藻谷浩介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
藻谷さんの考え方に共感できる。
コスト削減ばっかりしても意味ないってことが強く刺さった。
一般消費者がお金を払うことが経済成長につながる。
そのためには給料はあげないといけないし、
お金を出そうと思える商品がたくさんないといけない。
人口減少自体は悪いことだと思わないけど、
そのスピードをゆるめるために、まだまだ一人の親が2人以上は産まないといけない。
高齢者が貯蓄ではなく安心して消費に使えるような社会システムも必要だし、消費を促すために高齢者向けの商品をもっとブランディングしないと。
高齢者がエルメス持ってていいし、ディオールのリップ塗ってていいし、可愛いピラティスのウェア着てたらいいと思う。 -
Posted by ブクログ
「航空機の乗り継ぎ時間を利用して、成田山だけを弾丸観光し日本を理解するような覚悟」という、筆者の全力な姿勢が好きです。行先も日本人が普通観光で訪れないような、非常にマイナーで複雑な歴史を持つ地域ばかりであり、旅行超上級者ならではのチョイスです。高校の世界史の授業で何となく地名は知っているけれど、実際にどのような都市なのか一切イメージできないところが紹介されています。有名どころばかりを歩いて世界を知って満足する人生は勿体無いです。コロナ禍で満足して旅に行けない時期だからこそ、改めて地理歴史を学んで知的好奇心を高め、コロナ後に自分流の旅で世界観を広めることができるよう、準備しておきたいと思いました。
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Posted by ブクログ
著者が毎日新聞インターネット版に連載している「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」の中から選んだ記事をまとめた本の第一弾。
本書で登場するのはカリーニングラード(ロシア飛び地)、イギリス(特にアイルランドと北アイルランド)、旧ソ連コーカサス3カ国(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)、スリランカとミャンマー、パナマとボリビア、台湾・韓国・中国の高速鉄道比較など。
地理を高校で選択していたら「興味が沸くけれども、自分が行くとなるとハードル高いなぁ」、という国々がズラリ。興味深い記述を抜粋します。
「ロシアにとってカリーニングラードと比較して重要性のかなり低い北方領土で日本に譲歩してしまうと、ドイツやポーランドとの複雑な利害関係の絡むカリーニングラードの返還問題に飛び火する恐れが出てくるから、ロシアがカリーニングラードより先に北方領土の返還に応じるはずがない」、
「スリランカに多額の貸し付けをして経済的に抑えようとする中国の外交を批難する見方があるが、隣国インドからの脅威から自国を守るために中国の存在を利用するやり方は、日本が中国からの脅威から自国を守るためにアメリカに基地を提供している構図と同じ」、「台湾が高速鉄道建設の際に日本の新幹線技術を導入し、韓国がフランスの新幹線技術を導入したのは日本に対する感情論によるものではなく、台湾の鉄道が狭軌であったため、標準軌の高速鉄道が相互乗り入れしない日本の新幹線技術との親和性が高く、すべて標準機の鉄道網だった韓国では相互乗り入れ方式のフランスの技術との親和性が高かったから」などなど、です。
藻谷氏のインタビュー記事も掲載されており、その中で最も腑に落ちたのは「地理は未来に続く歴史の現時点での断面であり、歴史はその時代時代の地理が積み重なっているという点で、”地理は歴史の微分、歴史は地理の積分”と考えられる」、「暗記勉強ばかりしてきた日本の知識人に不足しているのは、類推を通じて情報に横串をさすことだ。過去の出来事からその構造を理解すれば、未来の出来事も予測できる」という部分でした。
地図帳を片手に読んでいると、「なるほど!」と思える部分が次々と出てきます。地理好きな人、是非読んでみてください。 -
Posted by ブクログ
本書は経済評論家の藻谷浩介氏が各国の”首都”を切り口にその国の状況を伝える「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」(毎日新聞WEB版に掲載)の連載を単行本化した第2弾です。
ビジネスで海外に行く事がない限り、私たちが外国を訪れるのは観光目的に限定されることがほとんどです。観光地を訪れたからと言って、その国の事が全て理解できるわけではないですが、現地に行かないよりは何倍も理解が深まるのは事実です。藻谷氏も本文で「『首都を日帰りや一泊でチラ見したところで何がわかるものか』という批判はあって当然だし、著者もそう自問自答している。それでもチラ見するのと一度も行かないのでは全く違う。”成田空港で国際線から国際線に乗り換えた外国人が、2時間だけ日本に入国して成田山新勝寺に立ち寄った。そして、それだけの観察から日本を語っている”というような覚悟と気合で街を読み取っている」と述べられています。
本書で登場するのは、貧困国としてヴィエンチャン(ラオス)、ディリ(東ティモール)、アスンシオン(パラグアイ)、有数の大都市ニューヨーク、民族や言語が入り乱れ複雑な様相を呈する旧ユーゴスラビア諸国として、ザグレブ(クロアチア)、サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)、ポドゴリツァ(モンテネグロ)、ベオグラード(セルビア)、スコピエ(北マケドニア)、プリシュティナ(コソボ)、ティラナ(アルバニア)、ヨーロッパの極小国として、ルクセンブルグ、アンドラ公国、モナコ、そして中東のベイルート(レバノン)、アンマン(ヨルダン)と、普通の観光ならまず訪れることの無いような街が次々と登場します。
単なる旅行記ではなく、経済コラムニストの藻谷氏が自身の目と耳で感じた情報を分析し、その国の経済が何をもって成り立っているのかという視点でまとめられた情報量満載の一冊です。
藻谷氏の分析・発言にはいつも客観性があって、私は非常に好感をもっているコラムニストの一人なのですが、その藻谷氏による世界の様々な国の現状リポート、自分がその町を歩いているような臨場感でした。是非、第1弾の著書も読みたいですし、第3弾が出版されれば、必ず読もうと思います。 -
Posted by ブクログ
「二時間だけ入国して成田山新勝寺に立ち寄った外国人が、それだけの経験から日本を語る」というような覚悟と気合
人は知識だけで頭でっかちになりがち。
それを強く理解させてくれる旅行ノンフィクション。
旅は「地理」と「歴史」の味わい方で、大きく跳ねる。
というよりも、地理と歴史を感じれなければ、薄い時間と経験だけに。
人類の歴史そのものが、国境を複雑怪奇にしている。
歴史の闇が、いまだに各地で残りまくっている。
人が見ただけで解ったフリをするのが理解できた気がする。
ちゃんと国境を知れば知るほど、解決出来ない問題が心に入って来るからだ。
旅をする時に用意や準備をしていく。
だけど。
行きたいとこ・知りたいことを、ただなぞるだけの旅だけの、何と多いコトか。
行き当たりばったりがイイとは言わないけど、感動や思い出に残る旅の時間にするヒントが、たくさん隠されていて、面白かった!
「世界は行かなきゃわからない」 -
Posted by ブクログ
最近、大阪と熊野を行き来して地方創生にも興味が出てきて、そこで著者の山田桂一郎さんの講演を聞いたことがきっかけで読むことにした。
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「地方創生のキーは観光だ」
海外旅行客が増加してきている今、インバウンドを利用した外貨獲得戦略として各自治体が観光に力を入れている。
しかし、その力の入れ方が上手ではない所が多い。
山田さんは三重県津市の出身で、現在はマッターホルンの麓スイス・ツェルマットに住みながら世界各地で観光のコンサルティングを行なっている。
様々な成功事例・失敗事例を見てきた彼ならではの考えが散りばめられていた。
多くの地域の問題点としていくつかあげられていた。
・昔からいる頭の硬いエライ人が力を持っている。
→金銭的に余裕があるから地域活性化に対する必死さがない
・自分だけ儲かればいいという価値観で足を引っ張り合う
→本気で地域全体を良くしたいと思うよその人が邪魔をされる
・非日常を演出するあまり、リピーターがすくない。物見遊山ばかりでファンが少ない
・富裕層を取りはぐれている
・マーケットインという概念が乏しく、ほとんどがプロダクトアウト中心
中でも心に残ったことは
自分だけでなく、地域全体をよくしようと責任を持って考えられる人をもっと尊重しなければいけない。
様々な利害関係の中足を引っ張り合っているが、ライバルは地域の中の小さい相手ではなく、世界を見据える必要がある。
think globaly. act localy. というように広い視野で考え、目の前の自分にできることからやっていくことが大切なのだ。
★地元を好きだと言う人を増やしたい
☆高校生など学生と関わる機会を増やして、人生楽しいんだということを伝えていきたい