スティーヴン・キングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が本格的にスティーヴン・キングにハマったきっかけとなった一冊。
少年時代、各々コンプレックスを抱えた「はみだしクラブ」の7人。
次々と子供が行方不明になる事件が、姿を持たない化け物「IT」の仕業であると気づいた彼らは、子供だけがもつ「信じる力」を使ってそれを撃退する。
しかし27年の月日が経ち、再び同じ怪事件が起き、彼らはあの日の約束のもと、一同に会するが・・・。
キングの作品のほとんどに言えることだけど、長いです。
クッソ長いです。
でも、本当に面白いから読み始めるとどんどん読み進めてしまって、必ず、寝不足になる。
「友情×ホラー×子供の夢」。そんな感じ。 -
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Posted by ブクログ
短編集2
ていうか、英語として同じタイトルなのに「夕暮れをすぎて」と「夜がはじまるとき」っていうタイトルにしちゃうところとか、作者後書きが「サンセット・ノート」てタイトルなところとか、全部好き。どれも面白かったです。
「N」…という患者が強迫神経症で精神が壊れて行く過程を記述した医療記録、医師の手記、妹の手紙、新聞記事。小説と言う体裁をとらずに、何か不可思議なものによる世界の浸食とそれによって精神が壊れて行く人々の様子。怖い。でも面白い。
「魔性の猫」…とにかく怖くてヤバイ猫の話。殺し屋に猫は殺せるか。
「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」…飛行機事故で死んだはずの夫からの電話。悲し -
Posted by ブクログ
アーサー・マッケンの『パンの大神』に影響を受けたという「N」から、これぞキングのお下劣な最高傑作ともいうべき「どんづまりの窮地」まで珠玉の全6篇です。
30年前にキャバリエ誌に発表された作品「魔性の猫」のシンプルなお話が好きかな。想像力で色々背筋が凍る「聾唖者」もうなった。
でもまあやっぱ、トップを飾る「N」の怪奇譚っぷりが一番イカスね。キングが「脅迫観念の重みで自壊していく人間精神の物語でもある」とサンセットノートで語っているが、これいには激しく同意したい。
僕がこの日記であの場所へ行くと書き記して去ったなら。
どうかあなたは絶対に近づいてはいけない。あの場所に!!!!!!!! -
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Posted by ブクログ
キングと言えばホラーと、全部ホラーの棚に放り込んでしまったけれど、厳密に言うとホラーとは言いがたい作品もけっこう多い。この『It』も、最初と最後は正統派ホラーで怖いんだけど、途中のあたりはいつものキングの「ティーンエイジャーの青春小説」風な挿話が多くて、そこが楽しい。
この『It』はアメリカではテレビドラマで映像化されていて、それもそれなりに楽しいのだけど、ドラマとして面白いのは圧倒的に主人公達の子ども時代だと思う。
とにかく盛り込まれたプロットが物凄く多くて、文春文庫で4冊というボリュームだけれど、実際、普通の小説の4、5倍の物語が含まれていると思っていいくらい。
この『It』以降のキング作 -
Posted by ブクログ
終わりに向かって加速するルイスの悲しみと狂気に引きずられるように、読んでるこっちの足元までがどんどん冷たく暗くなっていくような感覚。
終盤の展開はあらゆる負の感情を詰め込んだ感じなのに、ときどき穏やかに暮らしていたときの描写が入ったりするから辛い。クライマックスの絶望の中にときどき希望の光のようなものが見えて、見えては消えてしまうから辛い。苦しくて怖くて、どこまでも悲しい。
小説を読んで震えたのは生涯これだけかもしれない。
読後の後味は最悪で、泣きたい気持ちで本を閉じたときに表紙絵の意味を知ってさらに打ちのめされたのでした。
キングの最高傑作だ!と声を大にして言いたいです。
それと、キング作