スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • シャイニング(上)

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    大学生時代に映画版は観てるけど、原作は初めて。ってかキング作品を読むの自体、これがはじめてかも。ちなみに”百年の誤読”から。ただ映画版で印象に残っているのは、もはやジャックニコルソンの圧倒的演技くらいで、内容は殆ど覚えてなかった。上巻では、父の内に秘められた狂気性とか、あちこちに不穏な雰囲気を纏うホテルの描写とか、これから起こる悲劇の予兆があちこちに… 登場人物が少ないせいもあろうけど、リーダビリティの高さも特筆もの。

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    2018年05月28日
  • ドクター・スリープ 下

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    何という感動。ハラハラ、ドキドキ、止まりません。怖すぎるし、大人なのに。そして、クライマックス、心がとても暖かくなるんです。さすが、キングです。また、時間が経ったら再読したい。

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    2018年03月21日
  • ドクター・スリープ 上

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    あ〜、おもしろい。そして、まじ、怖い。どうなっちゃうんだろう。シャイニングよりも怖さを感じます。ありえないだろうことをリアルに目の前に再現させてくれるスティーヴンキング、最高です。超能力者同士の交流は、ずっと昔初めて読んだ時の「七瀬ふたたび」を読んだ時の気持ちがよみがえってきたように感じました。下巻が楽しみです。

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    2018年03月03日
  • ドクター・スリープ 下

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    "かがやき"を食糧にして存在する者たち。彼らを許せないアブラとダン。二人は立ち向かうことを決意する。そして戦い。許せないけれど、その行く末に心が痛む。
    面白かったので、前後するけど『シャイニング』も読んでみようかな

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    2018年02月04日
  • ドクター・スリープ 上

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    "かがやき" という名の超能力を持った子供はどうやって大人になってどうやって生活していくのか。物心がつかないうちは皆同じだと思うだろうな。他人と違うと分かった時の気持ちはどんなだろう。
    そして同じ力を持つ少女との出会い。ワクワクする。次の世代へ想いを伝えていけるのだろうか。
    『シャイニング』の続編とあるけれど、読んでなくても十分面白い。

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    2018年02月04日
  • ジョイランド

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    序盤これは何の話だろうと思っていたが、まさか中盤以降毎日読むたびに泣かされそうになるなんて。たまらなくロマンチックな時のキング筆による過ぎ去りしきらきらした青春の日々。ラストシーンも染みる(息子さんジョー・ヒルの『ポップ・アート』もちょっぴり思い出した)。

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    2017年12月18日
  • IT(4)

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    ついに完結! 終盤のあの展開は映画でもドラマ版でも再現されなかった(できなかった)わけですが、さもありなん。どうしてこれを入れたのか、と疑問です。そこを除けば本当に面白く、読後感の満足度は非常に高かったです。

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    2017年12月02日
  • IT(2)

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    第2巻。だんだんと過去へと話しが遡っていきます。
    相変わらず名場面の多い作品ですが、2巻目ではマイク・ハンロンと父の交流が個人的には一押しです。

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    2017年12月02日
  • IT(1)

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    この時点でのキングの集大成的作品。
    謎と恐怖が頁をすすめる手を止めません。
    様々な名場面のある作品ですが、1作目最大の名場面ははベンがビルたちと友人となる下りだと思います。

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    2017年12月02日
  • 11/22/63(下)

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    繰り返し現れる不気味なキーワードや懐かしいあの子たちの登場など、キングファンに嬉しい仕掛けが。
    自分がアメリカ史やアメリカの政治に詳しければ、もっとノスタルジーを強く感じられ、ラストシーンの切なさも増したのではないかと思うと惜しいが、久々に次のページを捲る手がもどかしいようなワクワク感を味わえた。

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    2017年09月17日
  • 11/22/63(上)

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     キングなので、一応翻訳ホラーにカテゴライズするけど、ホラー要素はほとんどないな。
     うん。これはSFでいいんではないかと。
     っても、通常のSFともちょっと違う感じ。
     「ジョイランド」もそうだったけど、「メルセデス」ではミステリーになってるそうなので、キングは<キング>というカテゴリーを生み出そうとしているのかな、と漠然と思う。

     で、タイムスリップできる穴を通って、ケネディ暗殺を阻止しようとする話。
     でも、まぁ物語の常として簡単にいかないわけで…。
     タイムスリップものは、色々な規制がかかってきて、そのさじ加減が上手い下手の分かれ目のように思うのだけど、これは<切ない>

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    2017年02月18日
  • 11/22/63(中)

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     キングなので、一応翻訳ホラーにカテゴライズするけど、ホラー要素はほとんどないな。
     うん。これはSFでいいんではないかと。
     っても、通常のSFともちょっと違う感じ。
     「ジョイランド」もそうだったけど、「メルセデス」ではミステリーになってるそうなので、キングは<キング>というカテゴリーを生み出そうとしているのかな、と漠然と思う。

     で、タイムスリップできる穴を通って、ケネディ暗殺を阻止しようとする話。
     でも、まぁ物語の常として簡単にいかないわけで…。
     タイムスリップものは、色々な規制がかかってきて、そのさじ加減が上手い下手の分かれ目のように思うのだけど、これは<切ない>

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    2017年02月18日
  • 11/22/63(下)

    Posted by ブクログ

     キングなので、一応翻訳ホラーにカテゴライズするけど、ホラー要素はほとんどないな。
     うん。これはSFでいいんではないかと。
     っても、通常のSFともちょっと違う感じ。
     「ジョイランド」もそうだったけど、「メルセデス」ではミステリーになってるそうなので、キングは<キング>というカテゴリーを生み出そうとしているのかな、と漠然と思う。

     で、タイムスリップできる穴を通って、ケネディ暗殺を阻止しようとする話。
     でも、まぁ物語の常として簡単にいかないわけで…。
     タイムスリップものは、色々な規制がかかってきて、そのさじ加減が上手い下手の分かれ目のように思うのだけど、これは<切ない>

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    2017年02月18日
  • 11/22/63(下)

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    「私」たちは現実には勝てない、運命には逆らえない(それでも抵抗するのに価値がある)というのは正にキング。大きな代償を支払い、ようやく得られる微かな光。傑作。

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    2017年02月05日
  • ジョイランド

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    ロンドンの空港でペーパーバックを購入して読んでいたがそのうちに日本語版が出版されこちらに切り替えた。テイスト的には『スタンド・バイ・ミー』に近いか。個性的で魅力的な登場人物の中で古めいた遊園地を舞台に物語が紡がれていく。ホラー主軸ではないがそれがロマンスの周辺にスパイス的にちりばめられて飽きさせない。そして忘れてはいけないのは藤田新策。もう還暦を迎えたであろう氏の素晴らしい装丁はいまだに健在。ジャケ買いと言われても差し支えない。

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    2016年12月06日
  • 11/22/63(下)

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    素晴らしい作品でした。読み終わった後、涙をこらえるのが大変でした。セイディーの命を守るために採った、ジェイク(過去の世界ではジョージ)の手段とその結果には切ないものを感じました。とにかくこの小説が多くの人たちに読まれることを祈ります。

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    2016年11月18日
  • 11/22/63(下)

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    絶対にIn the moodを知っておいた方がいいと思う。
    読みながらあの曲が流れ出すタイミングは
    その時代には影も形もなかった、米国人ですらない
    私をいっきに物語の舞台へ連れて行ってくれる。
    作中に流れる曲、流れそうな曲のCDとセットを希望。

    あの日を境に世界は良くない方向に動いてしまった。
    それを阻止するための数年に及ぶ潜伏が物語の中心だが
    そのわきを固めるのは、まだ悪くなかった時代、
    温かく穏やかで優しい世界の空気、
    その時代に生きる人々との日々(一方でそこにある
    そうではない世界の明と暗)。
    そして、その世界で出会う最愛の女性。
    恋愛物語は大きな事件があり、単純に甘々ではなく、
    さら

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    2016年11月14日
  • 11/22/63(中)

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    リー・オズワルドを監視ししつつ、セイディーとの関係を保とうとする「ぼく」の緊張感がとてもよい。セイディーの元夫との戦いもあり。最終巻に向けて盛り上がりを見せます。

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    2016年11月11日
  • ジョイランド

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     夏休みに<ジョイランド>でバイトする大学生の話。

     大学にはいって彼女ができて、でもなんかうまくいってなくて…。という悶々が続くのでなんか切なくなる。
     うんうん、10代の終わりから20代の前半って、四六時中こんな感じだったよなって思う。自分が好きな人が、自分が好きなほど好きでいてはくれない、っていうのは本当に切ない。

     それでも人生は続いていくわけで、遊園地というちょっと特殊なバイトを選んだことが、彼をいい方向に導く。
     このあたりって上手いなって思う。人間、ちゃんと働けばお腹がすくし、お腹がすいてご飯食べれは、満たされた気持ちになる。そして、創造的な仕事はやりがいに直結してい

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    2016年10月03日
  • 悪霊の島(上)

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     事故で片腕を失った主人公は、カリブの孤島に移住する。
     絵を描く衝動にとらわれた彼は、少女と船の絵を描く。

     なにはともあれ、事故の様子が死ぬほど怖かった。
     リアルすぎ。キング自身の事故の経験が生きてるんでしょうかね。

     その後、後遺症で人格までが崩壊していくさまが、また切ない。健全な魂は健全な肉体に宿るというけれど、それは反語的意味合いもあるとおもう。
     
     で、前半で十分怖がらせられて、後半にはいったら…。
     なんか、風光明媚なカリブが、って感じなのは一瞬だけでしたね。

     主人公の絵は評判になり、個展をひらくまでになる。
     それは、かつての悲劇を彷彿させる更なる悲劇の幕開けだった

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    2016年06月26日