しきみのレビュー一覧
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萩原朔太郎の『猫町』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ第1段2冊中の1巻です。
極度の方向音痴である主人公は、ある時自分のよく知る町で違和感を禁じ得ない場所へ迷い込みます。
そこは全てのものが反転した似て非なる世界で、徐々にこの不可思議な世界へ行き戻る方法を習得していくのです。
北越の温泉地を訪れた際、普段とは違う世界へ迷い込んでしまった主人公。
そこは山とは思えない上品な街並みの都会で、行き交う人々にも気品が溢れています。
しかし、いざ元の世界へ戻ろうとしたところ…。
猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。
不可思議で美しい純文学を不可思議で美しいイラストが彩り、世界観を更に色濃く描く良 -
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ふとある芸人さんの本の内容を思い出した。
まったく本を読まない芸人さんの読書経験を綴った本であったが、「どうして単に文字が並んでいるを読むだけでシーンが頭の中に浮かぶのか、この仕組みは一体なんなのだ」…というようなことだったが、それもまた文字の精霊の力、ともすれば文章の精霊の力というものなのだろうか。
たしかに、なんでもない文字という記号の列だけで、見たこともない文明の街並みや老学者の様子が頭に浮かぶ。
それを元に、しきみ氏がこうしてイラストを添えている。
読書をする人間にとって、当たり前すぎることを、否、人間として生きるうえでも当たり前すぎることを、揺さぶられる短編だった。
…それも、文字を -
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はい、42おネェ
坂口安吾が「恋愛」について考えた随筆になります
内容は「恋」と「愛」の違いから始まって…
ん?
ちょっと待って
わい、随筆って書いたけど、ものによってはこの『恋愛論』はエッセイと紹介されてたりするんよね
なんとなく違うもののような気もするし、でもそもそも「Essay」の日本語訳が「随筆」じゃなかったっけ?ってことは同じもの?
「恋」と「愛」の違いの前に「エッセイ」と「随筆」の違いが気になってきたー!
わいのイメージとしては、「エッセイ」はちょっとポップで、日常の出来事をユーモアを交えて語るみたいな感じ
一方、「随筆」はもっと重厚で、深い考察と共に、普段思ってるこ -
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ネタバレはい、アンサーレビューの『読まずにレビュー』第6弾です!(ドゴーン!)
*『読まずにレビュー』とは?
表紙と題名、作者のみを手がかりに本の内容を推理し、感想まで書いちゃう!という革命的レビューです!(先に表紙拡大して確認してみてね)
しかも今回は発売前に書いちゃいます!
挑戦は受けて立つ!( ゚д゚ )クワッ!!
(挑戦されてない)
はい中島敦さんの『文字禍』ですよ
まずもうね顔色が悪い!
確実になんかヤバい感じの風土病ですよ
おそらく中央アフリカですよ
水際対策必至ですよ
そしてタイトルは『文字禍』です
「禍」の意味としては「よろこばしくない事柄。不幸をひきおこす原因。災難。」てなこ -
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ネタバレイラストは現代風の可愛い系のイラスト。物語は明治28年から約30年後が舞台。昭和になってるかどうかという感じ。古風な世界観がすごくいい。
最初は『魚津の蜃気楼を見に行った』とある。これ、ラストのあたりで「東京から富山に引っ込んだ」とあるけど、魚津が富山県だとわからないと結びつかないのでは?と思ってしまった。
そして、蜃気楼の描写が……なんていうかすごい的確というか正確というか、そうなのよ『よくわからないモヤッとしたもの』が蜃気楼なんだよね。だから、普段見ていない人が見ても正直『それが蜃気楼』だと気が付かないことも多々ある。たぶん、私も言われないとわからない蜃気楼が沢山ある。写真になってるのは -
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初乙女♡
以前一読してすきになった萩原朔太郎の『猫町』
今回は、「しきみ」さんというイラストレーターのかたのコラボ絵本で読んでみる。
まず、主人公がペーパータグのピアスを付けた◯◯◯の姿で表現されているのにびっくり。
そうか!◯◯◯だったら✕✕に恐怖を覚えてもしょうがないもんね。
後半のクライマックスが、主人公を◯◯◯にすることによって活きてくる。
***
前半。
いやーぼくってもう旅行とかもう興味ないんだよね。だってどこ行ってもおんなじじゃん?だからクスリでトリップしてたんだけど、からだこわしちゃって、けんこうのために家のまわり散歩なんかしてんの。そしたらさー、道迷っちゃってさ。ははは -
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「堕落させたくないもの程、益(ますます)堕落させたいのです。」
美しい顔をした悪魔はこう言って、涙を流した。
美しいものはそのままにして愛でたい、という思いはあるのに、それを汚してしまいたいと思う己の醜さに悪魔は涙した。悪魔は、人を堕落させるのが仕事なのだろうから、そう思い悩んでしまう辺りが悪魔に似つかわしくなく、哀れんであげたい気持ちになった。
大切にしたいけど、悲しませたい。
清くいてほしいと思うけれど、真っ黒にしたい。
この欲望はどこから来るのだろう。
占有したい感覚、所有して支配したい気持ちは、どうして生まれてくるのだろう。
どうして、美しいものほど、汚したくなるのだろう。
多 -
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はい、萩原朔太郎の詩集『青猫』でございますよー
詩集さ、基本的によく分からんよね
で、もう何回もレビューに書いてますが、詩なんてものはね受け取り方は自由でいいと思うんですよね
もう完全にこっちサイドの都合で解釈しちゃっていいと思うんです
後でなんとか大学のなんたら教授の解説読んで「ぜんぜん違うやん!」と思っても恥じることなどないのです
むしろさすがの感性やな自分!と胸を張っちゃっていいのです
はい言い訳はこのくらいにして(言い訳言っちゃってるじゃん!)『青猫』です
女性のことを歌った詩や女性のメタファーと感じられる詩が多かったような気がします
やっぱ男の目から見た女性って謎なのよ
ナ -
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ネタバレ目次
・薄暮の部屋
・寝台を求む
・青猫
・月夜
・春の感情
・恐ろしく憂鬱なる
・夢に見る空家の庭の秘密
・黒い風琴
・みじめな街灯
・題のない歌
・鴉毛の婦人
・猫柳
・怠惰の暦
・閑雅な食慾
・蒼ざめた馬
・顔
・自然の背後に隠れて居る
・片恋
・夢
・春宵
「乙女の本棚」という、乙女受けするイラスト付きの詩集や短編などを収録しているシリーズ。
正直、詩にイラストがつくと、詩に対するセンスの持ち合わせのない私は、イラストにずいぶん引っ張られてしまうので、イラストは不要だ。
しかもこのイラスト、詩を表現しているというよりも、詩と並行してそこにあるという感じ。
ピンとこない。
なので、