藻谷浩介のレビュー一覧
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1人めの養老先生の「私の人生は「不要不急」なのか?」という問いでガツンと来る。数に限りがある人工呼吸器を若い患者、高齢の患者どちらに使うかで、現実にトロッコ問題が発生しているとは。「トライアル・アンド・エラー」ではなく「トライ・アンド・エラー」という表現は相変わらず気になる。伊藤隆敏さんのページにも...続きを読むPosted by ブクログ
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著者が毎日新聞インターネット版に連載している「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」の中から選んだ記事をまとめた本の第一弾。
本書で登場するのはカリーニングラード(ロシア飛び地)、イギリス(特にアイルランドと北アイルランド)、旧ソ連コーカサス3カ国(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)、スリラ...続きを読むPosted by ブクログ -
真打ち登場。
勝間さんによる、デフレ問題の提起の後、
エコノミスト等の書いた経済書を読んできたが、
それを突き破る本が登場したという思い。
*もちろん、本書に対する反論も期待している。
特にインフレ誘導については、
勝間さんらが主張しているコアな部分なので、
このソリューションをどのように捉えれ...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は経済評論家の藻谷浩介氏が各国の”首都”を切り口にその国の状況を伝える「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」(毎日新聞WEB版に掲載)の連載を単行本化した第2弾です。
ビジネスで海外に行く事がない限り、私たちが外国を訪れるのは観光目的に限定されることがほとんどです。観光地を訪れたからと言って、...続きを読むPosted by ブクログ -
このお二人の対談面白いです。地域資源のフローとストック、確かになと。村民の所得は少ないけど、豊かに暮らしている人達はいるし、逆もあるな。Posted by ブクログ
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「二時間だけ入国して成田山新勝寺に立ち寄った外国人が、それだけの経験から日本を語る」というような覚悟と気合
人は知識だけで頭でっかちになりがち。
それを強く理解させてくれる旅行ノンフィクション。
旅は「地理」と「歴史」の味わい方で、大きく跳ねる。
というよりも、地理と歴史を感じれなければ、薄い時...続きを読むPosted by ブクログ -
中東のレバノン、ヨルダンの話が面白かった。
周辺のイスラエル、シリア情勢の影響もあって危険だと勘違いしていた。
これをきっかけに中東のパレスチナ、シリア内戦、クルド人、ISについても改めて勉強するきっかけになった。Posted by ブクログ -
日本が地政学的に恵まれていることがわかった。
島国だし資源に乏しいし人口が無駄に多いから攻められづらい。
=単一民族国家を長年保てた。
=多民族/多宗教であることが引き起こす種々の問題に惑わされづらい。
=ひたすら「合理」を追求できる環境Posted by ブクログ -
人間が、どんな場所で、どのように生きているのかということを、実際にその場所へ行って肌で感じることで、今自分たちが生きている場所の「来し方行く末」を展望することができる。この本は、そんな視点や考え方を持つことの大切さを教えてくれる。Posted by ブクログ
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著者の藻谷浩介(1964年~)は、日本政策投資銀行勤務を経て、日本総合研究所主席研究員を務める、地域エコノミスト。2010年発表の『デフレの正体』は2011年新書大賞第2位となり、販売部数は50万部を超えている。
本書は、著者がこれまでに訪れた世界105ヶ国での見聞・考察を、2017年4月から毎日新...続きを読むPosted by ブクログ -
【ぶらりと観察】時に一風変わった歩き方で世界各地を巡りに巡った著者が,訪れたいくつかの国・地域に関してまとめた旅行記。本作においては,コーカサス地方やカリーニングラード等,あまり多くの邦人が訪れない国・地域を取り上げています。著者は,大ヒットを記録した『デフレの正体』等で知られる藻谷浩介。
さらり...続きを読むPosted by ブクログ -
日本開発銀行など政府関係の公職を多数勤めた経済の専門化により、主として日本経済の実態について語った本。日本経済の低迷は、生産年齢人口の減少が主因であるとの意見には納得できた。展開は、論理的であり、解決策にも違和感はない。特に高齢富裕層のお金を循環させることが大事との意見は、大いに賛同できる。ただ、文...続きを読むPosted by ブクログ
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東京の出生率の低さ 子供を三人以上産む人が少ない 出生率2は3人以上が支え
製造業から文化立国へ 文化により付加価値を与える(30)
成熟国家の時代
多様性が不可欠
Iターン・Jターンが地域・自治体を選ぶ理由 自由・文化
「自己決定力」を持つのがElite
「付加価値」他者との違い 長期記憶の組...続きを読むPosted by ブクログ -
著者がいう日本の景気低迷の原因も斬新であったが、その打開策に説得力があり、国を挙げて本書のような戦略に取り組むことができれば、未来に希望がもてるような気がするPosted by ブクログ
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実際に訪問したからこそ分かる世界各地域の特徴を述べている本。徒歩が好き、乗り物が好き、街に行ってみるのが好き、など観光地ではなく各地の日常生活を知ることが著者の旅の目的であるようで、非常に共感できる。昨今の世界情勢をふまえた考察も大変興味深い。続編も大いに期待したい。Posted by ブクログ
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日本の地方問題の論客は世界の辺境の国の首都を飛び回る旅客でもありました。『「成田空港で国際線から国際線に乗り換えた際に、二時間だけ入国して成田山新勝寺に立ち寄った外国人が、それだけの経験から日本を語る」というような覚悟と気合で、足と頭をフル回転して、本を味読するように町を読み取っているのです。』とい...続きを読むPosted by ブクログ
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著者の藻谷浩介(1964年~)は、日本政策投資銀行勤務を経て、日本総合研究所調査部主席研究員を務める、地域エコノミスト。2010年発表の『デフレの正体』は2011年新書大賞第2位となり、販売部数は50万部を超え、また、2013年のNHK広島取材班との共著『里山資本主義』もベストセラーとなっている。
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バブル期のような派手でおかしな時代はもう来ないだろうけれど、ああいうのとはまるで反対の意味で楽しく暮らせる社会が、あと少しの時間と手間暇を掛けたら実現されそうな気がして来る、そんな本。日本はまだまだ捨てたもんじゃない。てか、これからだね。Posted by ブクログ