【感想・ネタバレ】アウトサイダー 下のレビュー

あらすじ

スティーヴン・キングが描く、不可能な事象の裏に潜む圧倒的恐怖

惨殺事件の罪を無実の男に着せた〈アウトサイダー〉。悪意に満ちた「それ」を倒すことはできるのか。

ラリーが少年の遺族によって殺された。警察は捜査の終結を宣言するが、刑事ラルフは違和感を覚える。探偵の手も借り独自に再捜査をはじめたラルフ。過去の類似事件を辿る中で、他人の姿に変身し凶行に及ぶ〈アウトサイダー〉の存在が見えてきて……。恐怖の帝王が圧倒的緊迫感で不可能犯罪を描く、傑作巨編。解説・朝宮運河

※この電子書籍は2021年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

勝利と引き換えの代償がキングにしては弱いかな(被害者はいるが)。
それでもホリーの独り立ちの感動が上回る。

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2024年08月21日

Posted by ブクログ

ホリー 七月二十二日~七月二十四日/
訪問 七月二十五日/
メイシーズがギンベルズに話す 七月二十五日/
大宇宙には果てがない 七月二十六日/
ようこそテキサスへ 七月二十六日/
メアリーズヴィル洞窟 七月二十七日/
フリントシティ 後日

事件は事件を呼ぶ
ホリーの調査は類似の事件を発見する
そして 真相は??

0
2024年04月12日

Posted by ブクログ

上巻のほうが面白かった。
下巻もいつも通り上質なキング本でこちらの期待には十分応えてくれてるんだけど、きれいにまとまりすぎた印象。
もっとむちゃくちゃやって欲しかったというか、全貌が見えてきた時の驚きや意外性はほぼない。
それと途中から登場したある女性が主役級の扱いを受けている点もサプライズ的な嬉しさよりも残念な気持ちのほうが大きかった。
キングがこの人物を気に入っているのはよくわかる。私も彼女が大好きだ。だけどあくまでもキングワールドのお遊びの範囲に留めておいて欲しかったな。本作の独立性のようなものが損なわれて、本来の主役まわりの人々の魅力が削がれているように感じる。身も蓋もない言い方をすれば彼女の引き立て役でしかなかった。
ただし、過去作未読の状態で読んだ場合はまた違った印象になるんだろう。
あと意図的なのか放置されたまま終わった小ネタがいくつか残ったままなのが気になる。あれだけしつこくエピローグを書いてるのにね。
往年のB級ホラー風の不気味な雰囲気が漂う箇所がいくつかあり、そこはさすがである。

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真犯人が実在する人間だったバージョンが読みたい。
上巻で提示されたあり得ない謎たちが、解決していくのも見てみたかった。
けどそうすると推理ものになっちゃうか…

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2024年02月09日

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