スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • 死者は嘘をつかない

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    キングデビュー50周年で最近キング祭。

    死者が見える少年、死者は嘘が言えません。そのルールのため事件に巻き込まれピンチに陥る少年。短いので展開早かったけど、後半ドキドキした。
    いつも長編すぎてちょっと小粒感、でも楽しめました!

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    2024年06月21日
  • ビリー・サマーズ 上

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    上下巻の内、上巻だけを評価というのも野暮だなと思いながら。

    主人公の殺し屋が、何ヶ月か先に来るはずの標的を待つ間ひとつの町で暮らし、殺し屋として暮らすわけにいかないからと小説家と偽るものの、元々読書家だったからか自叙伝風フィクションと決めて執筆活動を始めると思いのほか面白くなり、ご近所付き合いもパーティーを開いたり招かれたり、毎週末近所の子どもとモノポリーをやるほどうまく行き、仕事場(執筆と狙撃兼用)として借りたビルの女性ともうまく行き、でもギャラが高過ぎたりいかにも使い捨てな奴が武器を調達してきたりとどーも胡散臭いから誰にもバレないようにもう一つの身分を作って保身を進め、クライアントの真の

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    2024年06月12日
  • ビリー・サマーズ 上

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    久々のキングの作品。海兵隊出身のビリーが主人公で彼の職業は、悪人しか標的にしないと言うプロの殺し屋。引退の為、最後の依頼を受けた事で、標的を狙う関係上、身分を偽ってある街に潜伏する。小説家と、IT技術者と。潜伏中とはいえそれぞれの街で人間関係を築かざるを得ない状況で実際ビリーは小説を書き始める。背景には息詰まるギャングとの騙し合いがあり、静と動とが交差して行く。警察からも依頼者からも逃げている中で、レイプされ隠れ家の前に捨てられた女性を助けるが、、、ともう、読む手が止まらない。

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    2024年06月08日
  • リーシーの物語(上)

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    トワイライト・ゾーン。

    想像力が創り出す世界。

    日常のすぐ隣に蠢く別
    世界。

    あちらとこちらの世界
    を行き来するとき。

    そのとき空気が裏返る
    感じ。

    それは目覚めたままで
    見る夢。

    はたして老獪なホラー
    の帝王が描いたものは、

    愛かはたまた憎しみか。

    そう、愛か憎しみです。

    すべて煮つめればその
    露骨な二者択一となる
    この世界。

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    2024年05月10日
  • リーシーの物語(下)

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    キング氏の作品は基本
    ドミノ倒しみたい。

    前半はドミノのように
    地道に伏線を並べて、

    後半なにかの出来事を
    きっかけに、

    一気にパタパタパター
    とドミノを倒すように
    伏線を回収する感じ。

    だから前半は面白みに
    欠けて挫けそうになり
    ますが、

    その分後半に爽快感が
    訪れる感じ。

    現実世界と想像の世界
    が入り乱れて、

    悪のヌルヌルとかよく
    わからない表現が出て
    きて、

    最初はとまどって本当
    に挫けそうに。

    でもやがて爽快なパタ
    パタが始まります。

    なにせ氏自身がベスト
    と推す本作。

    ラストの情景描写が◎

    もうこれ以上はないと
    いうくらい♡

    星五つ捧げたいけれど、

    前半の

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    2024年05月09日
  • 夜がはじまるとき

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    毎回キングの短編集は幅広い読後感を与えてくれるが今回も然り。
    文学的な香りすら漂う佳作(「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」が素晴らしかった!)を並べて最後に下品を極める「どんずまりの窮地」を置く(しかもこの中では一番の長さ)のもまたキング節。

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    2024年05月07日
  • ビリー・サマーズ 上

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    元海兵隊の凄腕スナイパーで殺し屋のビリー・サマーズ。引退前の最後の仕事は、これまでになく破格の報酬だった。指定された条件は、標的が現れるまで待機すること。その間は別人格として生活しなければならない。小説家のデイヴ・ロックリッジとして。
    殺し屋としてのビリー、作家としてのデイヴ、さらにもう1人の偽名を使い分けて、奇妙な潜伏が続く。住んでいる住宅街で近所の人々と仲良くなり、ビル内のオフィスでは他の事務所の人々とランチを共にする。作家の振りをするだけではなく、本当に執筆も始めてしまう。
    高すぎる報酬や各種手配への疑惑、偽の人格を使った交流、自分の過去を暴き出す小説が、複雑に絡み合って進行する。さすが

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    2024年04月28日
  • 異能機関 下

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    上下2段の、2巻で長編でしたが
    読み出すと止まらなくなります。

    SFを読むことが多いのですが
    スティーブンキング、久しぶりに
    読みたくなって手に取りました。

    上下巻の感想として
    最後までハラハラします
    感情移入、
    急げーー!にげてーー!やめてーー!
    ってなる。
    下巻、悲しかった。
    やるせない気持ちが残りました。
    なんで???
    っていう悲しみを引きずってしまった。

    君たちは、決して悪くない!
    って言いたい。

    未来予知で人を救うのは
    確率的に低い

    誰もが自分たちで
    ある瞬間に立ち会った時、正しい選択をする
    そんな人間が増えることを祈るしかない
    こうしたら絶対世界中が
    平和になるっていう方

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    2024年04月26日
  • ドクター・スリープ 下

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    『シャイニング』の続編だけど『シャイニング』を求めたら肩透かしかもしれないけど、求めなければ相変わらずのキングのストーリーテリングが冴えまくる。私は「真結族」は魅力的なキャラだけど、わざわざシャイニングの続編でやらなくてもいいんじゃない?と思ってたけど、結局グイグイ読んでしまった。
    原作を読み終えた今でも映画版はキングとキューブリックと観客への目配せのバランスが素晴らしい秀作だと思う。

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    2024年04月16日
  • 異能機関 下

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    後半から面白さが加速して、さくさく読み進めることができました。最悪な展開のバッドエンドを迎えることがなくてひとまず安心。現実にもありそうな設定に流石だなと思います。

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    2024年04月15日
  • アウトサイダー 下

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    ホリー 七月二十二日~七月二十四日/
    訪問 七月二十五日/
    メイシーズがギンベルズに話す 七月二十五日/
    大宇宙には果てがない 七月二十六日/
    ようこそテキサスへ 七月二十六日/
    メアリーズヴィル洞窟 七月二十七日/
    フリントシティ 後日

    事件は事件を呼ぶ
    ホリーの調査は類似の事件を発見する
    そして 真相は??

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    2024年04月12日
  • アウトサイダー 上

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    逮捕 七月十四日/
    ごめんなさい 七月十四日~七月十五日/
    罪状認否 七月十六日/
    足跡とマスクメロン 七月十八日~七月二十日/
    黄色 七月二十一日~七月二十二日

    11歳の少年が惨殺された。警察が手に入れたのは多くの目撃証言と映像そして指紋。もちろん自信をもって逮捕した。多くの人の前で………
    ところが完璧なアリバイが確認された??
    なんで?なんでそうなるの??

    疑問なのは、アメリカの警察は逮捕前に容疑者のアリバイを調べないの??ってこと

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    2024年04月12日
  • 異能機関 上

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    流石S.キングの作品。冒頭は、変わらずよく分からないが読み進めると繋がってきて面白くなってくる。下巻に期待を込めて☆4

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    2024年04月03日
  • シャイニング(上)

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    有名な「映画」の原作。映像が「怖かった」映画だったが、原作は子供のダニ-の超能力(他人の考えていることが、心でわかる。)(心の中にトニ-という人物が出てきて話ができる。)(レドラムがでてくる)(シャイニングと呼ぶテレパシー能力がある)(過去にホテルであった映像がみえる)と父親の狂気が混ざった「気狂い」になったお話と見える。読んでいてだんだん狂気が心に入ってきて読者自身も「狂気」になってきます。怖いですよ!。

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    2024年03月09日
  • 夜がはじまるとき

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    神保町の書店で買った選書本。ラッピングされた文庫本の中から、本文から抜き出しされた一文を読んで気になる一冊を選ぶというもの。
    「幽霊ならまだいい」という文章に惹かれてこちらを選んだ。

    It、スタンド・バイ・ミーなどでキング作品はことごとく挫折してきてるので、正直読み切れるか不安だったけれど、面白い!
    「魔性の猫」、「聾唖者」、「アヤーナ」が面白かった。特に魔性の猫は友達にも薦めたほど。

    「どんづまりの窮地」はコーヒーを飲みながら読むものじゃなかった……何度顔を顰めたことか…ある種一番こわい。こわすぎる。
    キングのあとがきに「私の感じた恐怖をみなさんにおすそわけしたいと思って書いた」とあり笑

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    2024年03月01日
  • ドクター・スリープ 下

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    「シャイニング」のその後。

    ちっちゃいダニーが大人になって、アル中になってて、えええ〜〜!?って感じで、なんだかなぁ?って思いながら読んでたんだけど、結局面白くてズンズンと読んでしまったw

    翻訳小説がなんとなく苦手になっちゃって、大好きだったはずのキングすら追わなくなっちゃってたんだけど、また読んでみたくなったなぁ。

    「シャイニング」は読んだんだったっけか?(^◇^;)

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    2024年02月15日
  • アンダー・ザ・ドーム(4)

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    ある日、田舎町がドームの中に閉じ込められた。そこから広がるパニックと悪意、その結末やいかに。
    冒頭から掴みはバッチリ、一気に走り終えたような爽快さがある。
    四巻の結末にて少々、引っ張りすぎかなと思いつつもラストまでグイグイと力技で引っ張るのはさすがの巨匠、この真似は誰にもできない。

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    2024年02月14日
  • ドクター・スリープ 上

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    おもろかった!『シャイニング』の生き残りの男の子、ダン・トランスが主役で、シャイニングを持て余して身を持ち崩したりもするが、いい人たちに出会い更生している。シャイニングを”善”に使った仕事をしている。でまあ、上巻ではそこらへんの、トラウマティクなダンの過去の生活から立ち直るとこらへんの話と、非常に強いシャイニングを持つ少女エイブラの話、はしか流行で滅亡の危機にあるThe True Knot(ジプシーの生活をする異形のグループ)、この3つの話がバラバラに語られていく。上巻の最後でようやくエイブラとダンがユナイトして、他の友達の助けをかりて、エイブラを守る方向で動き出す。上巻の後半からものすごく面

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    2024年01月19日
  • アウトサイダー 上

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    目撃証言、指紋にDNA。警察が絶対の自信を持って逮捕した少年惨殺事件の被疑者には鉄壁のアリバイがあった。ーーこれだけなら、アリバイ崩しや不可能犯罪をテーマにした本格ミステリだが、そうはならないよね、S・キングだもの。被疑者死亡で捜査は中断状態だが、その後に不可解な事実が浮かび上がり、徐々にミステリからホラーにシフトチェンジ、ホリー・ギブニー登場で「下巻に続く」。ボリュームを感じる事なくグイグイ読み進められた。
    さて、続きを読むか。

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    2024年01月15日
  • 異能機関 下

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    面白かった!!下巻、訳文章にも慣れてきて加速したわ。
    ティムがチェスのピースナイトとして配置されてた、ちゅうのもシャイニングなんかもしれんが、そこのところもそっとなんか欲しかったかも。まあ、さらになんかあったらあと2巻ぐらい増えそうではあるが(笑)。結局”インスティテューション”がなんなんか、どこが元締めなんかぬるっとしてはいて、ラストがモヤっとはするが、そうそう、これよね、このラストよね、とも思った。久々の普通のSFというか伝奇もの。
    ルークにはアベンジャーになってほしい(笑)
     設定の中で、”異能”の子供を探すのに、BDNF、脳由来神経栄養因子の数値を使うというような話がでてくるんだが、ま

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    2024年01月14日