あらすじ
『都会のトム&ソーヤ』などのベストセラー作家・はやみねかおる先生の新感覚ミステリー「ルーム」シリーズの第3弾。SNSの仮想空間で「リセットされた学校生活」を送ることになった中学生たち。もし人生をリセットできたら、あなたは何をリセットする?
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Posted by ブクログ
とても面白かったです!奇譚ルームに続き、びっくりする展開でした。途中まではハラハラドキドキなんですが、最後はあっと気づかせるような、ホッとするストーリーです。今までの中で1番と言えるほど面白い作品でした!
Posted by ブクログ
リセットルームに招待された8人の中学生がリセットルームに招待される権利を得る為のAR空間
(実は学校ルーム)に招待される。
で出しから現れる欠席者 ぬえからの依頼で探偵になり、リセットルームにいける権利をリタイアし、バグの真相を追う中3の僕。(おなじみキリンのアバター)孤独と読書を好む少女(ヘビのアバター)
ピアノの音を追求する少女(ペガサスのアバター)
英語を早く学びたかった少年(サルのアバター)
小説を上手く書きたい少年(カワウソのアバター)
誰からも避けられない人生に憧れる少女(トラのアバター)
ネット依存症の少年(ネズミのアバター)
次々と自らリアルが良かったり、自分の意思で空間から退室したり。バグの正体、難病のアキラに退室させられる。結局リセットルームに行ける権利は誰もいないというオチ。そしてやはり、黒幕はシロクマ笑
ラストはシロクマがリセットルームを作る為のデータを作った事により、アキラは治療をうけれることになる。助からない未来をリセットできた、シロクマの精神科医の腕には感冒しました。
もし、リセットルームに行ける権利があるなら、
私もリセットしたい。こんな今はいらない。あれから先の今までやこの先の未来は要らないから、ずっとずっとあの時のまま心地よく過ごせる世界に行きたい。シロクマみたいな精神科医がリアルにいたら、私も救われるかもしれない
ルームができたら、きっと救われるに違いない
ルーム出来て欲しいなぁ。
しかし、奇譚ルームや、夏休みルームみたいなドンデン返し見たいな展開は無かったので物足りない人もいるかもしれない。
Posted by ブクログ
3作目になるのかな?
はやみねかおる先生のルームシリーズ!
読みやすいし、面白いし、テーマも新しくて、このシリーズ結構すきです(/ω\*)
今回は人生をリセットする、リセットルームなるものがテーマで、リセットしたいと思っている人達を集めてテスト(実技?)をし、合格者1名にだけ、そのリセットルームに入ることができるよーテスト頑張ってー的な話。
その中でイレギュラーが発生して、推理して……ってなっていく感じ。
児童書ならではの、説明多し的な文もあるけど、それはそれとして、テーマがテーマだけに、それぞれが自分の悩み?と向き合っていかなきゃいけないっていう、前を向いていける話になっているの、素敵だなって。
うちみたいなのでも、あれ、こうゆうことじゃ?って分かる部分もあったけど、あ、あの雑談?の時の話がここで繋がるのか、何かあるとは思ってたのに忘れてた……的なアハ体験?もできて、とても楽しめましたんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
人生をリセットしたい人たちが集まり、望んだリセット後の生活をバーチャルで体験するというもの。
その中で、それぞれが本当にリセットして望んだ人生を生きたいかを感じていく。
この作品を読んでいる中で、ふと、最近見た『ぼくたちん家』というドラマの作中ワンフレーズを思い出した。
「なくなったってことは、あったってことですからね。」
この本に置き換えると、リセットしたいということは、それまでの体験、感情をちゃんと感じていたということなのだろうと。
きっと、その体験をせずに初めから望む世界になっていたとしたら、また別のリセットを望むのだろうな…
と考えてしまった。
人って欲深い…
本全体に関しては、個人的に、今まで読んでいた本が縦書きだっただけに、文章が横書きで違和感を感じながら読んでいた。
話の進行の中で、それぞれの立場や場面がしっかりとまとめられていたので、混乱せずに読めたように思う。