あらすじ
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人気シリーズ「乙女の本棚」第24弾は萩原朔太郎×イラストレーター・しきみのコラボレーション!
詩集としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
ああ このおほきな都会の夜にねむれるものは
ただ一疋の青い猫のかげだ
都会的な風景を妖しく切り取る名詩集。
萩原朔太郎の『青猫』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは萩原朔太郎『猫町』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』、夏目漱石『夢十夜』、坂口安吾『桜の森の満開の下』、谷崎潤一郎『魔術師』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
はい、萩原朔太郎の詩集『青猫』でございますよー
詩集さ、基本的によく分からんよね
で、もう何回もレビューに書いてますが、詩なんてものはね受け取り方は自由でいいと思うんですよね
もう完全にこっちサイドの都合で解釈しちゃっていいと思うんです
後でなんとか大学のなんたら教授の解説読んで「ぜんぜん違うやん!」と思っても恥じることなどないのです
むしろさすがの感性やな自分!と胸を張っちゃっていいのです
はい言い訳はこのくらいにして(言い訳言っちゃってるじゃん!)『青猫』です
女性のことを歌った詩や女性のメタファーと感じられる詩が多かったような気がします
やっぱ男の目から見た女性って謎なのよ
ナゾーマンなのよ
いやナゾーウーマンか?
今職業でウーマンとかつけない方がいいのか
じゃナゾーヒューマンで
なんかもう謎すぎて分からんので、こちら側で色々勝手に解釈させて頂きましたよって詩だと感じました
癒やしだったり不安感だっり、寂寥感、妖しさ、安定、活力もうあっちいったりこっちいったりよ
でもってだいたいこちら側が感じてることって見当違いだったりするわけよね
癒やされるわーと思っていても、は?別に癒しビームとか出してませんけど?っていうね
なんだよ癒しビームって
まぁそういう天邪鬼なところも含めて、結局女性は猫ってことなんじゃね?
と、きれいにまとめたつもりでいますが、結局この詩集って女性がテーマなんじゃね?って思ったのはきしみさんのかわいい女の子のイラストに引っ張られただけなんじゃね?っていうね
Posted by ブクログ
目次
・薄暮の部屋
・寝台を求む
・青猫
・月夜
・春の感情
・恐ろしく憂鬱なる
・夢に見る空家の庭の秘密
・黒い風琴
・みじめな街灯
・題のない歌
・鴉毛の婦人
・猫柳
・怠惰の暦
・閑雅な食慾
・蒼ざめた馬
・顔
・自然の背後に隠れて居る
・片恋
・夢
・春宵
「乙女の本棚」という、乙女受けするイラスト付きの詩集や短編などを収録しているシリーズ。
正直、詩にイラストがつくと、詩に対するセンスの持ち合わせのない私は、イラストにずいぶん引っ張られてしまうので、イラストは不要だ。
しかもこのイラスト、詩を表現しているというよりも、詩と並行してそこにあるという感じ。
ピンとこない。
なので、好きなのはイラストが庭だけの「夢に見る空家の庭の秘密」です。
肝心の「詩」は、私たち世代の中高生女子が好きそうなやつだなーという感想。
つまり、ハマらなかった。
なんとなく、頭で作りあげた絶望に陶酔しているようで。
Posted by ブクログ
イラスト好き!かわいい!
猫町のあとに青猫読んで
すんなり詩が入ってきた
好きな表現
恋びとよ
ぶむ ぶむ ぶむ ぶむ
てふてふてふてふ
(蝶)
Posted by ブクログ
乙女の本棚シリーズの一冊。
中原中也よりはわかる言葉が多い。が、言葉がわかっても共感できるかは別。どうやら朔太郎とはあまり合わないようだ。いや、詩というジャンルが合わないのかもしれない。
乙女はこの本を詩集として楽しむことができるのか。画集として楽しんでいるのか。
このシリーズ、他にも詩集があるが、読むかどうか迷うところ。
Posted by ブクログ
萩原朔太郎文学忌、朔太郎忌
「青猫」1923
無数の雀は都会に集まる若者
前半で東京-都会への憧れ
都会の象徴は 建築・女性・高貴な生活
後半から 現実の厳しさ 想いとのギャップ
青い猫のかげ、幸福の青い影は 青い鳥の対義か
影でしかない求める幸福
様々な憂鬱の情景
憂鬱ではあるけれど 詩自体はリズミカル
都会は遠くにありて思うもの、だったのかな
イラストはしきみさんです
わかんないよね
Posted by ブクログ
乙女の本棚シリーズから、萩原朔太郎さんとしきみさんのコラボ作品「詩集『青猫』より」です。しきみさんのイラストは今作は、青を基調としているからか、少し涼しげな印象を受けます。
どの詩にも、恋しい人を想う気持ちが込められているかのように感じました。ちょっと、読んでいて理解が難しい表現もあったので、好みは別れるかもしれないです。
「ああ このおほきな都会の夜にねむれるものは
ただ一疋の青い猫のかげだ」
私的には、そのちょっと難しい点も含めての良さもあるかなって思えました。恋心は、いつの時代でも永遠のテーマになりえます、ね(#^^#)
Posted by ブクログ
ああ このおほきな都会の夜にねむれるものは
ただ一疋の青い猫のかげだ
猫やお花がよくでてきて、可愛らしくも読める詩集だった。うずらの卵って「ウズラノタマゴ」な気がしちゃうけど、「鶉」の「卵」なんだよな、という当たり前のことを思うなどした。