しきみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレイラストと内容が合っているかどうかと言われれば何ともだが、イラスト自体は不思議な感じなので、帯通り画集としても楽しめると思った。
坂口安吾は初読。リアリスト?
バカだとわかっていても恋愛をしてしまう。それが人間……うむ。
「苦しみ、悲しみ、切なさによって、いささか、みたされる時はあるだろう」の「いささか」という副詞にああ……となんか分かるような切ないような。
いささか、つまり多少は、少しは。
多少の慰めにはなるが充ち満ちることないよということだろうか。
詩的な目で見ること云々のところで、現代でいうところのヤリ◯ンメン◯ラを思い出した。
最後に、「孤独は、人のふるさとだ。」
この段落のところで何を伝えたかったのか分からなかった。人生経験積めばわかるようになるかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ乙女の本棚シリーズ。
萩原朔太郎は初めて読んだ気がする。小難しい言葉や言い回しが多いかなという印象。
普段見慣れている景色でも、場所や方角や時間帯等その時の状況によっては全く未知の場所に来たように感じる不思議な感覚。
私も子供の頃に家から割と近場で迷ったことがあるからその感覚はわからないでもない。
でもこのお話についての猫の町は果たして実在したのか幻なのか…?
作者が元々麻薬を常用していたり上記のような近場での迷子もよくあったといったことから考えるとまた幻覚でも見たのではと一蹴されるのがオチだろうけど、
同じものでもみる視点を変えることで受ける印象がガラリと変わる多面性に関して言うなら、一見見慣れた普通の人間の町でも別視点から見ると猫の町……ということも絶対にないとは言えないんじゃないかなぁなんて思ったりもする。
猫の町…異世界感あって少し怖いかもしれないが、もしあったらちょっとだけ見てみたいような…₍˄·͈༝·͈˄₎◞ ̑̑ෆ⃛ -
Posted by ブクログ
乙女の本棚シリーズの一冊。
谷崎もこんな作品を書いていたんだね。
乙女ではない者からいくつか言わせてもらうと、まずは現代の読者が読むのに、難しい言い回しがある。なんとなく意味はわかるものも多いので、このままでもいいといえばいいのだけど、これは新字体にしたほうがいいのではないかなとか、ルビをふったほうがいいのではないかなとか、読んでいる間にちょっとだけ気が散ってしまう時間ができてしまったかと。
二つ目。表紙で魔術師の容姿を見せてしまうのはどうなのか。魔術師という言葉から受ける印象と、実際に魔術師を見たときのギャップも、登場人物の心理に関わっているはず。読者にもそのギャップを感じさせたほうがよかったように思うのだけど、表紙をこのような感じにしたいのは理解できる。乙女の本棚なんだもの。
三つ目。注や解説をつけないのはポリシーなのかもしれないけど、やっぱりなんかほしいのよ。この短編が谷崎の中ではどんな位置づけにあるのかとか、こういうところに気をつけて読むとより作品を楽しめるとか、次に読むならこの作品とか、そういうこと。
けっこう人生経験を積んだ私でも、読めない漢字がいくつかあったことは内緒にしておきたい。