生き方、処し方のひとつだが、絶対ではない
どうやって自分たちとコミュニティをフィットさせるか、理想だけでなく柔らかな考えが重要、一番大切なのは持続可能性をどう担保するかPosted by ブクログ -
旅行が「趣味」を超絶している著者。ほんの短時間立ち寄った印象で、街角が照射する国際情勢や地域経済を独断をまじえて解説する。著者によれば、地政学とは、ある地理的条件の下でどういう人間行動のパターンがあるのか、共通点を通して社会や経済の構造を把握するもの。今は軍事よりも、経済力や技術力、文化力、人口圧力...続きを読むPosted by ブクログ
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理屈は分かる。しかしこのシステムを導入して実際に人々が体験をしないと本の内容の部分で止まってしまってそれ以上の深堀りは出来ない。
是非体験をさせてほしいと思わせるシステム理論だった。Posted by ブクログ -
2014年の新書大賞1位で発売当時には政治家の間でもかなり話題に上った本である。
日本は世界経済の景気動向に振り回され、日本に直接関係のない他国の失政によってでさえ多大なる影響を受けてしまうグローバル経済の網の目にからめとられています。こうした状況では、他国からの(悪)影響を最小限にした経済的安定こ...続きを読むPosted by ブクログ