【感想・ネタバレ】ペット・セマタリー(上)のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年09月26日

所々、脱線があり読みづらい部分もあるが、キングの世界観にあっという間に引き込まれる。
ホラーではあるがキングらしい人間の悲哀、愛の物語。
これを読むと、毎日を大切に生きようと思える。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年03月18日

あー早く下巻が読みたい。
初めてS・キングの本を読んでみた。
面白い。不穏な雰囲気の中にもアメリカの細かい文化までも(たとえば田舎の伝道的なクスリマスの過ごし方や料理など)も楽しめてはまりそう。
この猫、チャーチをあの場所(ミクマク族の埋葬地)に連れて行って生き返らせたってことは、(薄気味悪い違う猫...続きを読むとして帰ってきた)上巻のラストで息子のゲージがトラックにはねられて死ぬことが示唆されていて…。
あーきっとあの場所にまた連れて行ってしまうんだ。
どんな子になってゲージは戻ってくるんだろう…。

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Posted by ブクログ 2016年01月09日

我が子の死を受け入れられない父親。
それは大人としての弱さでもある。
そして彼に身も凍る恐怖が襲いかかる。
本当に恐ろしい。
けれど哀しみと切なさだけが残る。
名作。

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Posted by ブクログ 2016年07月02日

 田舎町に引っ越してきた医者のルイス一家。妻と子供たちが帰省した時、娘の可愛がっている飼い猫のチャーチルが死んでいるのを、ルイスは見つけてしまう。
 ルイスは隣人のジャドと共に、猫の死体を自宅の近くにあるペットの霊園に埋葬しに行くことにするのだが…。

 キング作品はなかなか動きだしの遅いイメージや...続きを読む、文章がボリューミーだったりと、エンジンのかかりだしの遅い作品もちょくちょくあるのですが、この作品は入り込みやすかったです。

 登場人物の平和なやり取りをはじめとした人物描写や、子どもたちの可愛らしい様子はもちろんですが、いいタイミングで恐怖描写が入ってくるのもまたいい! そして怖い!

 大学の治療室での一幕、そして猫を埋めに行った土地での不穏な雰囲気、そこで語られるジャドの過去…、派手に来るホラーの描写ももちろん怖いのですが、ひたひたと迫りくる怖さもしっかりと描いているあたり、キングの凄さがあるとあります。

 そして命や死をめぐる物語としても秀逸です。娘のエリーがふと生物の命や死に興味を持った時、父のルイスがやさしく語り聞かせているところも、しっかりと描かれていて、こうした一家がこれからどういう運命に襲われるのか、ホラーとしての楽しみもあるのですが、一方で不安でもあります。

 舞台は整った、という感じがあるので、下巻もとても楽しみです。

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Posted by ブクログ 2013年01月23日

アメリカの田舎町に越してきた医者一家。優しいお隣さんとの出会い。職場環境も順調そう。子供たちは元気で可愛く、妻は聡明で美しい。読む方もホッとさせられるような出だしですが、それだからこそ合間合間に垣間見える不穏な予感が恐ろしい。その昔この上巻のみを旅先に持込み、下巻を持ってこなかったことを激しく後悔し...続きを読むました。

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Posted by ブクログ 2012年11月07日

引き込まれる感じでおもしろかった!
続きが気になって結構スイスイ読めました。

上巻の最後でゲージの事が書いてあったのはびっくりしました。
なんか静かな怖さがあると思います><

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Posted by ブクログ 2010年07月09日

もう文体から死の香りが漂って来る。よくスティーブン・キングは、不可避な残酷な運命をエッセンスに取り入れるけど、その中でもこの作品は秀逸です。

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Posted by ブクログ 2010年02月23日

『猿の手』がモチーフの作品はたくさんあるけれど、こんなに感情面を掘り下げて書き込まれた作品はほかにないのでは。
作者に息子がいるだけあって、壮絶な描写。
・・・あの息子があんなになるなんて。年取るはずだよー。

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Posted by ブクログ 2009年12月08日

愛する者を失ったとき、自分は理知的に行動できるだろうか?と考えさせられてしまう。
通常であればハナにも掛けないような世迷いごとであっても マヤカシであっても、そこに希望があると思えばすがってしまうかもしれない。
それがマヤカシだとわかっていて、希望がないと知っていても 己を騙してすがりつくだろう。
...続きを読む
様々な形の愛がこの本の中にある。

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Posted by ブクログ 2010年12月18日

「愛するがゆえに犯す禁忌」の物語、死ぬほど怖いんだけどそれよかやっぱ号泣だよ、家庭持ちにお勧めいたします。徹夜本な保障ができます。

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Posted by ブクログ 2020年10月01日

最近スティーブンキングに再度はまってます。
上巻はこれから起こるであろうことの、伏線がたっぷりと語られます。
主人公の子どもと妻との幸せな生活、通りの向こうに住む良き老夫婦、ペット霊園にまつわる話...
下巻で何か起こりそうな雰囲気プンプンで終わるので、幸せな暮らしが語られれば語られるほど、この先の...続きを読む展開が怖いです。キングであればジェットコースターのように、上巻のストーリーを回収しながら下巻を展開していくんだろうなあ。楽しみです。

ところで途中途中でる地名のデリーや狂犬病の話は、他作品とつながってるのかな。

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Posted by ブクログ 2020年07月31日

ホラー系のお話は苦手なので、この作品も私の心には全く引っ掛かることのない類いのものだったけど、海外ホラー好きの妹に映画へ誘われて観に行きなかなか興味深い内容だったので原作を購入。翻訳が頭に入ってこないため海外文学には苦手意識があり、これも最初は思うように読み進めることができなくてもどかしかったけど、...続きを読むいつしか物語にどんどん引き込まれていって、気付いたら下巻まで一気読み。
上巻は穏やかな日常の描写が多いけど、一方で未来に確実に起きるであろう何か不吉な予感を漂わせながら進んでいく。下巻まで読み終えた今、凧揚げのシーンがひどく懐かしく、鮮やかな美しい思い出として甦り胸が締め付けられる。
ルイスは一体どこで道を誤ってしまったのか。どこかのタイミングで引き返す手段はなかったのか。愛が故の悲しい結末を知ったからこそ、この上巻全体に散りばめられた家族の思い出の数々がより一層輝いて目に映る。辛い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月24日

猫を飼っているものとしては、チャーチが可哀想だ。
日常の平和と不気味さのギャップが秀逸だ。
下巻が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2019年12月15日

キングのホラー小説はほぼすべてジェットコースターだ。
落ちる落ちる落ちるぞ……ほら落ちたー!!と、緩急は絶妙にして盛り上げるだけ盛り上げてどん底に突き落とす、よくできた遊園地のアトラクションのような構成。
それ故に、彼の作品で恐怖を感じたことはない。
一時期ハマって読み漁ったのだが、「IT」も「シャ...続きを読むイニング」も「呪われた町」も、モダンホラーの傑作と絶賛される完成度の高さは認めるが、お話としてはよくできてる、エンターテイメントとしては大満足、と感心しながら、真実の恐怖を味わったことはいまだない。
それよりはむしろ「刑務所のリタ・ヘイワース」や「11/22/63」のようなヒューマンドラマに重きをおいた作品のほうが長く余韻を残すし、同じホラーでも「ミザリー」のようなサイコパスを描いた作品の方が暴走する狂気に慄く。

本書もまたしかり。超自然的な力に翻弄される幸せな一家を主軸にした話で、不吉な雰囲気は序盤から漂っている。
手製の墓が並ぶペットセメタリ―や、その奥のインディアンの聖地の異教的な描写にはぞくぞくするし、スリルは十分ある。
しかし上巻では学生の事故死と猫の復活と豹変以外に特筆すべき変事はおこらず、冗長にも感じられる。
そのぶん幼い子供を抱えた一家の幸せな日常がたっぷり尺を割いて描かれている。エリーとゲージの成長、姉弟のじゃれあいは微笑ましく、ゲージと凧を揚げる終盤のシーンはじんわりする。
キングの作品にままあることだが、「○○が二週間後に死ぬとは誰も思わなかった」とか「○○の命はこのあと二か月しかもたなかった」など、まだ何も起きてない時点の地の文であっさりネタバレされるので、人によっては興ざめするかもしれない。

気になったのは主人公の飼い猫チャーチへの仕打ち。
死んで初めて愛してたことに気付いたと独白してるが、その割には「なに死んでくれてるんだ」と罵声をとばすし、自分の身勝手で甦らせたのちは殴る蹴る虐待するで、猫好きならずともペットを可愛がってる人にはキツい。
良くも悪くも今ほどペットが尊重されてない時代の価値観で書かれている。
ジャドに至ってはお前が元凶だろ!!!!!と全力でツッコミたい。名伏しがたい力に操られてたのはわかるけどさあ……

上巻は起承転結の起承だけで、下巻の転結から面白さが加速するが、個人的にはスッパリ潔く救いのないラストでもよかった。
というか、あのオチじゃ生き残った彼女が可哀想。
ルイスが破滅するのは自業自得だが、その眼中から零れ落ちた存在のその後の人生を想像すると切ない。
一番ぞっとしたのは超自然的な邪悪ななにかや不気味な墓地、食屍鬼よりもなにより、ジャドの愛妻・ノーマの真実だった。

なお「ペットセマタリー」のタイトルは、共同墓地に子どもがかけた看板の誤字をそのまま引用したもの。
この遊び心が憎い。

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Posted by ブクログ 2017年07月05日

複数巻の長編を平行に読破しよう月間。継続中。

キングの代表作でもある作品。引越したら、家の裏に謎の「ペットの墓」があった。代々子どもたちによって管理されている墓の隠された秘密とは。

スティーブン・キングらしい、ホラー要素もあるけど、本題は別なんだよねという作品なので、まるっきり純文学のようである...続きを読む。ホラー(と言うか怪談)的要素は、事故で死んだ大学生、パスコーが瀕死で語りはじめる部分くらいで、あとは「死とは何かを納得させる」というのがテーマ。

上巻だけでも結構長く、一瞬出てくる「ペットの墓のほんとうの解釈」という話で切っても、それなりに良い作品だったのではないかと思う。そこからまたグイグイと引っ張っていき、純文学風なのに、登場人物に無駄がないというのも名作たるゆえんであろう。

ちなみに、「ペット・セマタリー」は、原題の「Pet Sematary」からであって、相変わらず日本の映画会社は「ペット・セメタリー (Cemetery, 墓)」といらん解釈を足しているようだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年11月25日

久々のS・キング。
さすがの貫録。これは面白い。

前半は、そんなに怖いシーンが出てくるわけではないけれど、後の悲劇を予感するような、細かいエピソードが散見する。「怖い!」と思わされるのは、後半の本当のクライマックス部分だけなのに、上下二巻の長丁場を全く飽きさせない。

そして、以外なことに救いのな...続きを読むい結末。
S・キング氏は、写真なんかでは人のいいアメリカのおじさんに見えるけど、本当はとんでもなく厭世家の人嫌いなんだろうな、と思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年11月14日

やっぱりキングは面白い! 個人的ハイライトは主人公の息子が家の目の前の道路で車に惹かれて死んでしまうところ。その場面を主人公はなんどもなんども夢に見ます。まだよちよち歩きのその子を必死で追いかけ、車が来る寸前に襟首を掴んで、やった、助けた! というところで目を覚ます。夢では幸せ、現実は悪夢。次第に追...続きを読むい詰められていく主人公は、その夢と現実の配置をひっくり返そうとします。

絶望は一種のエンターテイメントです。キングの小説ではいつもそれを思い出します。上記の男の子が死ぬ場面なんかその中の白眉! 単なる幼児の死がこんなにも怖くて悲しいのは、彼に注がれた家族の愛の存在があるからです。キングの描く絶望には、必ず深い愛情がよりそって、お互いの存在をくっきりと引き立たせます。

またキングの代表作のひとつである「呪われた町」では、主人公が愛する人たちを取り戻すために行動します。そして「呪われた町」をポジとすると「ペット・セマタリー」はネガにあたります。どちらも深い愛を起点にした結果で、だからこそ「ペット・セマタリー」の主人公の愚かな行為はやるせなく、救いがないラストにも読者を納得させる充足感を与えています。

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Posted by ブクログ 2012年04月22日

「そのペット霊園には死者を蘇らせる不思議な力があった」

自分の愛するものを蘇らせられるなら、そんな恐ろしい力に手を出してしまうのだろうか。その力が、死者を全く別の化物に変えてしまうかもしれないとわかっていても、愛する者を蘇らせようと思うのだろうか。

幸運にも家族を失った経験がない私には、想像しか...続きを読むできないのだけれど、もし家族が死んで、この霊園を目にしたら、やはり試してみたくなるのかも。
それが死者を冒涜することで、自分が更に傷つく結果が待っていて、決して最善の手段ではないとわかっていても、死体をそっと埋めるのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年07月23日

引っ越してきた家の庭から通じる、ペットの埋葬所。
更にそこを先へ進むと先住民族が作ったと言われる墓地があり、そこに亡くなったペットを埋めると生き返り戻ってくると言われていた。
初めに可愛がっていた猫が、次に息子が亡くなり、その「場所」に魅入られた主人公はだんだんと狂気に走り、遺体を抱いて埋めにゆく。...続きを読む
幸せだった家族との時間が、その後襲う不幸を際立たせ読んでいて辛かった。
遂に「その場所」に支配され次々と死者を埋めにゆき、自分を見失ってゆく主人公。
独り、正気のまま残された娘はどうなるのか・・・それが気になった。

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Posted by ブクログ 2010年02月13日

「ちょっと動きが鈍くなって、ちょっと目が濁って、ちょっと知りたくない秘密を悪し様に語ってくるけど死体を生き返らせる方法があるよ。」と言われたらどうするか?という話。

相変わらずスティーブンキングすごい。読むの止まらない。
緩やかな不気味というのか、お父さん視点で幸せ一家の生活を見ていたのが、いつの...続きを読む間にか狂気一歩手前という感じ。オススメ

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