夏の雷鳴 わるい夢たちのバザールII

夏の雷鳴 わるい夢たちのバザールII

花火合戦に挑んだ酔っ払いの末路とは――
新たなる黄金時代を迎えた「恐怖の帝王」が短編小説の才能をみせつける短編集その2。

滅びゆく世界を静かに見つめる二人の男と一匹の犬――悲しみに満ちた風景を美しく描く表題作。
湖の向こうの一家との花火合戦が行きつくとんでもない事態を描く「酔いどれ花火」。
架空の死亡記事を書くと書かれた人が死ぬ怪現象に悩まされる記者の物語「死亡記事」他、
黒い笑い、透明な悲しみ、不安にみちたイヤミス、奇想が炸裂するホラ話、そしてもちろん化け物も!
バラエティあふれる10編を収録。帝王自身による舞台裏の解説も楽しい短編集その2。

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夏の雷鳴 わるい夢たちのバザールII のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月28日

     スティーブン・キングの短編集の続き。

     「夏の雷鳴」が切なくて美しい。
     そして、決してあの世界が絵空事でない雰囲気があるのが怖い。
     うん。コロナ過の今、それはないことでは決してないのだ。
     ワンコがかわいそうで、かわいそうで…。

     花火合戦は、楽しかった。
     まぁ、おいおい、ではあるのだけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月21日

     原著2015年刊のキング短編集の2分冊目。
     1分冊目よりも「ホラー以外」の、普通小説的な作品が多いが、やはり語りの面白さは変わらない。キングの大好きな野球の話に、犯罪要素が絡んでくる「鉄壁ビリー」が最も印象的だった。
     キングの小説を読むとき、ストーリー展開に惹き付けられながらも、文章の味わいに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月31日

    ハーマン・ウォークはいまだ健在/具合が悪い/鉄壁ビリー/ミスター・ヤミー/トミー/苦悶の小さき緑色の神/異世界バス/死亡記事/酔いどれ花火/夏の雷鳴

    異世界の住人たち、この世界の未来の一つ、ゾクゾクする
    死亡記事はまるでデスノート。
    花火は面白くて笑ってしまった。
    最後の生き物になるのはいやだなぁ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月07日

    “仮説便所”(『ハーマン・ウォークはいまだ健在』)とか、“抹消神経”(『苦悶の小さき緑色の神』)とか誤植が目立った本だった。

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    Posted by ブクログ 2023年04月09日

    『死亡記事』いい感じになった同僚女性と諍いが生じて…という結末を予想したけど全然違った。しかし面白い。

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    Posted by ブクログ 2021年10月14日

    わるい夢たちが集まっているというのに、一番楽しかったのは花火の話
    体の線が全部見えちゃうようなうっすい生地の細かい花柄のワンピースをパツパツに着たママが見えるようでしたよ。

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    Posted by ブクログ 2020年11月15日

    キングの最新短編集2分冊の2冊目。同じく10編が収録されている。一番気に入ったのは表題作であり、本短編集の掉尾を飾る「夏の雷鳴」かな。他の作品とは比較にならないほど大量の“死”が背景にあるのに、静謐に満ちた世界が描かれている。これだよ、ぼくが読みたかったキングは。

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    Posted by ブクログ 2020年11月10日

    こっちのほうが粒ぞろいかな。ラスト、核戦争後のワンコを描いた表題作、泣ける。犬の名前がガンダルフってのがまたツボ。

    0

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