スティーヴン・キングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スティーヴン・キングの中編集。
『ハリガンさんの電話』と表題作『チャックの数奇な人生』が収録されています。
『ハリガンさんの電話』は、少年と偏屈なおじいさんという設定がキングらしさを感じます。ハートウォーミングでありながら、ホラー要素もある内容が私好みでした。
『チャックの数奇な人生』は、第三幕から始まり、第一幕で終わるという構成にも仕掛けがあり、少しわかりにくい部分もありました。ですが、読み終わったあとに頭の中で整理してみると、「なるほどなぁ」とじんわり切なくなりました。
キングの長編を読み慣れている方には少し物足りなさを感じる作品かもしれませんが、キング初心者にはオススメです。 -
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Posted by ブクログ
スティーヴン・キングの短編傑作集
表題作のミストはパニックホラー小説で昔見た映画の原作だった
霧の中には人間を脅かす得体の知れないものがいた
現実を直視する者
現実を受け入れようとしない者
狂信的な態度をとる者
混沌とした状況下で
息子を守ろうと生存に賭ける主人公の思いが
強く伝わってきます
徐々に増していく不穏さと凄惨な描写
そして映画のシーンが蘇り動悸が止まらない
映画は主人公が絶望する衝撃のラストだったけれど
私は原作のラストの方が良かった
ほんの微かな希望でも感じられたから
他に
普通の人の何かが引き金になって怒りが暴走し
暴力的行為を発動してしまう一部始終がとても怖かった「ノーマ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ逃げ切れば賞金10億ドル、捕まれば死。
そんなイカれたデスゲーム番組に出場したリチャーズ。
ゲーム開始までの120頁のせいで、じわじわと増していく恐怖感を彼と共に味わう事になった。
息をもつかせぬ逃走劇や密かに手助けしてくれる人達の存在に胸が熱くなるけど、やっぱりラストシーンがピカイチなんだよねえ。
下品な表現で申し訳ないけど、“クソみたいな社会に一矢報いてやった感”が最高なんです。
失業者があふれた都市では貧者が命を賭けたゲームで一攫千金を狙い、その様子をテレビで楽しむ富裕層がいる。
こんな世界が舞台のディストピア小説だけど、それほど暗い気持ちにならないうえに面白かった。 -
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Posted by ブクログ
今回読むキング先生はホラーではなくミステリー、というか殺し屋が主人公の犯罪小説。しかも、『ミザリー』を彷彿とさせるノベル・イン・ノベルでもある。主人公は、仕事のために「作家」という身分を偽装するが、もともと文学に造詣が深いこともあって、自身の半生をモデルにした小説執筆に没頭。『ミザリー』の時のように、地のパートと小説パートでは書体が変えてある。前半は地のパートより、小説パートの方が面白く、読むほうもアクセルを踏んでしまう。
ところが、なにせ執筆中のことなので、いやおうなしに中断させられてしまう。もちろん、ビリーの仕事と「偽りの」日常の描写もそれなりの緊張感をはらんでいる。そんな、かりそめの