スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • 任務の終わり 下

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    初キング作品良かった!!!

    1部はちょっと物語の動き悪くて読むの辛くて時間かかったけど、2部は夢中になって読んじゃったし、この3部の伏線回収と締めくくりが良かった。

    また数年後に読み直したい。

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    2023年01月01日
  • 呪われた町 下

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    もしアメリカのスモールタウンに吸血鬼が現れたら…?というアイデアから生まれた作品。

    田舎の人間関係が丁寧に描かれていて、
    かつ丁寧に生活が壊されていく様子がリアル。

    でも吸血鬼伝説に準えたファンタジー的な対処法が
    実際に効いてるのが対照的で面白い。
    登場人物も魅力的で良かった。

    そして、書評が最高に面白かった。
    サバイバル映画だと思って見たら
    苦手なゾンビ出てきて、夜寝れなくなった
    「アイ・アム・レジェンド」に実は原作があって、
    本当は吸血鬼もので50年前以上に刊行されてて、
    キングの呪われた町に影響を与えていたと、、、
    知ってるものがリンクする感覚たまらん、、

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    2023年01月01日
  • 呪われた町 下

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    下巻の展開が面白くて上巻の3倍のスピードで読めた。

    上巻でワクワクさせて下巻で一気に読ませる。物語は下巻で一気に進む。
    上巻の感想にも書いたが、ぜひ上巻で読むのを諦めないでほしい。

    ホラー作家らしく展開に容赦はない。
    上巻で登場した魅力的な人物も、結構バタバタと死んでいく。
    一つの町が死んでいく様子を描いた作品。

    ある邪悪な存在によって町が滅ぼされようとしている状況について、さまざまな価値観の人の、いろいろな考え方がある。

    医者なら、「急に貧血で死ぬ人が増えた」ことや
    警察官なら「行方不明者が急増している」「死体が消えてしまう」、
    町の少年は「夜な夜な行方不明になった友達が家を訪ねてく

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    2022年12月03日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    ネタバレ

    最初の章はスティーブンの生い立ちから。ここで語られる作者の生い立ちで、スティーブンキングという名高い作家への親近感を感じることができた。少年の頃の悪戯や、最初の頃は人の真似をして書いた小説、出版社からの不採用通知、妻との出会い。書き続けているということ以外では、多分アメリカの片田舎にいる人として一般的な人物像がそこから浮かび上がってくる。
    そうして、その親近感を持たせたまま、小説を書くということについて、一体何が必要なのか、訳者後書きにもあったように、まるで知人が隣で親しみを込めて語るように、ひとつひとつ教えてくれる。
    小説を書くということについて、なんらハードルがあるわけではなく、書きたいと

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    2022年09月06日
  • シャイニング(上)

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    スタンリー・キューブリック監督の名作映画の原作。
    映画化にあたって、色々変更されたことで、原作者のスティーブン・キングを怒らせ、キングは原作通りのTVドラマを作らせた。
    私はのこの2夜連続の原作通りのドラマも見たが、映画の足元にも及ばないと思った。
    こう書くと原作がつまらないように聞こえるが、原作もとても面白いから、不思議だ。
    映像化ってほんと難しい…。

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    2022年06月28日
  • 呪われた町 下

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    ネタバレ

    面白かった。

    マークが聡明すぎるし、出来すぎる。子供に頼りすぎでは?と思ったが戦力が乏しいので仕方ないし、マークが頼れるキャラだったしで、話が進んだ。

    吸血鬼に支配されると、恍惚とした状態になる描写が面白かった。クレイジーだ。
    異変に対して、どう説明するかで、信じてもらいたいのに取り合ってもらえないというもどかしさはあったけど、今までそういうの散々見てきたおかげで苛立ちはしなかったし、医者のジニーさ結構すんなり仲間になってくれたので良かった。

    『屍鬼』で見たなこれ、とか、『アンダー・ザ・ドーム』でもあったなこれ、という既視感があり楽しめた。
    話の進め方というか仲間の増え方は「ミスト」を思

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    2022年05月31日
  • 呪われた町 上

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    ネタバレ

    『屍鬼』と『アンダー・ザ・ドーム』を通っていたおかげで読めた。キャラ多い。登場人物の表もっと欲しかった。全員載せてくれ。

    その後の二人から始まるので、結末をある程度知って読めたのも良かった。この人は生き残れるのか、とか。答え合わせのようで楽しめる。

    翻訳はそこまでつまずくことなく読めた。古くさすぎるとは思わなかった。この単語(車の名前とか)知らんというのはあったけど。あすこ、と表記したり、読みは同じでも古い漢字の熟語(刺激の戟とか)を使ったり、妻の名前はアマンダなのかミランダなのか混乱したりしたけど。
    ひどくはない。
    1975年のキングの作品だしなあで読めた。キングの文章に慣れていたので、

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    2022年05月31日
  • リーシーの物語(下)

    購入済み

    「チャネリング」と、リーシー自身も自ら言葉ではっきり言っていたので、実際そうなんだなと思いましたが、改めてチャネリングなるものの壮大さに驚きました。
    キング夫妻の体験も描かれているのでしょうか。

    アマンダもすごくよかった。緊張病や、精神疾患患者が内面で何を見ているのか、少しだけわかった気がします。
    読む前の想像とは全く違った作品で、なんだか勉強になった作品でした。
    ただただ脱帽です。

    #泣ける #深い #シュール

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    2022年09月30日
  • ペット・セマタリー(上)

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    ネタバレ

    キングは実際に墓荒らしをしたことがあるのではないか。でなければ、どうやってここまでリアルなものを書けよう。息詰まるようで、救いがなく、切ない作品。

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    2022年05月15日
  • ミスト 短編傑作選

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    ミストの原作目的で読んだ。ミストの不気味さ、救われなさは文章でもありありと伝わってきて、映画とは異なる結末もまた良い。他の短編では、ジョウントが一番気に入った。淡々と語られる事実と、迫りくる懸念…あるいは恐怖。そして迎えられる結末。何度も読みたくなってしまった。

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    2022年05月06日
  • シャイニング(下)

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    2022.5th
    映画を観てから本作を読みましたが、映画を観ていないと上手くオーバールックの情景が描けなかったように思います。
    映画では、即死だったハロラン氏が生き残り、ダニーにとって最高の友人になった展開は良かったです(^^)
    映画も小説もいずれも名作であることは間違いない!
    キングの作品は多分10年以上ぶりですが、これからも忘れたころに読んでみようかと思います。

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    2022年04月08日
  • 夏の雷鳴 わるい夢たちのバザールII

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     スティーブン・キングの短編集の続き。

     「夏の雷鳴」が切なくて美しい。
     そして、決してあの世界が絵空事でない雰囲気があるのが怖い。
     うん。コロナ過の今、それはないことでは決してないのだ。
     ワンコがかわいそうで、かわいそうで…。

     花火合戦は、楽しかった。
     まぁ、おいおい、ではあるのだけど、でもなんなんだろう。も、絶対後退できないってことって、多分人にはあるんだよ。その愚かさが、人を楽しませたり、悲しませたりするんだよ。

     そして、ギング版「デスノート」ww
     まぁ、デスノートっぽいなって思ったし、これは決して幸せにならない物語だと思ったら、キングらしさで打ちのめしてくれたよ。

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    2022年03月28日
  • 任務の終わり 上

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     「ミスターメルセデス」の完結編。

     まぁ、何をどう書いてもネタバレになりそうなので、難しいのだけど。

     美しい物語だったと言えるのだろう。
     確かに、残酷だったり醜悪だったり、目をふさぎたくなるようなシーンは多々あった。
     けれど、だからこそ命は輝く。炎の中からフェニックスが再生するように、たとえその器が変わっていたとしても、命はきらめく。

     大事なのは、そのことを信じられるか、ということなのだろう。

     それが、主人公サイドと犯人サイドの違いなのだろう。

     にしても、こんなに早く続きが読みたいと、読まなきゃって思うのと同時に、残りページが少なくなるのが切なかったことはないよ。

     

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    2022年03月28日
  • 任務の終わり 下

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     「ミスターメルセデス」の完結編。

     まぁ、何をどう書いてもネタバレになりそうなので、難しいのだけど。

     美しい物語だったと言えるのだろう。
     確かに、残酷だったり醜悪だったり、目をふさぎたくなるようなシーンは多々あった。
     けれど、だからこそ命は輝く。炎の中からフェニックスが再生するように、たとえその器が変わっていたとしても、命はきらめく。

     大事なのは、そのことを信じられるか、ということなのだろう。

     それが、主人公サイドと犯人サイドの違いなのだろう。

     にしても、こんなに早く続きが読みたいと、読まなきゃって思うのと同時に、残りページが少なくなるのが切なかったことはないよ。

     

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    2022年03月28日
  • 任務の終わり 下

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    面白かった!
    ラストも納得できる終わり方。
    自殺という社会問題もテーマに扱われていて、
    考えさせられた。
    個人的には、ホリーの成長とホッジズとの関係性がとてもいいなと思った。
    終わってしまうのは寂しいけど、
    読んでよかったです。

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    2022年03月16日
  • 11/22/63(下)

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    ネタバレ

    ついに完結。長い話だが尻上がりに面白くなった。
    キングおなじみの、フィジカルな苦痛の生々しい描写あり、それでも頑張るガッツあり。
    終盤の、JFKが助かった世界はあっさり書かれていたがなかなかに悲惨。アメリカ現代史はロクでもない結果を引き起こしたけど、さらにもっと悪くなる可能性もあったんですよ、ということか。
    100%のハッピーエンドではないが、それでも少しの笑顔が生まれる、そんな結末。

    ドラマも一気見。だいぶ端折ってありダレる暇なく最後まで突っ走る。衣裳や車へのこだわりが凄い。お金かけている。

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    2022年03月03日
  • ファインダーズ・キーパーズ 下

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    「ミスター・メルセデス」の続編です。
    上巻はのんびり読んでいたのですが、下巻に入ったら案の定止まらず…!一気でした。
    ああ〜面白い‼︎
    今回、なんといっても、設定が面白かったなあ。モリスというのは、最低最悪のワルなんだけど、こと、好きな文学に対しての思い入れが異様に強い。それは、ある意味やっぱり「愛」ではあるんだけど、その歪み方というか…。ともかく酷いヤツなんだけどね。30年も経ってから少年ピートが
    それを発見して・・・という流れとその後の展開が、ホントに読んでて映像が浮かびました。だ〜か〜ら、キングは映像化されるんだろうなあ。
    そして、我らがホッジスたちの活躍につながっていきます。
    しかもま

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    2022年02月01日
  • 任務の終わり 下

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    「ミスター・メルセデス」
    「ファインダーズ・キーパーズ」
    に続く三部作、3作目です。
    ああ〜〜〜‼︎ ラストはもう、泣けて泣けて…(これに関してはネタバレなし)

    続けて読んでよかった。ものすごく面白かった‼︎
    これのドラマのほうを先に観てはいたけど、実はシーズン途中で観られなくなって止まっていたんです。(我が家のTV事情で)でも、役者のイメージがハッキリあるので、もう読んでいて画像が浮かぶ浮かぶ…そういう面では、特にホリーの心身ともに強くなってきた変化と、ホッジスとの信頼関係が、感情移入たっぷりで、嬉しい気持ちで読んでいました。

    それにしても、やっぱりキングの発想って凄いと思う。実は解説に

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    2022年01月16日
  • 11/22/63(下)

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    ネタバレ

    文庫本で3巻構成の超大作であるが,特に後半は加速がついてほぼ一気読み.

    ケネディ暗殺を阻止するべく過去に向かった主人公.だがそこは一癖も二癖もあるキングのことなので,単純なタイムトラベルではない.過去に向かう際の到着時間は,必ずケネディ暗殺の約5年前に当たる同一時刻,同一場所なのである.そのため,ケネディ暗殺を阻止するためには,それまでの5年間,その時代を一般市民として暮らさなければならない.主人公は現地で高校教師として日々を過ごしながら恋をして.かつ,オズワルドの狙撃を阻止するための準備を進める.
    一方,過去を改変しようという試みに対しては,超越的な力(キング的!!)が色々な方法で邪魔をは

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    2021年12月23日
  • 任務の終わり 下

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    物語のラスト。ハラハラしながら読み進めましたが、そうかぁ、そう繋がったかぁ。
    キングの邪悪なものに対峙するこちら側の友情が大好きです。何度読んでも感動するし、たまらないし、また読みたくなりますね。
    #任務の終わり #スティーブンキング

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    2021年11月23日