スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • ペット・セマタリー(上)

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    スティーブンキングの代表作の一冊。
    死んだペットを埋めると生き返る墓地の話。
    墓地の近所に引っ越してきた主人公一家。ある日、事故で死んだ飼い猫を生き返らせたことが成功体験になり、事故で死亡した幼い息子をペット墓地に埋める主人公。しかし、生き返った生き物は生前とは違う行動を取るようになる。

    死んだ家族を生き返らせる、というモチーフから「猿の手」を連想させるが、小説内で主人公も「猿の手」のことを思い浮かべている。「猿の手」では、死体が家のドアをノックするところまでで追い返すが、もし受け入れたらどうなるか、というアイデアが本書のスタートのような気がする。

    ホラーのスタイルを取ってはいるが、本質は

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    2022年01月17日
  • 11/22/63(上)

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    アメリカにとってケネディ暗殺は大変な出来事だったようだ.そのことを最近あらためて痛感した.
    この小説はタイムトンネルを使ってケネディ暗殺を阻止しに過去にゆく話,ということで,食わず嫌いだったスティーブン・キングに初挑戦.
    感想は下巻にてまとめて.

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    2021年12月17日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    ストーリーを掘り出す、そこにテーマを見つけて丁寧にそのシンボルを加えていく。

    たくさん読んで、たくさん書く。

    小説を書く人すべてにおすすめ。

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    2021年10月30日
  • ペット・セマタリー(下)

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    ゲージの葬儀からレーチェルが実家に帰るまでの間が死者を生き返らすことの道徳観を考えてしまいました。凡人な私はミクマク族の埋葬地に行かないで欲しいと思いながら読み続けましたが、最後はさすがスティーヴン・キングという展開になっています。

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    2022年07月31日
  • シャイニング(下)

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    ネタバレ

    映画版ではよく分からなかったジャックが狂った理由とかが分かって面白かったし、オチが映画と全く違ってびっくりした。
    ホテル燃えちゃったけど、ドクタースリープではどうなるんだろう?
    終盤、ディックまでもホテルに乗っ取られそうになった場面で怖すぎて鳥肌が立った。
    全体的に勢いがあって不気味で、最高だった。

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    2021年09月27日
  • ファインダーズ・キーパーズ 下

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    前半がなかなか進まないです。後半ホッジスが出てきてピーターと会うところまでがもう長くて長くて。上巻の後半でようやくホッジス登場、だけど2人が接触するのは下巻の後半だったかと。そのころまで行くと読むのが止まらなくなるのですが、そこまでがちょっとだらだらと長くて、うーんやっとか!という気がしました。個人的にはミスター・メルセデスに続きジェロームとホリーが活躍し、親しい友人のようにそこにいてくれたのがうれしかったです。ミスターメルセデス3部作、あとは任務の終わりのみ。ちょっとブレーキ踏んだ感じの第2部から第3部に向けて、楽しみです!!

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    2021年09月21日
  • ミスター・メルセデス 下

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    スティーブン・キングの初ミステリーとして話題になり、最近発刊の『任務の終わり』までの三部作シリーズの第一弾

    いきなりショッキングな事件で始まり、そのあと主人公と犯人の心理戦が続く。
    そして後半は怒涛の展開と、さすがに読み手を飽きさせない。

    謎解きや意表を突いた展開がある訳ではない。でも、登場した人のことをこれほどまでに細かく丁寧に描くことで、イヤな奴はホントに厭になり、好きになるとホントにキスしたくなる。

    キングはホントに「ヒト」のこと描くのが大好きなんだろうな〜

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    2021年09月12日
  • ミスター・メルセデス 上

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    上下一括感想
    下巻にて

    キングはやっぱり根っからの物書きだよね……
    ミステリーよりも登場人物が面白くてたまらない。ホントしつこいぐらいで……

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    2021年09月09日
  • シャイニング(上)

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    ネタバレ

    映画版が大好きなので、かなり物語が違うと聞いて楽しめるか不安だったのだけど、さすがスティーブン・キング。
    文章だけで不気味さが伝わる。
    特に動物の植木が動くシーンが好きだった。
    ジャックがおかしくなっていく後半も楽しみ。

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    2021年09月09日
  • ファインダーズ・キーパーズ 下

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    三部作の充実感、最高。あらためて、キングが執筆時に傾ける歴史、風土等博学な知識の泉に触れ、単なる文学でない奥深さを味わえた。

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    2021年08月19日
  • 任務の終わり 下

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    「任務」・・そうだったのか・・宿命の強敵ともいうべき悪魔ブレイデイとの闘い。
    終えてみるとサスペンスというより、ホラー。しかも随所に現代の、文化発達?の終焉に姿を現す「人と死」について考えるキングの呟きがある。

    キングならではの考えは正鵠を射ている。

    ジェローム、ホーリーとのタッグの紐帯が徐々に強まって行き、ビリーが彼らを見る目、彼らがビリーを支える気持ちが愛すべき温度に高まって行くのを感じた。

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    2021年08月15日
  • 任務の終わり 下

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    んでこれは『氷』とは打って変わって、長く親しんできた著者による新たな挑戦「探偵小説」の第3部にして、本領発揮のスーパーナチュラルへ回帰した、実にリーダビリティが高くて、ストレートに心に響く物語。
    最悪のシリアルキラーが、脳に損傷を受けて動きもままならないまま怒りや憎しみを募らせていく様も、また一転、自殺に対して決してしてはならないものだと強く訴えるテーマも、かつて交通事故で長く死線をさまよったご本人のうちに育ったものなのでしょう。心動かされます。
    書いておく。
    「ある人たちが魂を売ってでも手に入れたがっているものを…つまり、苦痛と無縁の健康な肉体を…あっさり無頓着に浪費してしまう人たちもいる、

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    2021年08月02日
  • シャイニング(下)

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    ネタバレ

    長かった〜〜〜〜翻訳が読みづらくて苦痛はあったけど、やっぱりシャイニングは面白いなあ 映画と違って屋敷自体が化け物って感覚や家族それぞれの過去が深堀されてたのが印象的だった。最後は死ぬ人が少なくて良かった、、キューブリック版も大好きだけど 仮面を取れ!赤死病、舞踏会、クラッカー、時計、それぞれ不気味でよかった 映画の謎も解けてきて面白い。次は映画だ

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    2021年07月31日
  • シャイニング(下)

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    翻訳物を避けてきたので、恥ずかしながら初キング。
    例の映画をこのコロナ禍で再鑑賞して、やっぱり何か釈然としなかったのでこちらに戻ってみた。

    よかった。映画だけで終わらせなくてよかった。
    ジャックがただのヤバい人でおわらなくてよかった。
    蝕まれていく過程や心の葛藤が丁寧に描かれているからじわじわとこわい。
    そして何よりも、ダニーの良き先達としてのディックが良い。
    ただのホラーじゃない。この作品の良さがわかってよかった。

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    2021年07月20日
  • IT(2)

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    2021.7.13
    本編ももちろん面白いんだけど、
    シャイニングファンがニヤリとするような小ネタもあって、流石キングだなあと。

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    2021年07月13日
  • IT(1)

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    2021.7.9
    映画は古いのも新しいのもどっちも好きだけど、
    そういや原作読んでないなと思って今更だけど読み始めた。

    ダムのシーンが本当に大好き。

    自分は日本人だし、こんなデリーほどの田舎で過ごしてきたわけじゃないけど、不思議とルーザーズクラブのみんなとずっと友達のような気がしてきちゃう。
    この年齢の夏休みって、本当に何もかもが特別で宝物だよなあ〜。
    ホラー要素はまあ次巻以降に期待ってことで。。

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    2021年07月10日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    それぞれの作家の個性が存分に発揮されているので、読者側がホッパーの絵をどう見るかによって、意表をつかれたり、違和感があったり、またぴったりとハマったり感想が分かれるだろう。
    個人的にはホッパー研究者の作品が(これは半ばノンフィクションかもしれないが)最も印象に残った。

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    2021年05月29日
  • ファインダーズ・キーパーズ 上

    購入済み

    前作ミスターメルセデスでのブレイディ、そしてブレイディとホッジスの対決があまりに強烈すぎたせいで、最初はモリスの個性が薄く感じましたが、小説と小説家を愛する異常な世界、ピート少年と、刑務所生活のモリスの世界の緊迫感に圧倒されました。
    すごい、スティーブン キング。小説を書き、小説に苦しみ、すべてを注ぎ込み、永久に小説を愛する作家の、これでもかという存在感。
    この醍醐味、これは他では読めません。後半が楽しみです。

    #感動する #深い #シュール

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    2022年09月30日
  • 11/22/63(上)

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    いやぁ、長かった。

    ようやく読み終わった。ほぼ8ヶ月。

    その間、自分のこの事件(ケネディ大統領暗殺事件)に関する知識を補完するために、結構調べたり、映画やドキュメンタリー番組を見たりしながら読み進めてたので、そりゃもう時間がかかった。

    作者のキング氏はあとがきで述べているように98%オズワルド単独犯説の支持者であるわけだけれども、作中のアルは95%ととの描写がある。
    しかしとてもじゃないが数ある陰謀論を退けて、あの奇跡の、まさに針の穴を通すような軍前の積み重なりによる暗殺が成し遂げられたとは、個人的にはほとんど信じられない。

    まあ、それはともかくとして。

    もし、時間をさかのぼって歴史

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    2021年05月17日
  • 11/22/63(中)

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    中弛み感が漂い、食指が伸びず読むのが長引いてしまったけど、終盤はさすが。歴史は共鳴、本当に意思があるかのよう。
    時代背景もよく知らなかったので面白かった。
    さて下巻は?

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    2021年05月01日