【感想・ネタバレ】IT(3)のレビュー

あらすじ

2017年11月3日公開、映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』原作
スティーヴン・キングの最恐ホラー小説、待望の電子書籍化!

少年の日に体験したあの恐怖の正体は何だったのか? 27年後、薄れた記憶の彼方に引き寄せられるように故郷の町に戻り、IT(それ)と対決せんとする7人を待ち受けるものは?――

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

7人の仲間達の過去と現在をザッピングしつつ話は進む。過去編は、子供時代に秘密基地作って探検ごっことかしてた人の心の琴線に響くこと請け合い。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ペニー・ワイズはそれぞれの悪意や憎悪、トラウマの形をとって襲いかかる。黒人や同性愛者へのフォビアが、キング流筆致で描かれる、映画よりも露悪的に。映画2本目でドランがITに惨殺されるゲイ青年役を演ったのが、今更やっと政治的な意味を帯びてくるような、1985年編の幕開けとしてかなり重要な配役だと気付いた。最終決戦へ。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

第3巻
ITとの対決を通して、7人の子どもそれぞれが自己と向き合い、自身の持つ問題と対峙し成長していく。
ホラーだけど
青春群像劇でもあり、冒険小説でもある。
友情、信頼、チームワークによって、勇気を得て恐怖心に打ち勝とうとする少年達の姿に感動を覚える。
人の心を丁寧に描き出し、成長や再生を感じさせる筆力が、私がキングの好きな所なんだと思う。
アメリカの田舎の市井の人々の考え方や暮らしを赤裸々に表現している点も興味深い。
暴力やいじめ、貧困、差別は想像以上に酷い。ここからどのように生きていくのかも焦点になっている。

ITの正体がチラチラと見えてきた。
さあ、いよいよラスト第4巻へ。結末はいかに?

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グロテスクな描写がかなり増えたように感じました。
じわじわとくる恐怖ではなく、完全に目を背けたくなるような恐怖でしたね…。

でも、これまでの巻に比べ、はみだしクラブの回想でワクワク感とドキドキ感が多かったと思います。
Itとの対決ももちろんですが、ヘンリーたちとの石合戦やマイクとの出会い、エディの骨折など見どころはたくさんでした。

今更ですが、はみだしクラブの面々は、かなり精神年齢が高いと思いました。
それが『はみだし』である事と、Itとの対決という役目に何か関係があるのかな?
ちょっと謎ですが(笑)

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2018年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ITの正体を考える上で、「大人には見えない」というところが非常に気になった。
子供から大人へなる過程でなくすもの?そういった何かが実体化し、子供を殺す?大人になられると困る?
単なる猟奇的な、幽霊の類であればそんなことは考えられないが、「実態を見た」などの表現も出てきている。

子供のころの故郷に戻ることによって、今大人になっている人もその時の憧憬を思い起こし、心情に変化を与える?=子供に戻っている?

と、ITの正体を考えながら次巻、最終巻に期待。


エディの骨折の章は良かった。何か克服の過程が書かれている感じで。こういう経験を子供から大人にかけてみんな経験する。「大人がいつも正しいわけではない」と気付く。

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2016年05月22日

Posted by ブクログ

話が進み出したこともあってか1巻、2巻と比べると格段と読みやすく面白かった。

ホラーと思わせて思春期の甘酸っぱい心理や青春を描いてるんだろうな、と最後の方を読んで理解。

ひとつの単語だけだけど、文字が突然かすれて読みにくい部分があった。

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2015年01月30日

Posted by ブクログ

 子ども時代の回想が中心となる3巻

 なにより描写の細かさがすごいです。じっくりじっくりと書かれていき、ある意味では粘着質とも表現できそうな文章。それでいて不思議と冗長には感じませんでした。

 子どもたちの友情やいじめっ子たちとの対決、11歳という男女を少しだけ意識する年代の少年たちの描き方、孤独だった少年が、はみ出しクラブの面々との出会いで強く成長する姿と青春小説としても読ませます。

 そして恐怖の描写も秀逸! 人外のものの描き方も迫力があって映像で想像するとかなり怖い……。映像版ではピエロのイメージしかなかったのですが、こんなに一巻から併せるとこんなにも怖い場面があったのだなあと思ったり。

 次巻はいよいよ完結編の四巻。登場人物の一人は子ども時代の信じる心がITを倒すのに必要だったと分析します。成長し大人になったはみ出しクラブの面々はITに打ち勝つことができるのか。気になるところです。

1993年版このミステリーがすごい!4位

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2013年11月13日

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1985年、故郷に戻った大人達。静かに見える故郷では、着々と狂気が目を覚ます。ITとは何だったのか。それを思い出さないと闘う事は出来ない。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エディの骨折の章を読むのが精神的につらかった。エディと母親との関係が最も深刻に感じる。自分の居場所を息子に求め、そのためなら息子の自由を奪うことも厭わない姿は醜悪だった。彼女がこうなった理由は夫を失ったことがきっかけだった。
ヘンリーは父親の影響で差別心と暴力が絡み合って暴走し、なぜ父親がこういう人物なのかといえば戦争に行ってから変わったのだという。
こういった人物描写が素晴らしい。何を考えているか、どんな過去があるのか、ひとりひとり掘り下げていくことで物語に厚みが増していく。
クラブハウスで儀式を行った際に見たITは意外だったが、最終巻で更に明らかになるのだろうか。ほかの登場人物像は詳しく明かされているのだから、ITにも、外から来ただけではない何らかの説明や理由を求めてしまいそうだ。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再会を果たした「はみだしクラブ」の6人は失われた記憶を徐々に思い出し、繋ぎ合せる。

〈荒れ地〉でのヘンリー一味との石合戦対決でマイクが仲間に加わり、「はみだしクラブ」の輪が完成する。まるで運命に定められていたかのように。

27年前、ビルたちはどのようにしてITと対決するに至ったか、85
年と58年を行き来しながら進行する物語は、ますます緊張感を高めていく。もう、後戻りは出来ない。ビルたちも、わたしたち読者も。

というわけで夜に日をついで読みまくる。
べヴァリーの美しさは圧巻!

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2017年09月20日

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