スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • ペット・セマタリー(上)

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    ネタバレ

    やっぱりキングは面白い! 個人的ハイライトは主人公の息子が家の目の前の道路で車に惹かれて死んでしまうところ。その場面を主人公はなんどもなんども夢に見ます。まだよちよち歩きのその子を必死で追いかけ、車が来る寸前に襟首を掴んで、やった、助けた! というところで目を覚ます。夢では幸せ、現実は悪夢。次第に追い詰められていく主人公は、その夢と現実の配置をひっくり返そうとします。

    絶望は一種のエンターテイメントです。キングの小説ではいつもそれを思い出します。上記の男の子が死ぬ場面なんかその中の白眉! 単なる幼児の死がこんなにも怖くて悲しいのは、彼に注がれた家族の愛の存在があるからです。キングの描く絶望に

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    2014年11月14日
  • 夕暮れをすぎて

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    4本がホラー系、3本がサイコ系の短編(〜中編)集。作品ごとに翻訳者も異なり、その雰囲気の違いも味わえる。

    ウィラ
     遅延した列車を待つ中、駅舎から一人荒野にさまよい出た婚約者ウィルを捜しに出たディヴィッド。そこで彼はある事実に気がつく。

    ジンジャーブレッド・ガール
     突然の病気で子供を亡くしたエミリーは、常軌を逸したジョギングにはまり夫との関係も怪しくなる。間を置くために父親の別荘に出かけた彼女は、一軒の別荘で一台の車を見る。

    ハーヴィーの夢
     ジャネットとは長年連れ添うハーヴィーから悪夢を見た話を聞く。最初はあまり気にとめなかったジャネットだが、やがて夢の現実に気がつく。

    パーキング

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    2014年08月14日
  • 1922

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    息子とともに妻を殺して井戸に埋めた男が蝕まれる恐怖を描く中編と、親友の不幸をブラックユーモアで塗りつぶすジョーキーな短編を収録。“恐怖の帝王”キングの久々良作でしたん。

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    2014年08月10日
  • シャイニング(上)

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    ネタバレ

    スティーブンキングの名作。一般には映画の方が有名でしょうね。でも、小説も面白いです。いわゆるクローズドサークルで、雪に閉ざされたホテルに一家三人が管理人としてやってきたら、実はそのホテルには・・・というストーリーです。この本の良いところは、やはりジャックトランス(主人公の父親)の描写でしょう。苦悩に満ち溢れたキャラクターとして描かれており、一緒にいたくない人です(笑。あと、どこかの漫画で見たREDRUMという言葉は、こっちで先に見たかったなと思いました(苦笑。

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    2014年08月05日
  • ビッグ・ドライバー

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    当然好、斯蒂芬王先生。 高橋恭美子先生的翻訳是也太棒了!!不过,被捕她们吧。The drug of Tylenol(タイレノール) is for reducing pain and fever. It is advertised Johnson & Johnson. so, Mr, King receive something for their.

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    2014年07月31日
  • ミザリー

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    作家の葛藤と監禁の恐怖といろいろ混じってすさまじい作品になっておりました。

    読み終えるのにずいぶん時間がかかってしまいました。

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    2014年07月02日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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    小さな町を突然覆った透明で破壊不能のドーム。そこに隔離された住民たちに恐怖と狂気が充満していくという、スティーブン・キングお得意の“血と暴力”のゆがんだ寓話です。これは期待できそう♪

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    2014年06月22日
  • アンダー・ザ・ドーム(2)

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    謎のドームに閉じ込められた町の住人たちの恐怖と狂気を描くキングの長編。外部からのミサイル攻撃さえ無効なドーム内では、混乱に乗じた暴力による恐怖政治が始まろうとしていた。悪意が悪意を呼ぶ負の連鎖は「蠅の王」をちょっと思い出しますわ。

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    2014年06月22日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    のドームに閉じ込められた町の住人たちの恐怖と狂気を描くキングの長編。元軍人バービーをはじめ、恐怖政治に対抗しようとした者は次々と投獄・殺害。そんな中、天才少年ジョーと仲間たちは山中でドーム発生装置とおぼしき機械を発見し…。ノンストップの緊迫感いいすわ。

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    2014年06月22日
  • IT(1)

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    ここ10年ほどの作品は読んでないけど、それまでのスティーブン・キングはほとんど読んでいます。
    その中でもキングの得意な子ども×ホラーで、とても面白いです。
    映画もありますが、やはりキングは本で読むのが一番ですね。

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    2014年04月30日
  • ミザリー

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    鬱々とした、まさに古典的な名作といった趣でした。映像化作品は怖くてあんまり見たくないような気すらします(笑)

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    2014年02月06日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    『トミー・ノッカーズ』的な展開…。

    宇宙人か…。これだったら、太古からの何がしかとか、大いなる存在による事象だっていう展開の方が好き。

    自分で考える頭がないって悲しいことね。

    バービーだけでなく、ラスティも捕まってしまった。

    そして、ビッグ・ジムに対抗すべく、良き人々が団結し始めた。これからラストに向かって一気に読み進めたい。

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    2014年02月04日
  • アンダー・ザ・ドーム(4)

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    最後まで子供が主役でした。

    悲惨な出来事とそれを乗り越えようとする人々の努力
    映像化を意識したストーリーにも思える

    それにしても人を殺しすぎ。

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    2013年12月29日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    他から物理的干渉ができない閉鎖された空間にいると、人はこんなにもむちゃくちゃをしてしまうのでしょうか?

    町の支配者の狂気がエスカレートしてゆく
    少年・少女たちの探索は、町を救うことができるのか

    切迫感で押しつぶされそうな3巻目

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    2013年12月28日
  • 夜がはじまるとき

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    1312 始めから最後までキング色一色でした!どれもじんわり怖い良い作品ばかり。最後の『どんづまりの窮地』だけは何とも。。。読んでて鼻が詰まりそうでした。

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    2013年12月27日
  • 夕暮れをすぎて

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    1312 久しぶりのキング作品。どれもキングらしく恐怖と遊びの混じった短編集です!どれも良い味出してて一番は決めにくい。。。

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    2013年12月15日
  • IT(3)

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     子ども時代の回想が中心となる3巻

     なにより描写の細かさがすごいです。じっくりじっくりと書かれていき、ある意味では粘着質とも表現できそうな文章。それでいて不思議と冗長には感じませんでした。

     子どもたちの友情やいじめっ子たちとの対決、11歳という男女を少しだけ意識する年代の少年たちの描き方、孤独だった少年が、はみ出しクラブの面々との出会いで強く成長する姿と青春小説としても読ませます。

     そして恐怖の描写も秀逸! 人外のものの描き方も迫力があって映像で想像するとかなり怖い……。映像版ではピエロのイメージしかなかったのですが、こんなに一巻から併せるとこんなにも怖い場面があったのだなあと思っ

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    2013年11月13日
  • アンダー・ザ・ドーム(2)

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    いろいろと事件が起きますね。
    ドームで孤立化した町は、町の権力者をも狂わせる。
    暴力と恐怖による町の支配が始まる。
    権力者に逆らう町の人々は?ドームの発生源は見つかるのか?
    ドームの中はますまる混迷化してゆく。

    まだまだ先が見えない。早く次巻を読みたい。

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    2013年11月02日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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    アメリカ メイン州の小さな町が透明のドームによって外部から遮断される。
    その「遮断」という劇的な場面から始まるこの小説。
    スピルバーグのプロダクションでTVドラマ化されている(日本ではDlifeで放映されている)とのこと。未だ見たことはないが、読んでいるとそのTVドラマの画面が目に浮かぶ様。
    複数の出来事が平行して発生し、読者に先を読ませながら、隠されていた、または新たな出来事によって、読者を裏切る。息もつかせず、ドラマが進んでゆく。
    これからドームの中はどーなって行くのか?

    水と空気と光と電波しか通さないドーム。地中も深く遮断されたはずなので、通信ケーブル切断されたはずだが、インターネット

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    2013年10月27日
  • IT(2)

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     回想でははみ出しクラブの面々が絆を深めていく様子や怪異に襲われる様子が、現在では仲間たちの再会が描かれる2巻。

     子どもたちにしか見えない血しぶきや、さまざまなモンスターの出現、数々の現象の描写は迫力が十分!さすがホラーの帝王です。

     人物描写もいいんですよね。回想で血の見えてしまう少女のためにみんなで血の吹き出した洗面所を掃除したりだとか、荒れ地のダムでのやり取りとか。現在でもメンバーの再開シーンのやり取りがよかったです。

     あんまり読むのに時間をかける気はなかったのですが、いろいろバタバタしていたことと、キングのボリュームたっぷりの文章のため合間時間ではなかなかページが進まなかった

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    2013年12月26日