藻谷浩介のレビュー一覧

  • 世界まちかど地政学 90カ国弾丸旅行記

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    実際に訪問したからこそ分かる世界各地域の特徴を述べている本。徒歩が好き、乗り物が好き、街に行ってみるのが好き、など観光地ではなく各地の日常生活を知ることが著者の旅の目的であるようで、非常に共感できる。昨今の世界情勢をふまえた考察も大変興味深い。続編も大いに期待したい。

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    2018年07月01日
  • 世界まちかど地政学 90カ国弾丸旅行記

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    日本の地方問題の論客は世界の辺境の国の首都を飛び回る旅客でもありました。『「成田空港で国際線から国際線に乗り換えた際に、二時間だけ入国して成田山新勝寺に立ち寄った外国人が、それだけの経験から日本を語る」というような覚悟と気合で、足と頭をフル回転して、本を味読するように町を読み取っているのです。』という、観光でもビジネスでもない体感旅。本書に登場するのは、うっすら国名、首都名知っていたとしてもどこにあるか?どんな国か?まったく知らなかった未知の国々、都市たちです。カリーニングラードなんて、すいません、全然知りませんでした。でも、カリーニングラードを知らずしてロシアとの北方領土交渉、語るなかれ、と

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    2018年05月19日
  • 世界まちかど地政学 90カ国弾丸旅行記

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    著者の藻谷浩介(1964年~)は、日本政策投資銀行勤務を経て、日本総合研究所調査部主席研究員を務める、地域エコノミスト。2010年発表の『デフレの正体』は2011年新書大賞第2位となり、販売部数は50万部を超え、また、2013年のNHK広島取材班との共著『里山資本主義』もベストセラーとなっている。
    本書は、著者がこれまでに訪れた世界90ヶ国での見聞・考察を、2017年4月から毎日新聞社のインターネットサイト「経済プレミア」に週刊連載している、「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」を書籍化したもの。
    取り上げられた国・地域は、ロシアのカリーニングラード、アイルランドと英国(北アイルランド、ウェ

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    2018年04月08日
  • 経済成長なき幸福国家論 下り坂ニッポンの生き方

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    バブル期のような派手でおかしな時代はもう来ないだろうけれど、ああいうのとはまるで反対の意味で楽しく暮らせる社会が、あと少しの時間と手間暇を掛けたら実現されそうな気がして来る、そんな本。日本はまだまだ捨てたもんじゃない。てか、これからだね。

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    2017年12月21日
  • 観光立国の正体

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    内容ですが、
    1 観光立国のあるべき姿 山田桂一郎
    第1章 ロールモデルとしての観光立国スイス
    第2章 地域全体の価値向上を目指せ
    第3章 観光地を再生する――弟子屈町、飛騨市古川、
                  富山県の実例から
    第4章 観光地再生の処方箋
    Ⅱ 「観光立国」の裏側 藻谷浩介×山田桂一郎
    第5章 エゴと利害が地域をダメニする
    第6章 「本当の金持ち」は日本に来られない
    第6章 「おもてなし」は日本人の都合の押しつけである

    観光でしか地域で雇用が発生しないというスイスで観光業だけでなく地域全体の産業も巻き込み、持続可能な観光を巻き込んだ地域産業づくりの実践の紹介。
    そして、お二人

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    2017年08月11日
  • 観光立国の正体

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    この『観光立国の正体』で語られている内容の多くは、正しく「実は“判らない”ことを誰かが声を大にして言っていて、“仰せのとおり”とそれを進めようとしている人達も大勢居るが、考えれば考える程に“見当違い”で、一体どういう“程度”なのか?」というように要約してしまって差し支えが無い話題だと思う。
    こういう内容…広く読まれるべきだと思う…が…何となく思ったのは、共著者の一人が観光庁か何かの指定する“カリスマ”とやらになっているから、本書は世に出ることが「叶った」のではないかということだ…こういう「公的な何か」が付けられているでもなければ、「知る人ぞ知る、何やらユニークな活動を続け、独自の識見を有する人

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    2017年01月04日
  • 観光立国の正体

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    鋭い指摘が沢山あった。
    とにかくマーケットイン
    今だけここだけあなただけを考える。

    高浪で食事メニューなにかできないか?

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    2016年12月26日
  • 和の国富論

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    講義中ピリピリする藻谷浩介先生が喜んでサインしてくれました。
    本の内容は、教育、高齢者+空き家対策、この2点は非常に勉強になりました。

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    2016年10月25日
  • 和の国富論

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    ☆☆☆2016年7月レビュー☆☆☆


    『里山資本主義』や『デフレ招待』の著者である藻谷氏の対談集。林業、漁業など6つのテーマでそれぞれの「現智の人」と対談。藻谷氏の本を読むといつも「自分も何かしよう」と思える。社会の目指すべき方向のため、地域社会のために何かできることはないだろうか、と考えさせられる。


    ★★★2017年8月レビュー★★★
    「現智の人」との対談集。
    林業、漁業、空き家、崩壊学級。現場の声を藻谷氏が読者に届ける。都市・建築再生プロモーター清水氏との対談が印象に残った。千代田区の廃校を利用したアートセンター、岩手県の紫波町オーガルプロジェクトなど、多くの街づくりをてがけている。

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    2017年08月07日
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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    足元の一歩一歩を大切に生きている人たち。
    特に商店街、限界集落などきになるキーワードに触れ、元気ももらえる。

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    2016年06月07日
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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    「類は友を呼ぶ」というか、敬愛する藻谷浩介さんがそういう人たちと対話した本。
    とても興味深く読んだ。

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    2015年12月23日
  • 金融緩和の罠

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    ネタバレ

    河野龍太郎さんのインタビューを新聞で読んで、この方の本を読んでみたいと思い、この本に辿り着く。

    この本は、萱野稔人(津田塾大教授)が、安倍政権で推し進める金融緩和に反対意見を主張する3名、藻谷浩介氏(日本総研主席研究員)・河野龍太郎(BNPパリバ経済調査本部長)・小野喜康(阪大教授)とそれぞれ対談した内容がまとめられている。

    感想。とっても面白い。読んで良かった。

    備忘録。
    ①藻谷氏の見解
    ・リフレ論は「供給されたお金は必ず消費される」という前提に立っている。それは現実と乖離している。
    ・バブル崩壊以降の日本の景気低迷は、貨幣供給量不足が引き起こしたのではなく、モノの需要不足によるものだ

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    2015年01月16日
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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    藻谷さんと日本で様々な分野で活躍している方々との対談集。全体を通してここに登場されている方々は、周りに(特にお金の誘惑や慣習)踊らされず現実をみて行動されているのだな〜。こんなこという人達が居るのか〜!と面白くてどんどん読み進めてしまいました。

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    2014年10月30日
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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    この本は、できるだけ多くの人に読んで欲しい。
    持続可能な日本の作り方が書かれている。特に鉄道の復権を謳った宇都宮氏との対談に感動した。
    路面電車や鉄道は赤字でも続ける意味はある。それを声を大にして言いたい。道路、自動車は鉄道の何百倍も費用がかかっている事を、政府・マスコミは知るべきだろう。

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    2014年09月16日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    201405/
    行政に呼ばれて僕たちがコミュニティの話を聞きに行っても「特に問題はないから何もやらなくていい」という回答ばかりな町もあります。しかし、実際には商店街は空き店舗だらけ、小学校も統廃合が繰り返され、耕作放棄地が増えている。町に住む人が自分たちの町の課題をしっかり認識していない場合が多いですね。/
    どうせ市民活動をやるのだったら、市内各所でバラバラにやるのではなく、駅前の広場や空き店舗、あるいは駅中、駅近くの神社などを利用しましょう、と呼びかけたのです。そうすると、それぞれの活動団体のファンがさらに駅前に集まる。その人たちが活動団体のプログラムに参加して、ついでに商店街で少し買い物し

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    2014年05月29日
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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    少子化の進む日本が抱える、商店街、限界集落、観光、農業、医療の問題について、現場のイノベータと「里山資本主義」の藻谷エコノミストの対談集。政府の白書や日経新聞を読んでいるだけでは見えてこない事実とソリューションに目から鱗。

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    2014年05月06日
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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    ネタバレ

    「里山資本主義」が人気の藻谷浩介さんの対談集。日本の地方経済を立て直す取り組みの成功例。このような人たちがいることを頼もしく思う。中でも千葉県のユーカリが丘のまちづくりを行った「山万」という企業には驚いた。話を聞けばごく当たり前のことを言っているように聞こえるが、業界ではまったく誰もやらなかった非常識のオンパレード。それらがいちいち理にかなっていて、お客様の今だけでなく未来の幸せも見据えたものになっていて驚かされる。慧眼というのはこの事であろう。

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    2014年04月03日
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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    「へーっ,日本にはこんなことをやっている人がいるんだ,こんな価値観もあるんだ」ってことに気づかせてくれる本

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    2014年04月02日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    ネタバレ

    山崎さんの幸福論を藻谷さんの経済論が説明するような展開。藻谷さんの的確な論理が素晴らしい。
    SY(数字が読めない)だった自分に反省しながら、示された数字を吟味。日本のストックや豊かさがわかる。
    日本は文化を認められる国にならないといけない。
    先日読んだ池上さんとダライ・ラマ14世の本と共通する点だ。

    以下メモーーー>

    富山・福井は所得は高いがまちはお洒落ではなく、人通りも少ない
    →京都・大阪、金沢、東京に買い物に行ってしまう。
    徳島→神戸大阪へ

    延岡は九州で時間距離が一番遠い(空港から)



    経済成長と幸福度(実感)が違う4つの理由
    ①過程を積み重ねてつくられた経済成長率の計算が実態と

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    2014年03月04日
  • 金融緩和の罠

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    あとがきにあるように,(結果的に)あまりにもタイムリーな本。デフレの主たる理由が生産年齢人口の減少であることを二人のインタビューイーが指摘している。おそらくこれが「デフレ」の真実なのだろう。小野氏は,「お金そのもの」が持つある種の魔力を考慮せずには,経済政策は成り立たないと指摘する。その指摘は自分の実感ともよく重なり,説得力のあるものだ。
    現政権の経済政策の「突然死」が危惧される。

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    2013年05月16日