しきみのレビュー一覧

  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    『今昔奈良物語』の『桜の森の満開の下』のパロディー短編を読んだときにわからない部分があったので、今回読んでみました。挿絵とレイアウトのおかげでとても読みやすくなって、文豪作品の敷居がぐっと低くなりました。

    鈴鹿峠にある桜の森の花の下では花の季節になると、旅人は気が変になってしまう。この山に住む山賊は情容赦なく着物をはぎ人の命を絶つが、やはりこの花の下に来ると怖くなってしまうのだ。山賊がいつものように街道で男の着物と一緒に妻をさらう。山賊にはすでに7人の妻がおり、その女は他の妻たちを次々と殺すよう山賊に言う…

    現代では絶対に出版できない内容。とても残酷なのですが、この山賊がそうであるように、

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    2024年03月15日
  • 夜叉ヶ池(乙女の本棚)

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    夜叉ヶ池には龍神が封じ込められている。自由を求める龍神は、遠い昔に人と約定を交わした。麓の鐘を必ず日に三度、撞き鳴らすこと。一度でも忘れたら、夜叉ヶ池から津波が起こり、村も里も水底に沈むであろう。

    文学士で僧の山沢学円は越前琴弾谷で旧友の萩原晃に再会する。晃は、妻の百合と共に鐘楼守をしていた。
    夜叉ヶ池の主•白雪は、白山千蛇ヶ池の主が思い人で、会いたくてたまらない。

    "義理も仁義も心得て、長生きしたくば勝手におし。…生命のために恋は棄てない"

    しかし、家を留守にした晃を慕い歌う百合の子守唄を聞いて約定を思い出す。
    折しも旱魃続きの夏。村の人々は、夜叉ヶ池の雨乞いに、村

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    2024年03月09日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    山賊は盗みに入った家の女房の美しさに一目惚れし連れて帰るが、わがままな性格。山賊は女の言いなりで、盗みや人殺しを繰り返す。やがて山賊とその女、ビッコの女は都に移住する。さらに女はエスカレーとし、櫛や着物だけではなく、人間の生首を欲しがるようになる。山賊は女の欲望に辟易し山に帰るが、女も付いてくる。道中、満開の桜の中を通った時に女が老婆の鬼に変わり、女の首を絞めて殺してしまう。そこには鬼ではなく美し女であり、女の顔におちた花びらを払おうとすると女の姿は消え、山賊も消え去った。桜の花は怖い!感想会楽しみ!⑤

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    2024年03月10日
  • 恋愛論(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    「恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う」 恋愛という謎は面白い。脳科学的にもどのようなメカニズムで人を好きになるのか?ドパミン、セロトニン等の神経伝達物質が放出されるのですが、恋する理由は無数あり、それらを特定するのは難しいらしい。人は恋愛をして裏切られ、また恋をするという繰り返し。人間はバカなので繰り返す。バカは死んでも治らない。でもこのエネルギーこそ生きている証拠。この本を読んだ理由、決してモテようと思った訳ではないが、バカはとても美しい。⑤

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    2024年03月01日
  • 恋愛論(乙女の本棚)

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    坂口安吾は、残酷でセンセーショナルな作品を書くイメージがあったが、この恋愛論は真面目な論説文でそのギャップに驚いた。
    物語でない論説文にイラストが入ると、物語を読んでいるような気分になり不思議な感じがした。普段とっつきにくい論説文もこのようにコラボして、イメージが広がる形でどんどん読めたらいいのに、と思った。
    恋と愛のニュアンスの違い、日本語の多様な同義語が雰囲気的過ぎるという話には、納得感があった。万葉集や古今集の恋歌が、動物の本能の叫びに過ぎないと切り捨てるのも、なんとも清々しい。人生とは、その本能の世界から抜けてめいめいが世界を建設するもの、常識という規則で満たされなくなった心が、良俗に

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    2024年02月28日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    美しいけど不気味な世界。
    少し怖いお話でしたが、しきみさんの美麗なイラストとともに引き込まれました。

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    2023年11月30日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    温泉に滞留していた私は、あるとき迷子になり、見知らぬ町に辿りつくが、そこは猫ばかりがいる町。

    物語の不思議な世界観に引き込まれました。しきみさんのイラストも物語に合っていてとても素敵です。

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    2023年11月30日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    現代語訳で絵まであり、絵は有名なデザイナーさんが描かれていて美しいです。最初は不思議な国に迷い込んだような不思議な感覚から最後は愛の物語だと受け取りました。

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    2023年10月29日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    これは良い試みー!
    実際タイトルは知ってたけど読んだことなかった作品を読むきっかけになった

    イラストはまぁ好みがあるから…私はもちょっと暗くおどろおどろしい方が好みだけど(京極夏彦作品の人形のイメージ)
    でも楽しいのでこのシリーズ読も

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    2023年10月03日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    この本で起こる現象と同じ経験をした人はいますか?
    「いつも見慣れた風景が、すっかり珍しく変わってしまって、全く別の違った世界に見える。夢から覚め、現実の正しい方位を認識する。そして一旦それが解れば、始めに見た異常の景色は、平常通りの見慣れたつまらないものに変わってしまう。」
    「三半規管の喪失」

    この現象に私は身に覚えがありました。ずっと気になっていたことなので、この本の考察などを読んでみると、ただ方向音痴なために右と左が逆になってしまって、景色が全く違うように見えるという自分なりの結果が出ました。

    この現象について私なりに考えました。
    上記のように、萩原さんには全く違う場所に見えたため、い

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    2023年07月17日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    はじめての萩原朔太郎作品。猫の町、かぁ。
    胡蝶の夢うんぬんが心に残った。狐に化かされた人の見る錯覚された宇宙。みてみたいものだけど。

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    2023年05月05日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    江戸川乱歩をこうして読みやすくしてくれると、非常に面白い。

    摩訶不思議とはまさにこのこと。

    余韻がたまらない。

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    2022年08月06日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    桜の森の満開の下の、恐ろしさと不思議と怪しさ、のお話。
    鈴鹿峠に住む山賊が、新しい女房をさらってきてからの色々のお話。
    このシリーズのイラストは、やはり秀逸。

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    2022年06月10日
  • 夏休みルーム

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    すごくおもしろかった。
    ルームシリーズ1巻も読んだけれど
    どちらも最後にどんでん返しがあり、
    自分が思ってもいない結末になり、びっくりした。
    ぜひ、読んでほしい!

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    2022年01月16日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    「乙女の本棚」シリーズ。夏目漱石『夢十夜』とイラストレーター・しきみ、編。
    もともと『夢十夜』が好きなのだけど、改めて、この企画には、ピッタリの作品だと思った。
    しきみさんの絵も素敵で、小説の雰囲気と合っているな、と。

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    2021年12月10日
  • 夏休みルーム

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    はやみねシリーズ恒例の謎解き題2弾!最後でも未だ謎が残ったままだけど自分で自由に想像出来るので楽しいです。色々なルームがあるので1つでも良いから入ってみたい…

    はやみねかおるさんの謎解き題1弾もあるので是非読んでみてください!おすすめですよ♪

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    2022年02月22日
  • 九十九館で真夜中のお茶会を 屋根裏の訪問者

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    不思議で面白いお話でした。
    不思議なお茶会素敵ですね。
    由希子さんのお話が特に好きです。
    もし、続きがあったら是非読みたいです。

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    2021年10月14日
  • 夏休みルーム

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    おもしろかった!
    挿し絵はかわいいし、読みやすいのに、
    内容もミステリーとしてしっかりしている。

    夏休み気分も味わえて、とてもよかった♪


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    2021年10月10日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    当時のファンタジー小説みたいなものでしょうか。
    江戸川乱歩発想がすごいですね(^-^)
    イラストも綺麗ですし読みやすかったです(^_^)

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    2021年03月06日
  • 奇譚ルーム

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    横書き、アイコン、吹き出しと
    まさにSNSの時代の本となっていて
    とてもおもしろかった。

    読みやすさは、いつも通りだが
    あとがきもかわいかった。

    ぜひ、次回作も読みたい。

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    2020年09月20日