しきみのレビュー一覧

  • 魔術師(乙女の本棚)

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    <乙女の本棚>シリーズの谷崎潤一郎第2弾。今作の絵師はしきみ。妖しい、妖しい。惹きつけられる。そして、狂おしい。これでは魔術師の意のままに操られてしまう。自分も魔術にかかったか。

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    2021年05月13日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    萩原朔太郎さんもっと読みたいなあ。しきみさん絵はとてもすきだけど、文章にアニメ塗りはあまりしっくりこなかった。

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    2021年04月19日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    『桜』は満開で散っている花びらの美しい顔と人を飲み込む怖ろしい顔を持つ。

    『都で亭主を殺し女をさらう山賊』
    『首で遊ぶ美しい女』
    『満開に咲いた美しい一本の桜の木』
    『桜の元で鬼になった美しい女』
    美と醜の両面がテーマの一つになっている物語に、しきみさんのイラスト‼️


    短編文学×人気イラストレーター『乙女の本棚』
    イラストが純文学のイメージを凄く左右する。
    小説として読んで、画集として楽しめる魅惑の一冊。

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    2021年04月07日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    山賊の女房は8人。
    連続殺人事件!1番新しい女房の夫を切り殺し、その美しい女房を自分の山に連れて帰り、
    その美しい女房の言いなりで、
    古い女房を6人一気に斬殺。
    びっこの古い女房は殺さずに残す。
    しかし、サイコパスなのは新しい女で、
    我儘放題。
    京に移り住み、首をコレクションする。
    集めた首で、ままごとのようなことをする。人形遊びのようなこと、首遊び。
    恐ろしい。
    山賊は都ではなく山で暮らしたい。
    女もついて行くと言う。
    真実なのか?
    再び女をおぶって山に帰る途中、
    女の正体がわかる。
    これは激しい恋愛ストーリー。
    ラストが美しすぎる。
    グロい話なのに美しい。

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    2021年03月31日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    すっかりこのシリーズのファンになりました(*^^*)
    絵本あるいはイラスト集感覚で読める文学シリーズ。
    夢十夜はところどころ深く読まないと理解できないところもありましたが(私の理解力が足りず…)イラストとともに楽しく読めました。
    第七夜は特に好きです。自分で選択した死を死しか選べなくなった瞬間に生きたいと思ったがもう遅かった。なんて切ないんでしょうか。夢だとしても辛いですね。
    第九夜のお話も母の気持ちを思うと悲しくなってしまいます。

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    2021年03月06日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    平易な文章
    桜の下に畏怖の念を持つ山賊の話
    都からの旅人をいつものように殺し、その妻を娶るが、彼女に尻に敷かれる。
    女は常に山賊を下に見、都に連れて行くよう我儘を言うが、都の生活に辟易とした山賊は山へ一人で帰ることを決意する。
    そこで初めて女は山賊に下手に出、二人で山へ帰ることにした。
    道中、桜の木の下で女は鬼に化け、山賊は鬼を殺すが、鬼はやはりただの女だった。
    桜の木の下で女は花びらと化し、程なく男の身体も花びらになってゆく。

    女が生首で遊ぶ件は、のちに鬼に化けるの暗示のようだ。 

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    2021年02月25日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    糸が絡まる様子を為す術もなく眺めている。
    紅と薄桃色、真白の糸とがあやなす地獄が何処と無く物悲しく、うつくしく、読んだあとは遣る瀬無い気分になります。とても純情。

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    2021年02月11日
  • 奇譚ルーム

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    このテの推理もの(シチュエーションスリラー?)は多くの作品を見てきた大人になると純粋に楽しめなくなってしまうのが残念。ものすごく楽しそうに読んでいた中学生の子供がうらやましい。ただ、謎の行方やオチについては上記のとおりにしても、それ以外の人物や物語の部分でも十分楽しめた。

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    2020年07月26日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    ネタバレ

    男性の見る夢ってモノクロなのって本当なのか?

    VRなのかと思ったらオタクの夢が詰まっていた…!

    25歳は少年なのだろうか。

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    2018年04月11日
  • 世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今

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    タイトル通り各文学賞について複数の方たちが好き勝手(?)話をしたものが1っ冊の本にまとめられている。面白かったのは文学賞の背景であったり、審査の仕方であったり文学賞の周辺まで考察したり説明があったりで、なかなか読み越えのある本だった。世の中にはまだまだ知らない本がたくさんあるのでとても勉強になった。

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    2016年12月11日
  • 世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今

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    芥川賞や直木賞なんて世界の文学賞のうちに入るのだろうか?日本の作家が書いた日本語の小説しか対象になっていないのに。なんてことを思ったけれども、読んでみました。今年も話題になっているのは、もちろんノーベル文学賞。村上春樹さんがとるかどうか、メディアで騒がれました。この本を読むとわかるのですが、その根拠になっているのがカフカ賞。この賞をとった人が二人、ノーベル文学賞をダブル受賞しているんだそうで、まだ受賞してないのが村上春樹なんだそうです。カフカ賞はチェコ語の翻訳が一冊は出ていないと受賞できないそうで、村上春樹がとった2006年は『海辺のカフカ』が翻訳された年。タイトルがよかった?

    そのノーベル

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    2016年10月24日
  • 獏の国 しきみ作品集 WORLD OF THE TAPIR

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    画集としては薄い&小さいのが残念。
    この絵もっと大きく見たいわァ〜ってなる…。
    好きな絵師さんなので内容自体は満足です。

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    2016年02月29日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    うーん、谷崎先生!
    ごめん、よくわからない!!笑
    でもなんかね、雰囲気は伝わるんですよ。
    退廃的で耽美な雰囲気は

    2025.12.28
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    2025年12月28日
  • 奇譚ルーム

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    子ども向けと侮ってはいけない。
    とても面白い!
    「そして誰もいなくなった」風な展開と、込み入った作中作と、明かされる真相!
    それなのに、とても読みやすい文書やイラスト。
    実にコスパの良い作品だ。

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    2025年12月11日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎作 魔術師
    谷崎潤一郎初めて読みました。
    旧漢字で語句も難しいですが、挿絵によって内容が今風に変わってみえてよかったです。

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    2025年11月23日
  • 奇譚ルーム

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    横書きやセリフの吹き出しなど初めてのタイプの小説で、非常に読みやすく児童向けかなと思う。大人でも楽しめると思うが物足りなさは否めない。表紙とかの絵がかわいくて子どもも手を取りやすそう。

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    2025年11月05日
  • リセットルーム

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    人生をリセットしたい人たちが集まり、望んだリセット後の生活をバーチャルで体験するというもの。
    その中で、それぞれが本当にリセットして望んだ人生を生きたいかを感じていく。

    この作品を読んでいる中で、ふと、最近見た『ぼくたちん家』というドラマの作中ワンフレーズを思い出した。

    「なくなったってことは、あったってことですからね。」


    この本に置き換えると、リセットしたいということは、それまでの体験、感情をちゃんと感じていたということなのだろうと。

    きっと、その体験をせずに初めから望む世界になっていたとしたら、また別のリセットを望むのだろうな…
    と考えてしまった。

    人って欲深い…


    本全体に

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    2025年11月05日
  • 夜叉ヶ池(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    何の知識もなく読んだけど、これって舞台の台本的なもの?そういう体?
    しきみさんのキレイでかわいいイラストのおかげで最後まで読めた。なかなか読み慣れず、状況把握するのも難しかった…。

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    2025年10月26日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    乙女の本棚シリーズ。
    どこからが現実で、どこからが妄想なのか?それとも全て妄想なのか?不思議なお話。ある意味、本人達が幸せならばそれで良いんですが…。押絵になったお兄さんは、今も本当に幸せなのか?お兄さんと同じスーツを着ている男は、本当に男の弟なのか?という疑問も出てきたりして…。夢を見たような読後感のお話でした。

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    2025年10月20日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    汽車の中で相席となった男は押絵を持って旅しているようであり、不思議な身の上話を語り始めた…
    静かで幻想的、余韻を残す終わり方は美しさすら感じられる愛の物語。
    短編自体は昔読んだことがあったのだが、導入部分に「魍魎の匣」の導入部分も重なって脳内再生された。京極先生もインスパイアされたのかな?

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    2025年10月11日