スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • ジョイランド

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     洋書は物語に入るまでに時間がかかるものが多いけれど、すぐに物語に入ることができるのは、さすがはキングの小説でした。
     キング得意のノスタルジーな雰囲気にミステリーと、幽霊を掛け合わせたようなお話。楽しめました。

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    2024年01月10日
  • 1922

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    ○1992
    これを読む前にNetflixの実写を観た(約3年前)
    何となく内容は分かっていたけどそれでも楽しめた
    というか記憶が曖昧なのもあってなのか割と内容が違うかったような…
    ともあれ、原作はただ恐怖ってだけじゃなくてそこに息子の恋愛云々を入れることでより報われなさが増してよかったな
    そして何より終わり方がよかったな

    ○公正な取引
    これは所謂、世にも奇妙な物語的な作品
    短編でありながらかなり満足度の高い作品
    何でもかんでも代償は付きものでそれが今回は自分の周りの人に降り注ぐって設定がいいよな
    ミステリーっぽいSFっぽい雰囲気、よかった

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    2023年12月12日
  • 異能機関 下

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    研究所の部屋係のモーリーン・アルヴォースンはバスルームのシャワーヘッドを使って首を吊っていた。そして、彼女が壁に書き残したメッセージ「地獄が待っている。あとからおまえが来るのを待っているぞ。」があった。そしてそのとおり、ミセス・シグスビー達に地獄が迫っていた。下巻はハラハラドキドキだ。ルーク・エリス達の進行とミセス・シグスビー達の進行が交互に綴られ、それに進行時間にも追われてひやひやしたものだ。とても面白かった。

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    2023年11月06日
  • 異能機関 上

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    名作ファイアスターターを思い起こさせるような作品でした。
    終盤はちょっと息切れして一気に展開が早くなったような気もして、昔のキングならもっと長いストーリーになったかな?
    ただもうキングの長編を読めるだけで満足なので星は満点以外はつけられません

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    2023年10月29日
  • IT(1)

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    阪神タイガースが「アレ」を成就した時、自分は「ソレ」(=IT)の読破に挑んでいました。
    先ず、「それ(時々あれ)」というタイトルがシンプルだけど強い。
    (つづく)

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    2023年09月27日
  • 異能機関 下

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    上巻で研究所を脱出したルークがやっとティムと交わった。追う方と追われる方が交互に書かれて、緊迫感が半端なく、祈る思いで読んだ。
    キングは悪人がとんでもなく悪い奴として描いてるので善悪の対比も面白い。超能力者の表現も違和感なく作品にのめり込めた。

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    2023年09月07日
  • 異能機関 上

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    久々のキングの作品。映像が浮かぶ程にリアルな描写に完全にハマってしまった。
    「キャリー」や「IT」でも感じたが、生き生きとした少年少女の心理や生態が作品に深みを与えている。ルークの脱走劇は身を結ぶのか、プロローグ的なのに出てきたティムとどう関わるのか、ドキドキが止まらない。

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    2023年09月02日
  • 異能機関 下

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    ネタバレ

    面白かった。夢中で読んだ。
    ルークが逃げてティムと合流するの熱すぎる。追っ手にはすぐバレちゃうけど、そうじゃないと銃撃戦起こせないしな。
    南部の恐ろしさ面白い。なるほどね。
    人があっさり死ぬのはルークの両親からきつかったけど、警察署のみんなも亡くなったの悲しい。でも面白い。
    そして、舌っ足らずの男と予知能力。ここらへんはマイノリティリポートのような。まあ未来予知につきものだけど、暗殺の対象がどのように選定されていたのか面白い。というか、ルークの天才さよりノーマルレベルの超能力のほうを欲するというのが破綻してると思うんだよな。いくら天才さより希少な可能性とはいえ。

    キングがあとがきで書いてた友

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    2023年08月31日
  • 異能機関 上

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白い。
    ルークの話から始まるかと思いきや、ティムが夜回り番につく話が始まる。でも結構展開が早くて、ルークはすぐに誘拐される。
    研究所でも、読者はルークと一緒になって情報を集めていくので面白い。研究所の大人達の背景はあまり語られないのも良い。
    そして脱出。ここで表紙の意味がわかる。

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    2023年08月31日
  • 異能機関 下

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    素晴らしいほどキングだった!

    超能力を持つ子供達を集める謎の研究所。12歳のルークは脱出できるか!?

    圧倒的な文章量、でも止まらない。
    力を合わせる子供たち、助ける南部の面々。
    息もつかせぬ後半の展開。

    いつも思う。
    キングの作品には必ず愛がある。

    読めて幸せだ!

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    2023年08月20日
  • 異能機関 上

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    素晴らしいほどキングだった!

    超能力を持つ子供達を集める謎の研究所。12歳のルークは脱出できるか!?

    圧倒的な文章量、でも止まらない。
    力を合わせる子供たち、助ける南部の面々。
    息もつかせぬ後半の展開。

    いつも思う。
    キングの作品には必ず愛がある。

    読めて幸せだ!

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    2023年08月20日
  • 異能機関 上

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    「異能機関(上)」(スティーヴン・キング : 白石 朗 訳)を読んだ。
    
なんか久しぶりにスティーヴン・キングを読んでいる。
    
これまでに読んだ作品は意外と少なくて
「ペット・セマタリー」
「ミザリー」
「11/22/63」
ぐらいだな。
    
 最近は電子書籍ばかり読んでいるので、二段組なんていつ以来だろう。
    
 この先の展開はまだ見えてこないのだが、『覚醒』してスプラッターになるのか、頭脳戦でチェックメイトするのか、いずれにしても期待値「大」である。
    
 さあ(下)に突入。

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    2023年07月20日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    恥ずかしながら私自身は本書を読むまで作品と名前が一致していなかったのだけれど、米国では誰もが知る巨匠エドワード・ホッパー。
    様々な作家の作品からなる『短編回廊』とは違って、一冊丸ごとエドワード・ホッパーの絵画から紡がれた物語はどこか懐かしく、登場人物とはこれまでもドラマや映画、小説などで出会っていたような不思議な既視感と絵そのものから漂う危うい気配にゾクゾクした。おもしろかった!

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    2023年05月10日
  • ドクター・スリープ 下

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    ネタバレ

    満足度高いです。読んでよかった。先に映画を観ているのでそこで感じたもやもやは結構晴れました。
    …どうしてこの方向で映画化しなかったんだろう、という新たなもやもやは生まれたけれど。
    ダンとアブラの絆が、〈かがやき〉持ちだけでなく、実は血縁関係があってふたりともジャック・トランスと同じ癇癪持ちなのはかなり重要でした。アブラにとってはダンは導きの人だけれど、ダンにとってのアブラは救いだなぁ。きっと。
    キューブリック版シャイニングしか観ていない知人との会話で「オーバールックホテルは焼失している」が食い違ってたのですが、そうかこれ小説版だけの展開だったのかと思いました。この作品では跡地をキャンプ地として

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    2023年05月07日
  • 心霊電流 下

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     幼少期に出会った神父は奇跡を起こす人だった。

     まあ、なにをどう言ってもネタバレになるんですよ。
     
     でも、幼少期の出会いから、落ちて、救われて、そして、っていうのが、エゲツないぐらいうまい。
     表現悪いけど、まじエゲツない。
     
     中高の切ない初恋から、落ちていくのが、本当に切ない。
     ダメってわかっていても、彼女が好き、彼女にいい所見せたい、ってそれが切ない。

     私は、だれかも憎んだりねたんだりしなくて、今いる。


     その幸せを、思わずかみしめるのである。

     
     …、もめっちゃ面白かったよ。
     

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    2023年02月24日
  • 夕暮れをすぎて

    購入済み

    「ウィラ」がよかったです。小説なのでしょうが、この人が描くと、なぜか当たり前のように、実話か本人の体験のように感じます。
    ほのぼのしながらぞっとするような、なんともいえない印象です。この人らしい作品です。

    #深い #泣ける #ほのぼの

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    2023年02月04日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    スティーヴン・キング自身の凄まじい人生を面白おかしく書きながら(面白おかしく書けるのは貴方が困難を乗り越えた証拠だからだ)、私は小説をこんな風に書くよ〜という作法まで全部ぎっっっつちり詰め込まれてて笑った。
    副詞への恨みが凄い。
    エッセイであり小説の書き方を記した本なのにあまりにも面白くて、読み終わるのが勿体なくて、結局2ヶ月かけてしまった。

    スティーヴン・キングの文章が好き過ぎる。
    小説を書くことの情熱を、そして配偶者やへの愛をどうしてここまでに書けるのか。
    天才。
    マーカーを引きまくったページを読み返すとまた心がほかほかしてくる。
    私はこの本を死ぬまで手放せそうにない。

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    2023年01月29日
  • 眠れる美女たち 下

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    上巻ではオーロラ病が蔓延し女性が次々と眠ってしまい、女性警察署長ライラまでもが眠ってしまうところで終わります。男はパニックに陥り右往左往するのみです。ここで読者の緊張が頂点になります。

    後半は一転してヴァイオレンスの連続で、ジェットコースターが落下するような展開が続きます。クリントンの籠城するドゥーリング女子刑務所にフランク率いる民兵隊が攻撃を仕掛け、それとは別にアームレスリングチャンピオンのヴァネッサのグライナー兄弟追跡劇もあります。ものすごい迫力です、街中の火器が集まっているのでそりゃあそうなるよねという感じです。男たちは他人には理解しがたい流儀をそれぞれもって争いに参加しているようです

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    2023年01月25日
  • 眠れる美女たち 上

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    上巻を読んでの感想。

    すぐに死亡すると思ったのに最後まで生き残ったのが2人います。1人は受刑者のセクハラ行為を繰り返す刑務官ドン・ピーターズ、もう1人は緑のベンツで猫を轢き殺す薬物中毒の形成外科医ガース・フリッキンジャー。クズ2人の今後の活躍が楽しみでもありおそろしくもあります。ちなみにP474のガースが小さな黒いバックと往診バックを手にして現れるところは良いシーンだと思いました、クズのくせにカッコつけてるところがです。

    ドゥーリング女子刑務所に女性が立て籠もり、男が包囲するような感じになると予想するのですが、想像を超える展開になると思うと楽しみです。



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    2023年01月19日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    人生は芸術の支援組織ではない。その逆である。
    という言葉が印象に残った。
    作者は幼いころからめちゃくちゃ書き続けて出版社に送り続けてきたことが分かり、尊敬した。創作のモチベを上げるにはいい本だと思う。
    反面、創作のために人生を犠牲にしてはいけないと、あのキングが言ったことにまたグッときた。

    あと個人的に印象深かったのは、副詞を削るというところ。文章がゴチャゴチャしてしまいがちなので、たまにこの言葉を思い出している。

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    2023年01月04日