スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • フェアリー・テイル 下

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    チャーリー・リードが「サイコハウス」の側を歩いていた時、犬の鳴き声が聞こえてきた。それも心細そうな鳴き声で。庭の中から家に入るとボウデッチさんが階段から転げて怪我をし、犬が心配そうに鳴いていた。それからボウデッチさんと犬のレイダーとの関りができ、この「サイコハウス」の中も見ることができ、庭の小屋の中に隠された井戸の中の階段も。底を辿っていくとなんとそこには異世界があった。「エンピス」と呼ばれるその世界で、まずは老犬のレイダーを若返らせる日時計を探して異世界の街を進む。そしてそこに住む人々と知り合いになり、王国を支配する悪と戦うことになる。

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    2025年08月18日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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    キングの名作。複数の視点で語られるため、話が長いですが、街がまるごとドームに閉じ込められる設定は大変面白く、一度読み始めたら最後までやめれません。

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    2025年08月11日
  • 呪われた町 上

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    キング初期の名作。長い小説で尚且つキング特有の序盤から中盤はあまり話しが進まない構成ですが、今読んでも楽しめる内容です。

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    2025年08月11日
  • ミスト 短編傑作選

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    短編の『ジョウント』が好きすぎる。『霧』まで辿り着けず何度も返却してきた本書だが、『ジョウント』は飛ばさず何回も読んできた。ラストがホンマに狂ってて…
    『カインの末裔』も良い。『ゴールデンボーイ』っぽい、人が怖いキング。
    そしてやっと『霧』を読めた。登場人物多くて序盤は読み進めるのになかなか苦労したが、怪奇生物と遭遇以降おもろくて止まらなくなった。鬱エンドということは知ってたから、回想している時点に立ち戻るようになる終盤はもうどんな着地?!とドキムネだったのだが、ちゃんと文字通りのHopelessエンド、虚無だった。不完全燃焼感はない。映画も観るか〜。

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    2025年08月11日
  • フェアリー・テイル 下

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    CL 2025.7.31-2025.8.2
    はじめは少年の成長物語、上巻終盤からフェアリーテイルに進んでいく。
    上巻の、チャーリーとボウディッチ、犬のレイダー、父親との結びつきに胸が熱くなる。
    下巻は異世界でのチャーリーの活躍、そしてハッピーエンド。
    巨匠の描くフェアリーテイルは、ありがちな言わば手垢のついた設定でありながら心に迫ってくるものがあって読み応えたっぷり。

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    2025年08月03日
  • リーシーの物語(下)

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    “血のブールだ”“悪のぬるぬるがやってくる”
    “カスッタレ!”
    意味不明ながらも不思議と感覚の伝わる表現
    “妖精の森”“笑い魔”“黄色の斑のロングボーイ”
    ホラーファンタジーにつきものの不思議な世界

    リーシーは亡き夫スコットの持ち物の整理とともに過去の出来事をひとつひとつ引き出す。
    人はこうやって過去と現在を整理して、明日を生きる。
    奇跡のような不思議な物語の中に、人の営みの確かさを見つけることができる。
    こんなところが読者を掴んで離さないS.キングの不思議さ

    やっぱり前半部分の忍耐が最後で報われる、不覚にも少しウルウルさえ……
    あぁ〜耐えて良かった〜ホント

    「家に帰ってこいと、きみに大

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    2025年07月16日
  • ビリー・サマーズ 上

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    ネタバレ

    キングの作品の中では、呪われた町と11/22/63が大好きだけど、こちらは後作の雰囲気ありということで評判も高くずっと読みたかった。上巻は、ほんの紹介で語られてるあらすじをしっかり追っていく段階で終了。ビリーの自叙伝的な小説は、途中からの書きぶり変化が大きくて翻訳ともども巧いなと思った。後は逃げるだけのところでの突然のアクシデント。物語動く下巻はとても楽しみ、。

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    2025年07月11日
  • ミスト 短編傑作選

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     初めて読むスティーヴン・キング作品で四つの短編と一つの中編が収録されていて、突如正体不明の霧に囲まれて主人公を含めた人々がパニックに陥る『霧』がとにかく強烈で、霧の怖さは勿論人々の潜在的な狂暴さと集団心理の怖さが鮮明に描かれていて引き込まれた。

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    2025年07月08日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    おもしろいが、6/17殺人、4/17近親相姦なのは過剰にセンセーショナルでは。ミステリ作家多いからか。

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    2025年07月07日
  • シャイニング(下)

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    キューブリック版は狂気と化した父親が描かれるが小説版は父親が最後まで息子を愛している様子が描かれている。ホラーより感動

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    2025年06月29日
  • フェアリー・テイル 下

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    ネタバレ

    上巻では地上での出来事で、わかりやすかったけれど下巻になったら、ファンタジーになりすぎてついて行けない箇所も…
    それでも展開はまさしくおとぎ話であの量にして頑張れたのもストーリー、登場人物の魅力の無せる技!
    それに、上巻では老いて切なかった犬のレイダーが元気になってよかったよかった!

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    2025年06月22日
  • シャイニング(上)

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    再読。Sキューブリック氏の映画とはまた違うし、ジャックニコルソンのジャックトランスとはまた違う。

    小説版の方が家族愛を感じさせられる。そんなところが憎めないところ

    後半へ

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    2025年06月18日
  • ビリー・サマーズ 上

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    ネタバレ

    本の雑誌・2024ベスト・ミステリ部門から。キング作品の良い読者じゃないし、新作を読む前に、読むべき古典がいくつもあるだろうに…とは思いつつ。でもこれ、さすがに面白いですな。今のところ、作中作があまりピンときていないのを除き、本編の求心力は圧倒的。当初の目的である狙撃自体が、本上巻の2/3くらいで果たされてしまうんだけど、さて、そこからどう転がっていくのかってのが見えてこず、先の展開が気になることこの上なし。下巻も楽しみ。

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    2025年06月12日
  • ビリー・サマーズ 下

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    ネタバレ

    2024年スティーブン・キングデビュー50周年記念出版の本作

    キングは30年くらい前に「スタンドバイミー」を読んで、「映画とちがうなぁ」と思った記憶しかなく、どんな作風の作家なのかも知らなかったんですけど

    トランプ大統領、性犯罪、小児の性的身体的虐待、に強くNOを突きつけてました
    もともとはコロナ前に書かれたようなので、トランプ→バイデン→トランプになったのをどういう気持ちで見ていたのか気になるところ
    たぶん戦争に対しても批判してると思うんだけど、ビリーの射的能力は戦争で開花しているからなぁ…
    ただ戦争のトラウマ、なんらかの事件のトラウマに向ける目は優しい

    途中から映画「レオン」みたいに

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    2025年06月03日
  • ビリー・サマーズ 下

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    引退を決めた殺し屋が、最後の仕事として引き受けた依頼を遂行するうちに、思わぬ展開へと巻き込まれていくクライムサスペンス。

    悪人をターゲットにした仕事しか請け負わないというポリシーをもつ主人公は、不幸な家庭環境や退役軍人としてさまざまな修羅場をくぐり抜けて生きてきた。それらの過去が、弱者に向ける温かい眼差しとなり、周囲の人々からの信頼を勝ち取っていく。
    多少ご都合主義的な展開もあるものの、久し振りに読むキングの切ない長編ということで、懐かしい気持ちになった。

    また、本筋とは関係のないところで、代表作のひとつである『シャイニング』を絡ませてきたのは、長年の愛読者へのサービスか。
    ホテルや動物た

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    2025年06月01日
  • 11/22/63(中)

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    上巻の広がりと比べると中巻はいくばくかのトーンダウンがあり、いよいよ現れたリー・ハーヴェイ・オズワルドの監視に大半の紙幅を割くせいだろう。やはり監視というものは地道な作業であり、それは読み手にとっても同義である。もう一つはセイディーとの出会いと牧歌的な60年代を背景にめくるめくロマンスにあり、こちらは過去の世界に対する執着を強める意味でもとてもよかった。クライマックスの急転換と「共鳴」なる追いかけてくる過去の不穏な暗示を抱えたまま、物語は下巻へと雪崩れ込む。

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    2025年05月29日
  • アウトサイダー 上

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    前情報ゼロで読んだ。
    キングの本はまっさらな状態から世界に入る瞬間が最高にわくわくする。
    どんな世界観?主人公は?何が始まるんだろう。そんな楽しさが味わえる上巻だった。
    目撃者からの事情聴取という形式を挟みつつ、ものすごくゆっくりと進む。というか時間軸でいうとほぼ停滞したまま。なのになんでこんなに面白いんだって驚愕する。
    そして主人公が誰なのかちょっと戸惑う。いいよね、このキングの手の上で転がされてる感じ。
    本格ミステリなのかスーパーナチュラルなのか問題も浮かんでくる。前者ならクリスティやドイルも裸足で逃げ出すレベルの不可能すぎる仕掛けなんだけど、キングならやってくれるかもしれない。後者ならそ

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    2025年05月19日
  • 怪奇疾走

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     2009年から2019年頃の作品を収録。
     作者はスティーヴン・キングの息子。あの父の子、と言われるのがイヤで、ペンネームで当初隠していたらしい。が、それなりに現在人気作家であるようだ。
     序文からしてスティーヴン・キングの文体そっくりで、笑ってしまった。父と比較されるのがイヤだったら、ジャンルや文体をまるっきり変えてしまったらよかったのに、と思う。
     文体までそっくりなのでこちらもスティーヴンと比較せざるを得ないのだが、文章やストーリー・テリングは、似ているようでもやはり大家スティーヴンに比して少し何かが抜けている感じがする。が、比較せずに読めば、これはなかなか面白い、出色のホラー短篇集で

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    2025年05月18日
  • フェアリー・テイル 下

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    下巻は「長いな〜」と思うシーンがとても多くさらに登場人物が一気に増えて名前が覚えられなくなり挫折しそうになったが、グロさと痛々しい描写やたくさんの死の場面もありダークファンタジーの雰囲気はとても好きなテイストだった。
    色々な謎も解き明かされていき、最後は帯に記載されている通りのハッピーエンドへ集結していく。
    やっぱり物語はハッピーエンドがいい。

    いろいろとぎゅっとして一冊にまとめてくれてこの価格ならとてもよかったと思う。

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    2025年05月12日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    やっぱりキングは面白い!一作目は相変わらずキャッスルロックの人はモーと思ったり、でもラストに切なさもあり。恐怖要素は薄めだけれど、しっとりとした味わいにある作品で良かった。キングはホラーで好きになったけれどこういうのも楽しめるようになってきた。

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    2025年05月07日