スティーヴン・キングのレビュー一覧
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ネタバレ事前情報を一切知らずに読み始めております。
物語の中で、メルセデス・ベンツで求職者の人々の列に突っ込んで無差別大量殺人を犯したブレイディ・ハートフィールドは「メルセデス・キラー」のニックネームを名乗っておりますが(マスコミに付けられた、といいますか)、何故にこの本のタイトルは「ミスター・メルセデス」なんだろう?そこの違いには、なにか意味があるのか?下巻まで読んだら、分かるかもしれませんね。とりあえず下巻が楽しみです!
この作品、原作は、アメリカで2014年に刊行されているそうです。2026年現在からすると、まあまあ最近な気もします。
で、上巻を読んだ時点で、なんとなく一番近しい雰囲気を感 -
Posted by ブクログ
ネタバレエドガー賞を受賞した、太っちょの退職刑事がシリアルキラーを追い詰めるキング渾身の長編ミステリ。冒頭の求職者の群れにメルセデスベンツが突っ込む陰惨な幕開けは素晴らしく、キングの描写力は随一だと実感する。全編に渡っての空気はかなりのハードボイルドであり、翻訳文で読んでも普段のキングの軽口に混じって地の文は歯切れが良く、古き良きハードボイルド小説らしい読み味がある。犯人の被っていたマスクがITのペニーワイズと同じデザインというフィクションの形での過去作言及は珍しく、いつものキングユニバースとはまた違った世界観なのも面白い。
犯人像は早々に明かされ、そこから退職刑事と犯人という二人の行動が交互に描か -
Posted by ブクログ
スティーヴン・キングの短編傑作集
表題作のミストはパニックホラー小説で昔見た映画の原作だった
霧の中には人間を脅かす得体の知れないものがいた
現実を直視する者
現実を受け入れようとしない者
狂信的な態度をとる者
混沌とした状況下で
息子を守ろうと生存に賭ける主人公の思いが
強く伝わってきます
徐々に増していく不穏さと凄惨な描写
そして映画のシーンが蘇り動悸が止まらない
映画は主人公が絶望する衝撃のラストだったけれど
私は原作のラストの方が良かった
ほんの微かな希望でも感じられたから
他に
普通の人の何かが引き金になって怒りが暴走し
暴力的行為を発動してしまう一部始終がとても怖かった「ノーマ -
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ネタバレ逃げ切れば賞金10億ドル、捕まれば死。
そんなイカれたデスゲーム番組に出場したリチャーズ。
ゲーム開始までの120頁のせいで、じわじわと増していく恐怖感を彼と共に味わう事になった。
息をもつかせぬ逃走劇や密かに手助けしてくれる人達の存在に胸が熱くなるけど、やっぱりラストシーンがピカイチなんだよねえ。
下品な表現で申し訳ないけど、“クソみたいな社会に一矢報いてやった感”が最高なんです。
失業者があふれた都市では貧者が命を賭けたゲームで一攫千金を狙い、その様子をテレビで楽しむ富裕層がいる。
こんな世界が舞台のディストピア小説だけど、それほど暗い気持ちにならないうえに面白かった。