しきみのレビュー一覧

  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    夏目漱石の『夢十夜』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズの一冊です。
    書名の通り、十の夢物語が収録される短編集です。
    夢特有の不可思議さを言葉にするのは大変難しいと思いますが、流石は夏目漱石と言いたくなる良書です。
    個人的に第七夜が好きで、覆水盆に返らずだなぁとしみじみ思いました。
    本シリーズは表紙や挿絵のイラストが秀逸で、本作では夢十夜の独特すぎる世界観を補完するように鮮やかなイラストが踊ります。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、とても楽しい読書となりました。

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    2026年07月03日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    子供の頃、祖父の通夜で熊本の田舎に車で帰った。

    会場に着いた時にはもう夜で、車から降りて夜空を見上げると、落ちてくるのではないかと怖くなるほど大きな満月があった。
    そしてその周りには神様がパッとばら撒いて散りばめたような星屑たちが、チラチラと輝いていた。

    その景色はプラネタリウムで見た星空よりずっと綺麗で、別世界に迷い込んだようで、思わず首が痛くなるほど見入った。

    その中に3つ綺麗に並んだ星を見つけて、あれがオリオン座か〜と呑気に思ったこと、今でもオリオン座を見るたびに思い出す

    ちょうどこんな晩だったな、と

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    2026年06月27日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    ネタバレ

    内容が幻想的で好き。
    押絵と旅する男の兄を慕う気持ち、人間と押絵の種族(?)の違い、等引き込まれる話だった。

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    2026年06月19日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    なんとなくタイトルとあらすじは知っていたけど、ちゃんと読むのははじめて。
    こういうお話だったのか。
    恋した女性といるために、、、
    聞き手に何が起こるのかとドキドキしながら読んでいた。
    ああいう話を聞いたら、聞き手が取り込まれるって気がしてしまって。
    なんともいえない余韻を残して男は去って行った、、、

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    2026年06月17日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    「こんな夢を見た」で始まる10の物語。
    と思っていたのだけど、実際には、その始まりでないお話も含まれていたのね。
    とはいえ、「夢」の話なので、きっちり起承転結なんてないし、明確なオチがないものもあって、だからこそ、その不思議な世界に引き込まれる。
    『乙女の本棚』シリーズならではの美しい挿し絵も華を添えている。

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    2026年05月29日
  • 乙女の本棚2 猫町

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    なんて不思議で妖しい出来事。
    三半規管の疾病で遭遇する不思議な世界。
    しきみさんのイラストがその世界観にぴったりで。
    作品が書かれた時代を思えばやけに現代風な作風が、またえも言われぬ味わい。
    『乙女の本棚』シリーズ、しばらく追ってみよう。

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    2026年05月24日
  • 赤い蠟燭と人魚(乙女の本棚)

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    小川未明氏の作品は乙女の本棚だけでしか読んだ事ないけどこの作品は児童書で読んだ事もありやはり好きな作品だった。
    眼鏡の話以外にも読んでみたいと思いながらも読めないでいる。

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    2026年05月09日
  • 赤い蠟燭と人魚(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    『乙女の本棚』シリーズ第51弾。
    小川未明 「赤い蝋燭と人魚」

    人魚、好き。
    人魚、という存在に、ドキドキする。
    しきみさんの人魚、可愛いです。
    おどろおどろしいイメージのある童話だったのだけど、イラストの効果で、美しいイメージになりました。

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    2026年04月22日
  • 奇譚ルーム

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    まさかのどんでん返しがあって面白かった!
    はやみねかおるさんの他作品である「都会のトム&ソーヤ」とはまた違い、まさに"奇譚"だった。
    横書きでチャット形式なのもサクッと読めていい!!!!!

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    2026年03月27日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    2025/03/21
    p.47
    兄が申しますには、一月ばかり前に、十二階へ昇りまして、この遠眼鏡で観音様の境内を眺めて居りました時、人込みの間に、チラッと、一人の娘の顔を見たのだ相でございます。その娘が、それはもう何とも云えない、この世のものとも思えない、美しい人で、日頃女には一向冷淡であった兄も、その遠眼鏡の中の娘丈けには、ゾッと寒気がした程も、すっかり心を乱されてしまったと申しますよ。

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    2026年03月21日
  • 赤い蠟燭と人魚(乙女の本棚)

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    確かにこれは日本のアンデルセン。
    人ってどんなに優しくてもお金を出されてしまえば、そしてよからぬ事を吹き込まれれば優しい人も優しくなくなるね。おそらく人魚のお母さんが助けに来てくれたのだと思ってるけど、この人魚にとってはハッピーエンドなのかな。

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    2026年02月09日
  • 恋愛論(乙女の本棚)

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    2025/11/30
    p.24
     A君とB子が恋をした。二人は各々ねむられぬ。別れたあとでは死ぬほど苦しい。手紙を書く、泣きぬれる。そこまでは、二人の親もそのまた先祖も、孫も子孫も変わりがないから、文句はいらぬ。しかし、これほど恋しあう御両人も、二三年後には御多分にもれず、つかみあいの喧嘩もやるし、別の面影を胸に宿したりするのである。何かよい方法はないものかと考える。
     しかし、大概そこまでは考えない。そしてA君とB子は結婚する。はたして、例外なく倦怠し、仇心も起きてくる。そこで、どうすべきかと考える。
     その解答を私にだせといっても、無理だ。私は知らない。私自身が、私自身だけの解答を探しつづ

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    2025年11月30日
  • 文字禍(乙女の本棚)

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    文字の精霊によって人が支配される話は面白かった。絵がないと多分意味が分からなく読めかなったかも。石書で死んでしまった字を調べていた老博士、字の精霊の怖さを知る
    でも字によって記憶力の低下、目が悪くなる、情報過多など現代でも字の精霊はいると考えてしまう。自分も字の精霊に囚われて目も悪くなり多くの時間を字に費やしている。。。

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    2025年11月30日
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    はじめは男が女に執着しているようでそのために女を甘やかしていたが時が経つにつれ女の方が男に依存しているようで面白かったです。

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    2025年11月26日
  • 魔術師(乙女の本棚)

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    2025/11/08
    p.20
     やや長い間、私は唯、無数の人間の雲の中を嫌応なしに進みました。行く手を眺めると、公園は案外近い所にあるらしく、燦爛としたイルミネエションの、青や赤や黄や紫の光芒が、人々の頭に焦げつく程の低空に、炎々と燃え輝いているのです。道路の両側には、青楼とも料理屋ともつかない三階四階の楼閣が並んで、華やかな岐阜提灯を珊瑚の根掛けのように連ねたバルコニイの上を見ると、酔いしれた男女の客が狂態の限りを尽くして野獣のように暴れていました。彼らの或る者は、街上の群衆を瞰おろして、さまざまな悪罵を浴びせ、冗談を云いかけ、稀には唾を吐きかけます。彼等はいずれも外聞を忘れ羞恥を忘れて踊

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    2025年11月08日
  • 文字禍(乙女の本棚)

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    大好きな中島敦の文字禍がYA向けの本になっていたので読んでみた。初めはイラストが可愛らしすぎるかなと思っていたが、割とよかった。文字に支配されてる人間というテーマが今も昔も変わらないってのが興味深くて好き

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    2025年11月06日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    2025/10/23
     自分はただ待っていると答えた。
    すると、黒い眸のなかに鮮に見えた自分の姿が、ぼうっと崩れて来た。静かな水が動いて写るが影を乱したように、流れ出したと思ったら、女の眼がぱちりと閉じた。長い睫の間から涙が頬へ垂れた。――もう死んでいた。

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    2025年10月23日
  • 奇譚ルーム

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    ネタバレ

    まさか、みんな別人格だったとは…
    それに、ぼくも別人格だったなんて…
    はやみねかおる、恐るべし。
    最後伏線回収がスッキリしすぎてやばい(語彙力)

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    2025年10月04日
  • リセットルーム

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    とても面白かったです!奇譚ルームに続き、びっくりする展開でした。途中まではハラハラドキドキなんですが、最後はあっと気づかせるような、ホッとするストーリーです。今までの中で1番と言えるほど面白い作品でした!

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    2025年09月21日
  • 奇譚ルーム

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     途中まではハラハラドキドキしたけれど、最後はホッとするストーリーで怖い話が初めてでも読めました。今までの中で1番と言えるほど面白かったです!

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    2025年09月21日