しきみのレビュー一覧

  • 奇譚ルーム

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    ネタバレ

    奇譚ルームというSNSに招待された「ぼく」
    探偵は精神科医で、招待者。招待されたのは小説を書くために「ぼく」が作った登場人物が別人格となって表れていたのだったー
    マンガ家、
    先生、
    ヒーロー、
    アイドル、
    遊民、
    人形遣い
    キリン
    次々と奇譚が面白くないという理由で殺していったマーダラーの正体はなんと主人格の「ぼく」だったのにはびっくり。登場人物が別人格というのに意外性があって面白かったです。

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    2025年06月22日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    江戸川乱歩の『押絵と旅する男』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ第5巻です。
    主人公の汽車に乗り合わせた黒髪の老紳士、彼は額に入った何かを持ち歩く変わった人物でした。
    主人公は気になって仕方がなくなり、老紳士にそれは何かと尋ねます。
    彼が持ち歩いていたのは押絵でした。
    押絵には美しい色娘とその老紳士に似てはいるが白髪の男が描かれているのです。
    老紳士は語ります、この押絵の男は自分の兄であると。
    そしてこの娘は…。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、世界観を更に色濃く描く良書です。

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    2025年06月19日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎の『魔術師』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ17巻です。
    ヨーロッパから遠く離れたどこか…東京のような都で仲良く歩く「私」と恋人でしたが、恋人が公園へのデートを提案したことで物語の歯車が回り始めます。
    「私」は町に公園があることを知りませんでしたが、そこに人々を魅了する「魔術師」がいることを恋人が語りだします。
    広場を抜けて魔術師の幻惑を求める群衆が集まる小屋へ入る二人。
    生きた蛇の冠を頭に巻き、ローマ時代のトーガを身に着け、黄金のサンダルを穿いた魔術師がそこにいました。
    男性なのか女性なのかわからない、両性の美しさを持つ魔術師に「私」は…。
    不可思議で美しい純文学を

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    2025年04月29日
  • 文字禍(乙女の本棚)

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    中島敦の『文字禍』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ43巻です。
    アッシリアのナブ・アヘ・エリバ博士は、アッシュールバニパル王から“文字の精霊”が引き起こす災いについて研究するよう命じられます。
    研究の成果として文字の精霊が存在することを発見しますが、精霊の厄介さを知った彼は王に文字を使わないことを進言し軟禁状態となります。
    この成り行きも文字の精霊の暗躍によるものとされましたが、博士には更なる災厄が待っているのでした…。
    このような不可思議な物語を不可思議なイラストで彩った本書は、その世界観を増幅させている良書です。
    特に文字の精霊は楔形文字を擬人化したような存在でとても素敵で

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    2025年03月13日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    しきみさんの絵が、とても文章の雰囲気に合っている本だった。
    「すべての軒並の商店や建築物は、芸術的に変わった風情で意匠され、かつ町全体としての集合美を構成していた。」はたくさん使われているイラストの色使いの統一感にも通じるし、確かに美しい絵ばかりなんだよね。でもちょっと不思議なところとか、好きだなあ。
    この文章をこの挿絵付きで読めて良かったと思った。

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    2024年11月21日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    江戸川乱歩、めちゃくちゃ美しい文章を書くな。背広の流行、「黒天鵞絨」「緋鹿の子」なんて素敵な表現。
    長野まゆみさんの本を思い出す。
    また、題材は京極夏彦の『魍魎の匣』のモチーフだろうな。

    浅草凌雲閣の細かな描写あり、こちらにも興味を持った。

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    2024年11月17日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    有名なタイトルだけど、読んだことなかったから読んだ。タイトルの美しさと、それに負けない不気味さが良い作品だった。絵も上手く雰囲気が合っていた。
    文字だけで、桜吹雪の中に立っている気持ちになれる。
    顔は美しいかもしれないけど、首でままごと遊びする女はやばすぎるだろ。
    山育ちが都で感じる寂しさはわかるなあ。

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    2024年11月14日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    こんな夢を見た。

    10の夢によって構成される、夏目漱石による幻想的な奇譚。
    しきみさんの綺麗なイラストが夢の話と世界観が合っていて、物語に惹き込まれました。
    とても良かったです。

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    2024年11月14日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    人の夢の話って本当につまらない。その人の中の知識の共有のないまま、ランダムで不条理で支離滅裂だからだろう。
    でも夏目漱石のこの作品は名作としてずっと残っている。
    まず、第一夜の死の床にある女との会話がロマンチックだ。「百年待っていてください」という頼みも、真珠貝で掘り起こすところも。彼女の姿ではないけど、百合の花で再会とするところは、ブッダの生まれ変わりの話みたいだといつも思う。
    第三夜の目が見えない子供を負ぶう話も、ちょっとホラー仕立てで面白い。
    第十夜は、水菓子やの水蜜桃、林檎、枇杷と色鮮やかな果物を描写する漢字の単語が美しい。

    イラストが美しいし、夢十夜の雰囲気ともとても合っている。特

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    2024年11月08日
  • 恋愛論(乙女の本棚)

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    恋愛論。と言い切るだけの内容がここにある。
    そうだそうだ、難しいことはない。ただそれを明確に一つずつ定義していくその中身が真っ当すぎて、このどストレートなタイトルがより光る。

    坂口安吾すげぇな。
    メガネの理系男のイメージしかなかったよ
    (某作品の影響ですね)

    2024.9.14
    142

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    2024年09月14日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    胡蝶の夢のようにどっちが現実か分からなくなって、反対側の世界に紛れ込む。猫、猫、猫。周りすべて猫。意識した途端現実に戻りつまらない日常となる。
    魅力はない幻想の世界と感じられるがいい言葉が思いつかないがゆっくりした時間が流れているような話だった。

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    2024年08月16日
  • 恋愛論(乙女の本棚)

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    なかなか難しいが今まで読んだなかでは理解しやすかった。恋愛論。
    恋愛によっても満たされることはないが恋無しに人生は成り立たない。
    そして恋愛は人間永遠の問題だ。ただしき恋などというもの断じうるはずもない。
    確かに現代においても永遠のテーマといえる。
    愚かでもある。

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    2024年08月12日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    結末に驚いてしまっイラストもあるからなんとかついていけてるなぁと読んでいたら、予想外の結末だった。幸せになっているといいな。

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    2024年06月13日
  • 夏休みルーム

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    はやみねかおる先生の想像力が凄い!
    最初は、ただの塾なのに
    いろいろな展開があって、面白かった!
    奇譚ルームはまだ読んでないので
    読んでみたい、

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    2024年06月12日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    江戸川乱歩を初めて読んだ。こんな素敵な作品を書く人なんだ。乙女の本棚シリーズはなかなかイメージしにくい文豪作品をイラストがあるから理解しやすい。集めたくなってきた。

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    2024年06月12日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    イラストが綺麗。このシリーズのイラストレーターさんたちは、本当に良いイラストばかり描いてくれるから好き。全巻集めたいけど、小説より高価だからなかなか他のに手を出せない。年々イラストレーターさんが増えるのは嬉しい。でも集めるのに月に一度程度で買わないとお金なくなる…。本を沢山持ってるから、本棚ともよく相談しないといけないかも。紙の本で集められなかったら、電子書籍の方を買おうと思います!出来れば長く続いて欲しいシリーズの一つです。

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    2024年03月20日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    『今昔奈良物語』の『桜の森の満開の下』のパロディー短編を読んだときにわからない部分があったので、今回読んでみました。挿絵とレイアウトのおかげでとても読みやすくなって、文豪作品の敷居がぐっと低くなりました。

    鈴鹿峠にある桜の森の花の下では花の季節になると、旅人は気が変になってしまう。この山に住む山賊は情容赦なく着物をはぎ人の命を絶つが、やはりこの花の下に来ると怖くなってしまうのだ。山賊がいつものように街道で男の着物と一緒に妻をさらう。山賊にはすでに7人の妻がおり、その女は他の妻たちを次々と殺すよう山賊に言う…

    現代では絶対に出版できない内容。とても残酷なのですが、この山賊がそうであるように、

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    2024年03月15日
  • 夜叉ヶ池(乙女の本棚)

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    夜叉ヶ池には龍神が封じ込められている。自由を求める龍神は、遠い昔に人と約定を交わした。麓の鐘を必ず日に三度、撞き鳴らすこと。一度でも忘れたら、夜叉ヶ池から津波が起こり、村も里も水底に沈むであろう。

    文学士で僧の山沢学円は越前琴弾谷で旧友の萩原晃に再会する。晃は、妻の百合と共に鐘楼守をしていた。
    夜叉ヶ池の主•白雪は、白山千蛇ヶ池の主が思い人で、会いたくてたまらない。

    "義理も仁義も心得て、長生きしたくば勝手におし。…生命のために恋は棄てない"

    しかし、家を留守にした晃を慕い歌う百合の子守唄を聞いて約定を思い出す。
    折しも旱魃続きの夏。村の人々は、夜叉ヶ池の雨乞いに、村

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    2024年03月09日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    山賊は盗みに入った家の女房の美しさに一目惚れし連れて帰るが、わがままな性格。山賊は女の言いなりで、盗みや人殺しを繰り返す。やがて山賊とその女、ビッコの女は都に移住する。さらに女はエスカレーとし、櫛や着物だけではなく、人間の生首を欲しがるようになる。山賊は女の欲望に辟易し山に帰るが、女も付いてくる。道中、満開の桜の中を通った時に女が老婆の鬼に変わり、女の首を絞めて殺してしまう。そこには鬼ではなく美し女であり、女の顔におちた花びらを払おうとすると女の姿は消え、山賊も消え去った。桜の花は怖い!感想会楽しみ!⑤

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    2024年03月10日
  • 恋愛論(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    「恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う」 恋愛という謎は面白い。脳科学的にもどのようなメカニズムで人を好きになるのか?ドパミン、セロトニン等の神経伝達物質が放出されるのですが、恋する理由は無数あり、それらを特定するのは難しいらしい。人は恋愛をして裏切られ、また恋をするという繰り返し。人間はバカなので繰り返す。バカは死んでも治らない。でもこのエネルギーこそ生きている証拠。この本を読んだ理由、決してモテようと思った訳ではないが、バカはとても美しい。⑤

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    2024年03月01日