藻谷浩介のレビュー一覧

  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    【始読メモ】2014/09/27(土)
    日本中の田舎が、幸か不幸か踊らされていると言っても過言ではない、新書『里山資本主義』(NHK広島)の共同著者のおひとり。

    今年の春に発刊された、田舎の経営学をテーマにした対話集。
    気になってたけれど、意外と書店にないため、すっかり忘れてた σ(^_^;)。
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  • 金融緩和の罠
    2013年刊行の少し古い本。三人の著名エコノミストがアベノミクスの掲げる金融緩和を真っ向から否定し、その危険性を解く。
    自分の理解できる範囲で、何で金融緩和が意味がないかという理由は2点)。
    1.日本は人口オーナス期(現役世代が減少して高齢化社会)に入っていて、人口が減っていくところに需要は生じない...続きを読む
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    筆者との対談集。
    商店街は百貨店に対抗してできた。百貨店が先。
    効率を考えると日本は東の端でなくなれば良い何ということになる。
    効率が悪くても残っているのには理由がある。
    東日本大震災で日本人の幸福度は上がったが、ハリケーンのあとのアメリカ人の幸福度は下がった。
  • 観光立国の正体
    やらなきゃならないことはかなりはっきりしているんだけどどうやったらできるのかがわからなくてうんうんいう、という感じ。
    竹富島のポイントカード・ファンクラブは離島だからできる部分がある。顧客のデータ、オープンビッグデータの使用は多少のセンスが必要かなあ。和倉温泉の一旅館だけという話はよく分かる気がする...続きを読む
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    <目次>
    第1章  「商店街」は起業家精神を取り戻せるか~新雅史
    第2章  「限界集落」と効率化の罠~山下祐介
    第3章  「観光地」は脱・B級志向で強くなる~山田桂一郎
    第4章  「農業」再生の鍵は技能にあり~神門善久
    第5章  「医療」は激増する高齢者に対応できるか~村上智彦
    第6章  「赤字鉄道...続きを読む
  • 観光立国の正体
     氷見の寒ブリ、越前ガニ、秋田へしょっつる鍋とか、旬のもの食べに行くぞ!
     というのがこの冬の旅のテーマだった。

     なぜ、わざわざ遠くまで行って、それを食べに行こうと思うのか。
     地元食材がブランディングされているからだ。
     その努力を地元がしているからだ。

     一方、廃れる観光地というのは、人が...続きを読む
  • 和の国富論
    林業,漁業,空き家,崩壊学級,超高齢社会,参勤交代の5つのテーマで素晴らしい対談が繰り広げられている.藻谷さんが巧みな問いかけで,話が転がっているが重要なポイントはしっかり押さえている.崩壊学級の話が楽しめた.教育に関しては誰でも一家言を吐くとのコメントがあったが,文部科学省が無意味な規制をしている...続きを読む
  • 観光立国の正体
    <目次>
    はじめに  観光業界の「ルパン」
    (1)観光立国のあるべき姿 (山田桂一郎)
    第1章  ロールモデルとしての観光立国のスイス
    第2章  地域全体の価値向上を目指せ
    第3章  観光地を再生する~弟子屈町、飛騨市古川、富山県の実例から
    第4章  観光地再生の処方箋
    (2)「観光立国」の裏側(対...続きを読む
  • 観光立国の正体
    僕はかつては「観光立国なんて胡散臭い」と思っていた。しかし、藻谷氏の『デフレの正体』を読み、「人口減少で内需が縮小する日本においては、訪日外国人をいかに増やすかが重要」ということを知った。
    そのうえで、『観光立国の正体』。
    この本では、観光産業は単なるサービス業でなく、地域全体の「総合力」が問われる...続きを読む
  • 観光立国の正体
    本書が述べたいことは、大きく2点。
    ①各地域はマーケットインの発想で観光施策を立案、実行せよ。決してプロダクトアウトでは考えるな。
    ②その際の実行部隊は、①を実行することができる新しい観光推進団体が良い。地域の古参のメンバーが跋扈する組織では難しい。

    山田氏は、スイス在住でスイスの観光施策に詳しく...続きを読む
  • 観光立国の正体
    「地元のボスゾンビ」、「スキルの低いボランティアガイドはストーカーと一緒」、「おもてなしは一方的な押し付け」などなどキツめの言葉が並んでいますが、センセーショナルな言葉に惑わされずに、落ち着いて読むべき1冊。観光に携わる人だけでなく、観光地に住む人たち、地方住みの人たちも読んでほしい。結局、宣伝云々...続きを読む
  • 和の国富論
    先日、小菅村でご講演を聴かせて頂いた藻谷浩介さんの新刊『和の国富論』(新潮社)を拝読。
    講演会終了後に著書サイン会となり思わず1冊購入。さすが藻谷さん、商売上手(笑)一言二言でしたが、小菅村の林業について会話させて頂きました。全国を廻られ各地の先進的な林業を見聞きして来られた藻谷さんからもっと林業に...続きを読む
  • 和の国富論
    対談集。
    リノベーションは5年以内に投資回収。
    壁を作って自分たちだけが安心ではなく、みんなで安心を作るのがまちづくり。
    自立しているグループが集団。マイナスの空気が勝るのが群れ。
    最新学習歴、一番最近学んだことを聞く。
    人間の作ったものに興味なしというのは、自分も大学生の時に思っていた。しかし今で...続きを読む
  • 和の国富論
     これからの日本を予想する。
     和の国富論というタイトルはこの本の良さを表しているような表せていないような…
     アダムスミスの国富論の、「自由競争こそが経済成長と完全雇用に導く」という側面だけが強調されるが、その前提として、「市場の参加者に、他者に同感する能力と、自己の感情や行為を他人の目で見て帰省...続きを読む
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    専門の分野とそうでない分野とあって、大変勉強になった。特に農業。最近若者が農業に従事する機会が増えてるが、地元住民と衝突したりなど続かないケースが多いってこと。農業は太陽などの自然エネルギーをいかに効率良く食物にするかが重要な事とか、あんまり知らなかったので、いかに自分が無知であるかをよくよく知らさ...続きを読む
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    様々な分野で現地で動いてる人の声が読めて、非常に有益だった。ただ、対談の中での藻谷さんの発言の割合が高かった気が。もう少し、対談者の発言を読みたかったかも。
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    20150809 何が幸せなのか。追うものの違いで結果がこんなに変わってくるという事。自分の頭で判断していかないと。結果は自分で責任持つ事になるのだから。
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    農業、医療、観光、鉄道、起業、街づくりの分野の素晴らしい人材を選び出して、それぞれの本音を引き出している好著だ.どの話も良かったが、特にスイスの小さな街で素晴らしい観光資源を作り出している山田さんの事例が秀逸だ.
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?
    コミュニティーデザイナーの山崎亮氏と日本総研の藻谷浩介氏による対談から生まれた本書。
    経済成長というのは一つの指標であり、それに比例して幸せになるとは限らない。
    4章のタイトルにある通り、まさに「幸せは計るものではなく、実感するもの」ということだろう。
    ただ、ブータンのように国民の幸福度が高いといわ...続きを読む
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    最近流行りの著者の本を一冊とおもい、手に取った。
    著者と対談相手のそれぞれの専門分野の課題に対するリアリストな一面が感じられて思った以上に面白かったし、勉強になった。