あらすじ
スティーヴン・スピルバーグ製作でテレビシリーズ化もされた超大作。
小さな町を突如覆った巨大で透明なドーム。破壊不能のドームに封鎖された空間に恐怖と狂乱が充満する。帝王キングの新たなる代表作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
買っちゃった…ドラマシーズン3まで見終わってから読むつもり!
しかし1-3(文庫)、すごいボリュームで恐れ慄いてる
読んだ…めちゃめちゃ面白い!
ドラマ見た後だからまぁ筋はそこそこ同じなんだけど、登場人物の細かい事情が若干異なり、さらに一人一人の描写が多いせいか性格もドラマよりもクリアで濃い。
そうなると途端にスティーブンキングだ!
ドラマだとそんなに不穏さは感じなくて…というかドラマはサクサクテンポ良く進んでいくせいもある、言動や表情から読み取り想像しながらだからかなぁ?ホラーというよりサスペンスだったが…こちらは不安がいっぱい。人間の怖さよ…ねちっこい感じの。
それで気づいたんだけどそうか、これは閉鎖された空間での人間模様なのか…一番怖いやつじゃん!
出てくる人たち普通だったはずなのにどこかしら腐って見えてきて(もちろん見るからに腐ってる人も多いが)。
ビッグジムはドラマの方がライト。話は理解してくれてたし、なんなら「敵なのに味方を庇ってくれる」系の魅力も感じてたのに、本だとそのまんま「邪悪なキャラ」。スティーブンキングの濃いぃキャラ。怖い。
バービーは相変わらずかっこいい。ていうか魅力がマシマシ。強い。理性的。判断力抜群。優しいのだけど生存するために何が最優先かジャッジできる人。そもそも勲章もらうような大佐だったらしい。ドラマでは殺人のことがあったから謙虚に目立たないようにしていたけど、こっちではビッグジムに睨まれてて、ってことらしい。軍とも早々に連絡を取れていて板挟みになる。先が思いやられる。
ドラマでのネタが本の中に大体ある。てんかん発作で何かを口走る子供、プロパンの件、たぶんドームの電源、などなど。1巻はドームに地中貫通するミサイルが発射されるらしい…てところまで。
Posted by ブクログ
アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。
<神>の存在について考えてしまった。
イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。
そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
希望と絶望とが、共立している物語だった。
Posted by ブクログ
キングの名作。複数の視点で語られるため、話が長いですが、街がまるごとドームに閉じ込められる設定は大変面白く、一度読み始めたら最後までやめれません。
Posted by ブクログ
小さな町を突然覆った透明で破壊不能のドーム。そこに隔離された住民たちに恐怖と狂気が充満していくという、スティーブン・キングお得意の“血と暴力”のゆがんだ寓話です。これは期待できそう♪
Posted by ブクログ
アメリカ メイン州の小さな町が透明のドームによって外部から遮断される。
その「遮断」という劇的な場面から始まるこの小説。
スピルバーグのプロダクションでTVドラマ化されている(日本ではDlifeで放映されている)とのこと。未だ見たことはないが、読んでいるとそのTVドラマの画面が目に浮かぶ様。
複数の出来事が平行して発生し、読者に先を読ませながら、隠されていた、または新たな出来事によって、読者を裏切る。息もつかせず、ドラマが進んでゆく。
これからドームの中はどーなって行くのか?
水と空気と光と電波しか通さないドーム。地中も深く遮断されたはずなので、通信ケーブル切断されたはずだが、インターネットや携帯電話は可能。この町の通信はすべて無線なのだろうか?
Posted by ブクログ
まだ一巻なのではっきりした事は言えないけど、面白かった。続きを早く買わなきゃ。キング作品って主人公は別として、頼りになりそうな登場人物から容赦なく死んでいくよね…